アフター・クライシスの紹介:2010年イギリス映画。テロ攻撃で核爆発を起こしたイギリス。政府の閣僚らはテロ攻撃を察知し、爆発前に核シェルター「SNUB」にアメリカの政治家、政府要人の家族らと入っていました。スウィーニー少佐が責任者として任務に就いているSNUBですが、閣僚は職権を利用して指揮命令をとりはじめます。しばらくして近くの刑務所で被爆した囚人らがSNUBに侵入し、メンバー達を次々襲い始め…という内容のサバイバルホラー映画です。被ばくした囚人たちをゾンビのように扱っているのが、この映画の特徴です。
監督:ジョナサン・グレンデニング 出演者:ゲイリー・メイヴァーズ(スウィーニー少佐)、ジョナサン・ムーア(閣僚)、ハリエット・ソープ(エレイン)、ベンジャミン・ロウ(ジェイク)、アリス・ヘンリー(ターニャ)、サラ・ロイド・グレゴリー(アンナ)ほか
映画「アフター・クライシス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アフター・クライシス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アフター・クライシスの予告編 動画
映画「アフター・クライシス」解説
この解説記事には映画「アフター・クライシス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アフタークライシスのネタバレあらすじ:起
イギリスの政府閣僚が、テロリストによって議会に爆弾が仕掛けられている情報をキャッチします。閣僚は、秘密の地下シェルターSNUBに逃げ込むことにしました。一緒にいたアメリカの政治顧問のマーシャも連れだします。SNUBに着くと、政府要人の家族たちもいました。軍の兵士が「家族は入れない」と制止しますが、閣僚が職権を使い全員が入ることになります。
そのころ爆弾処理班が時限爆弾を見つけていました。複雑な配線をどうにか処理し、タイマーが止まってほっとします。しかし数秒後、タイマーは高速でカウントダウンを始め、議会が大爆発を起こします。その爆弾は核で、すべてを焼き尽くす炎が一瞬で広範囲を襲います。
SNUBの入り口にいた閣僚らも光を見て慌ててシェルターに入ります。中にはスウィーニー少佐が責任者としていました。閣僚、マーシャ、エレイン、その娘のアンナとターニャ、そしてソフィーとケビン、ジェイク、軍のピアス伍長、リー、ジルの11人がSNUBに入りました。閣僚は職権を利用し「私が指揮を執る」と述べます。
アフタークライシスのネタバレあらすじ:承
兵士たちが「音が聞こえる」と言います。調べに行った3人でしたが、そこにいたのは猫、でリーが思わず銃撃してしまいます。機械室ではジョーンズ軍曹が整備をしていました。
さっきの爆発で無線連絡が取れなくなったと言うスウィーニー少佐に対し、閣僚は「修理しろ」と命令します。放射能を遮断する防護服が3着あることから、ピアス伍長が、「自分たちが行く」と言ってリーを呼びます。
地上に出た3人は「酷い光景だ、赤く染まっている」と地上の様子を説明します。その時「何だあれは!」という声の後、マシンガンの銃撃音が響きます。3人は何者かに襲われましたが、スウィーニー少佐は「彼らを助けることで全員が死ぬかもしれない」と言って、じっとしていることにします。
そのころジョーンズ軍曹が、機械室で血痕を見つけていました。呼ばれたスウィーニー少佐は「誰にも言うな」と言います。何もすることのないシェルターではターニャが、ケビンを誘惑していました。キスをしてケビンがその気になった頃、姉のアンナが止めます。
アフタークライシスのネタバレあらすじ:転
スウィーニー少佐にマーシャが寄り添うようになります。激しくドアを叩く音がします。ドアの前に全員が集まると「救助隊かもしれない、扉を開けた方がいい」という意見と「3人を襲ったやつらかもしれない。開けたら殺される」という意見に別れます。
そこでスウィーニー少佐は「非常口から出て調べたらいい」と言います。すると、「破れていた防護服を修理した」と言ってケビンが持って来ます。閣僚はスウィーニー少佐に「お前が行け」と言うと、マーシャは「私が行く、彼はここの責任者だから残るべきだ」と言い、マーシャが非常口に向います。
スウィーニー少佐がキスをして送り出すと、マーシャは燃える大地を見て泣きだします。「帰ってこい」というスウィーニー少佐の声が届かず、泣き声は消えました。閣僚がスウィーニー少佐に「クビだ」と言った時、全身ケロイド状になった男が襲ってきます。すかさずエレインが射殺します。
スウィーニー少佐は「男の服は近くの刑務所の服だ、以前ここで作業をさせたことがある。あの刑務所は壁が厚いので、被ばくした囚人たちは生き延びて、食料を求めてここにやって来たんだ」と言います。
アフタークライシスの結末
被ばくした囚人たちが、次々侵入して襲ってきます。トイレでターニャが殺され、機械室でジョーンズも殺されました。拳銃を持ち自分だけ生き残ろうする閣僚に、エレインが怒りをぶつけます。
そのころ、マーシャは真っ赤に焼けた地上を彷徨っていました。そしてジルを見つけます。ジルを助けようとしましたが無理でした。スウィーニー少佐の誘導で逃げる一行でしたが、途中でケビンが殺されます。一人寝ていたソフィーも殺されていました。するとマーシャが戻って来ます。「ジルはダメだった、地上でヘリが待っている」というマーシャの言葉に、全員が地上に出ます。
ヘリコプターに向かって走り、スウィーニー少佐を先頭に、ジェイク、アンナ、エレインが乗ります。最後に走ってきた大臣はエレインが突き飛ばして乗せませんでした。大臣は囚人らに襲われます。スウィーニー少佐はマーシャを抱き寄せキスをするのでした。
以上、映画「アフター・クライシス」のあらすじと結末でした。
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