映画「走れ！T校バスケット部」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
走れ！T校バスケット部の紹介：2018年日本映画。負け続きの弱小バスケットボール部に強豪校から転校生がやってくることから始まる快進撃！松崎洋のベストセラースポーツ小説を映画化した本作では、今をときめくイケメン俳優が多数集結。D-BOYSの志尊淳、EBiDAN39の佐野勇斗、劇団EXILEの佐藤寛太、ジュノン・スーパーボーイ準グランプリの鈴木勝大らがバスケットボール元日本代表半田圭史監修のもと、見事はボールさばきを見せている。また竹内涼真、千葉雄大もいいところでワンポイント出演している。
監督：古澤健 キャスト：志尊淳（田所陽一）、佐野勇斗（矢嶋俊介）、早見あかり（佐藤浩子）、戸塚純貴（川崎裕太）、佐藤寛太（牧園浩司）、鈴木勝大（川久保透）、YOU（小山先生）、椎名桔平（田所正道）、竹中直人（合宿所の管理人）、竹内涼真（佐藤準）、千葉雄大（北条一紀）、ほか
この解説記事には映画「走れ！T校バスケット部」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
田所陽一は子供の頃からバスケットボールが大好きで、母に応援されながらミニバスのチームで活躍していました。10歳の頃その母が病気で亡くなり、父の正道が仕事をセーブして一人息子の陽一の母親代わりをつとめてくれたのです。父はバスケよりも勉強に力を入れてほしいと思っていたようですが、陽一はバスケの強豪白瑞高校に入学しました。一年生からレギュラーとなった陽一は二年生になったある日、中学からの親友がチームメイトからいじめられているのを目撃し止めに入ります。しかしそのときから今度は陽一がいじめのターゲットになってしまいました。練習中に故意にぶつかってくる、パスが回ってこない、靴に納豆がかけられている…そして水やゴミを頭から掛けられその様子を撮影されてしまいます。撮影していたのはかつて助けたはずの親友でした。心が折れてしまった陽一は学校に行くことができなくなり、見かねた父と学校側に相談に行きますが、強豪校である白瑞高校は体面を気にして取りあってくれません。帰り道、二人は転校を決意します。
新しい学校は地元でT校と呼ばれる県立多田野高校。早速バスケ部のメンバーが勧誘に来ますが、父に「もう部活はやらない」と約束した陽一は当然断ります。時間ができた陽一は教会で英会話を習い始めますが、そこでモーガンという黒人男性と出会い１on１をして久しぶりにボールに触れました。翌日、バスケ部マネージャー浩子から引退試合を見に来て、と言われ陽一は体育館に向かいます。弱いT校は負けてしまいますが皆あたりまえのように談笑しています。そんな様子に浩子は怒り、陽一が入部してくれたら勝てたのに！とキャプテンの俊介を責めるのでした。
再び教会を訪れた陽一にモーガンが「君を必要としているチームがあるだろう。バスケは一人じゃできない」と話します。
次の日の放課後、キャプテン俊介が3on3で勝負を挑んできます。「俺たちが勝ったらバスケ部に入れ。お前が勝ったら二度と誘わない。好きにしていい」と。陽一と組むのはとおるとゾノ。二人はわざと負けて陽一をバスケ部に入れるようガリに言い含められます。パスを回さず勝つ気のない二人から陽一はあざやかにボールを奪いシュートを決めます。「バスケ好き？」と聞く陽一。ハイレベルな陽一の動きにつられ、とおるとゾノはシュートを決め楽しくなって俊介チームに勝ってしまいます。負けを認めた俊介に陽一は「はいりたいな、バスケ部」と告げるのでした。
父には言えずに部活を始めた陽一は、こっそりコインランドリーで洗濯して帰っていました。一年生をもう一人勧誘して7人体制になったバスケ部。ガリの家、みんなで寿司を食べながら顧問の小山先生が「目標！ウィンターカップ出場！」、夏休みに強化合宿をすると宣言します。そんな時陽一は偶然、父にバスケをやっていることがばれてしまいます。部活をやっていることではなく、約束を破って隠し事をしたことを父は怒っていたのですが、最後には「バスケがんばれ」と言ってくれたのでした。
兼部していた陸上部を辞めてきた とおるも加わり夏合宿スタート。着いたところは山の中の廃校でした。練習が終わり部屋で話をする部員たち。なぜT校に転校してきたかという話になり、白瑞でいじめられていたことを告白する陽一。でもT校で、また仲間を信じたいと思ったと話すと俊介は「カタキとろう！」と声を上げます。すると廊下で物音が…。でも誰もいませんでした。
10月になり予選直前、白瑞の部員に会い調子を崩す陽一。大学リーグのスター選手である浩子の兄にアドバイスをもらい、自分のプレーでみんなを引っ張る覚悟を決めます。そんなとき、白瑞とのトラブルで俊介が事故に遭ってしまいます。試合に出場できない俊介の代わりにキャプテンをかってでる陽一。そしてT校は勝ち上がりついに白瑞と決勝を戦うことになりました。試合当日、陽一たちは事務所に呼ばれ、転校6ヶ月以内の出場は禁止されている、と言われてしまいます。そこへ合宿所の管理人が現れ、彼をいじめていた白瑞高校にも問題があるが？協会長の許可があれば陽一の出場は問題ないと告げます。その管理人はバスケット協会会長だったのです。無事試合が始まり、思わぬ劣勢に苦しむ白瑞は次第にラフプレーを連発するようになります。次第に追い詰められていくT校。しかし後半、退院してきた俊介が加わり巻き返します。そして大事な場面で白瑞がファールでバスケットカウント、最後の最後1点差でT校が逆転勝利しました。
後日、陽一たちが改めて教会にモーガンをたずねていくと、そんな人物はいないと言われてしまいます。
屋上に集まるバスケット部員たち。正式に陽一が新キャプテンとなり、浩子の思いに気づいている俊介は陽一に浩子と付き合うようすすめるのでした。
以上、映画「走れ！T校バスケット部」のあらすじと結末でした。
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