貞子DXの紹介:2022年日本映画。すっかりジャパニーズホラーの象徴となってしまった「リング」シリーズの貞子が、また新たな恐怖を巻き起こします。本作で通算8作目。今度はIQ200を超える主人公・文華が天才的な頭脳を駆使して貞子の呪いに挑みます。
監督:木村ひさし 出演:小芝風花(一条文華)、川村壱馬(前田王司)、黒羽麻璃央(感電ロイド)、八木優希(一条双葉)、渡辺裕之(天道琉真)、西田尚美(一条智恵子)、池内博之(ケンシン)、ほか
映画「貞子DX」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「貞子DX」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「貞子DX」解説
この解説記事には映画「貞子DX」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
貞子DXのネタバレあらすじ:起
全国で原因不明の心不全で死亡する例が多発しています。IQ200を超え、クイズ番組などで活躍する一条文華が、世界的に有名な霊媒師ケンシンと出会い、特番に出演しました。
内容は最近多発する不審死について。亡くなった全員が「呪いのビデオ」を購入していた共通点があることから、これは呪いなのではないかという方向で進行していきます。
ケンシンは過去にあった呪いが復活し、過去に7日間で死に至ったとされていたものが、現代では24時間で死ぬことに進化していて、SNS等で拡散すればとんでもないことになるのだと力説しました。
しかし、文華は非科学的なものは信じないとケンシンに真っ向から対立し、呪いは恐怖心からくるプラセボ効果みたいなものだと指摘します。結果、文華がケンシンを論破したような形になり、視聴者も大喜びでした。
撮影後、文華はすれ違ったケンシンに先程の発言を侘びると、ケンシンは方程式では解けない呪いは存在するのだと、とあるビデオテープを文華に手渡します。文華は家に持ち帰り家族にそのことを伝えると、文華同様に非科学的なものは信じない妹の双葉が、それに興味を持ち鑑賞してしまいます。
貞子DXのネタバレあらすじ:承
それは井戸から這い上がる人の目線で映されている内容でした。這い上がった先が自分の家だったことに不気味さを覚えた双葉が外を見ると、白い服を着た女性がいたのです。
それは翌日にも続きます。亡くなったはずの叔父が白い服を着て立っています。それは友人には見えないことから、呪いのビデオが本物であると確信した双葉は、文華に助けを求めました。
文華は何かの手掛かりを得られるのではないかと、ケンシンを訪ねていきました。そこには自称占い師で呪いのビデオを見た愛という女性を救うために、自らビデオを見た前田という男がいました。
過去の呪いは別の人に見せる事で呪いを解いてきたことを知っていた前田でしたが、結果愛は死ぬことになり、次は自分の番だと怯えていたのです。ケンシンは前田の呪いを解くため、文華と前田、ケンシンと助手の4人で呪いのビデオを見ることにしました。
儀式は成功し、これで前田は救われます。しかし、文華やケンシンには24時間のタイムリミットが出来てしまったのです。やがて前田のタイムリミットが過ぎました。安堵の表情を浮かべる文華、そして文華は呪いの正体が天然痘によるウイルスだということ、感染者が見る白い服の女・貞子は幻覚症状なんだと気づきます。
貞子DXのネタバレあらすじ:転
何故タイムリミットが7日間から24時間に変わってしまったのかに違和感を感じていた文華でしたが、双葉のタイムリミットが近づいていることに気づきました。そして文華はケンシンのフォロワーである感電ロイドという引きこもりのハッカーから、前田が死ななかったことに対する分析内容を聞きます。
それは、複数人でビデオを見たことでウイルスが分散し、抗体ができたのではないかという分析でした。すぐさま文華は双葉に連絡を取り、母親の智恵子とビデオを見るように指示します。リミットが過ぎ、双葉の前に貞子が現れますが、すでに智恵子とビデオを見た後だったので、貞子は姿を消します。
感電ロイドが呪いのビデオを広めた人間を突き止めるべきだと話し、突き詰めると、拡散者がケンシンだということに辿り着きます。ケンシンはそれを否定することなく霊媒師としての存在感を高めるためだったと話しました。
多くの人が死んだことにもエンターテイメントだと言って憚るケンシンの前に現れたのは貞子でした。ケンシンは貞子に井戸の幻覚を見せられ死亡します。呪いは解けたはずなのに何故?と焦る文華、さらには文華の前にも貞子が現れだしたので、文華は自分の理論が間違っていたことに気づきます。
貞子DXの結末
しかし、世間では文華の間違った理論が拡散していて、沢山の人がビデオを見た状態になっていました。文華と前田はケンシンが呪いのビデオをダビングしたとされる天流神社に向かいます。
タイムリミットの近い智恵子や双葉も呼び出し、引きこもりのはずの感電ロイドもやってきます。天流神社で何か手掛かりを探すものの、なかなかこれという物が見つかりません。しかし、文華はケンシンや愛と自分たちの決定的な違いを見つけ出したのです。
それは、24時間以内にもう一度ビデオを見る事でした。確信的な事実を知り、5人は再び呪いのビデオを見始めますが、リミットギリギリだったため貞子に襲われてしまいます。ギリギリのところで難を逃れ、5人は生き延びることができました。
生き延びるための方法はすぐに拡散されていきます。これにより死者は減っていきましたが、多くの人が毎日呪いのビデオを見ないといけなくなったのです。リミットが近づき貞子が現れる。こんなシーンも当たり前になっていきました。
呪いビデオの終わり、井戸から出た貞子の目線は、映画館の劇場の前を映しています。気づいた観客がパニックになり逃げ惑います。
以上、映画「貞子DX」のあらすじと結末でした。
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