夜がまた来るの紹介：1994年日本映画。ヤクザの組に麻薬の潜入捜査をしていた刑事が何者かに殺されました。残された妻の名美は、ヤクザ達にレイプされ、夫は汚職警官として犯罪者扱いされます。名美はヤクザに復讐しようとしますが、名美を助けるヤクザが現れ…という内容のバイオレンスアクション映画です。
監督：石井隆 出演者：夏川結衣（土屋名美）、根津甚八（村木哲郎）、寺田農（池島政信）、椎名桔平（柴田一哉）、永島敏行（土屋満）ほか
映画「夜がまた来る」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「夜がまた来る」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「夜がまた来る」解説
この解説記事には映画「夜がまた来る」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
夜がまた来るのネタバレあらすじ：起
刑事をしている土屋満（永島敏行）の拳銃を触る妻の名美（夏川結衣）。満は、池島組に潜入し、麻薬取引の捜査をしています。満の身を案じる名美を見て、満は名美を抱き寄せ愛し合います。数日後、満は港で水死体で発見されました。
葬儀が終わり悲しみに暮れる名美が一人で部屋にいると、池島組の若い衆たちが乗りこんできます。満の遺骨をばら撒きながら『シャブをどこに隠しているんだ！」と言って暴れ出します。止めに入る名美は、男たちにレイプされてしまいます。放心状態の名美は満の遺骨で手首を切って自殺をはかります。
目覚めた名美は病院のベッドにいました。名美の眼に飛び込んできたのは、週刊誌の『汚職警官！潜入捜査で麻薬を横流し』という記事でした。満は池島組の麻薬を盗み横流ししていたようだと、犯罪者扱いされています。
怒りに燃え、復讐を誓った名美は、ナイフを持って池島組の組員たちを狙っていました。それを見た池島組の幹部の村木（根津甚八）が、名美を止めに入ります。
夜がまた来るのネタバレあらすじ：承
復讐できなかった名美は、入水自殺をはかります。再び名美を助けた村木は、ホテルの部屋で名美を介抱し「二度と池島組の前に現れるな」と言って出て行きます。
池島が女好きだとという事を知り、池島行きつけのクラブに、名美はミツルの源氏名でホステスとして働きはじめます。早速池島が村木と柴田（椎名桔平）らを連れ入ってきます。名美は村木をチークダンスに誘い話しかけます。村木は「バカなことは止めろ」と言いますが、そこへ池島がやって来て名美と踊りはじめます。
池島はそのまま名美を誘い、飲みにつれ回して自宅へと呼びます。泥酔状態の名美にヤクを打って体を奪うと、子分の柴田にもやらせます。ベッドで眠りについた池島を殺そうとバッグからナイフを取り出した名美を「お前にぞっこんなんだ」と柴田が止めます。
やがて池島の女になった名美は、眠りこけた池島をナイフで刺します。しかし急所を外し、柴田達に捕まり暴行を受けます。柴田は「サツの回し者じゃないのか？」と言って子分たちに「お前ら、この女をやれ」とレイプさせ始めます。
夜がまた来るのネタバレあらすじ：転
そこへ村木が止めに入ります。柴田は「お前もグルか？」と迫ります。二人が殺し合いをしようとした時、池島がやって来ます。村木は池島に「サツにチクった奴は柴田が連れてきた奴だ」と言うと、柴田は「そんなはずはない」と言い返します。
村木は「柴田とオレのどっちを信じるんですか」と池島に言って、小指にナイフをあてます。村木に不信感を持つ池島が柴田の方を見た為、村木は小指をそのまま詰めました。池島は「ミツルを売り飛ばせ」と柴田に命令して立ち去ります。
名美は地方の売春クラブで、覚せい剤に溺れ、体を売っていました。その店に村木がやって来ます。名美を連れて自分の部屋に行きますが、名美はヤク中になっていて「股間を見せ、シャブをくれ」と暴れ出します。
村木はそんな名美を辛抱強く見守り、やがてヤクが抜けると、昔の名美に戻りました。そして名美は「拳銃の撃ち方を教えてください」と村木に言います。村木が教えると、名美は壁に発砲し「もう一回だけ助けてください」と村木に言い、二人は愛し合います。
夜がまた来るの結末
倉庫で池島組による開帳賭博が開かれていました。その時、警察による手入れが入ります。村木は池島を工事中のビルの屋上へエレベーターで逃がします。屋上で待っていたのは名美でした。拳銃を突きつけ「満をどうして殺したの」と迫ります。
池島は言い訳をしながら隙を見て名美の拳銃を奪うと、「満を殺した奴を教えてやる」と言います。そこへ村木がやって来て、池島を撃ちます。銃声を聞いた柴田が日本刀を持ってやって来ます。村木はとっさに柴田を撃つものの、柴田の反撃にあい切られてしまいました。
村木は落ちていた傘を拾い、柴田の胸を刺して屋上から柴田を突き落とします。村木が名美を見ると、名美は村木の落とした拳銃を両手でさすっていました。名美は「満の持っていた拳銃をどうしてあなたが持っているの」と言います。
村木はすべてを話します。村木は潜入捜査官で、１０年間池島組に潜入し、ヤクを横流しし、女も食い物にしていました。そこへ満が同じ潜入捜査官として入って来て村木の実態を知り「すべてをバラす」と言った事から、村木が満を殺したのでした。話を聞いた名美は村木を射殺。そして村木の遺体にすがり泣き続けるのでした。
以上、映画「夜がまた来る」のあらすじと結末でした。
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