サクラ大戦 活動写真の紹介:2001年日本映画。TVゲーム「サクラ大戦」の劇場アニメーション。帝都を降魔から守る秘密部隊「帝国華撃団・花組」に欧州星組で隊長だったラチェット・アルタイルが研修のためやってきました。真宮寺さくらなどの花組の隊員たちは、ラチェットを歓迎しますが、ラチェットの合理主義的な考え方に戸惑います。そんな時、帝都の降魔撃退の任を帝国華撃団からグラス・スチュアート社の自動人型霊子甲冑ヤフキエルに引き継ぎことになりましたが、裏では、帝国陸軍にヤフキエルを売り込もうとするグラス・スチュアート社社長ブレント・ファーロングが暗躍していました。
監督:本郷みつる 声優:真宮寺さくら(横山智佐)、神崎すみれ(富沢美智恵)、マリア・タチバナ(高乃麗)、アイリス(西原久美子)、李紅蘭(渕崎ゆり子)、桐島カンナ(田中真弓)、ソレッタ・織姫(岡本麻弥)、レニ・ミルヒシュトラーセ(伊倉一恵)、ラチェット・アルタイル(久野綾希子)、ブレント・ファーロング(山寺宏一)、大神一郎(陶山章央)、ほか
映画「サクラ大戦 活動写真」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サクラ大戦 活動写真」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
サクラ大戦 活動写真の予告編 動画
映画「サクラ大戦 活動写真」解説
この解説記事には映画「サクラ大戦 活動写真」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サクラ大戦 活動写真のネタバレあらすじ:起
太正一五年一二月二十四日、帝都東京では、帝国歌劇団・花組によるクリスマス公演が華やかに開催されていました。花組の隊長である大神一郎は巴里に旅立って不在でしたが、真宮寺さくらをはじめとする花組の隊員達は、一致団結して日々の業務をこなしていました。
ある日、ラチェット・アルタイルという少女が大帝国劇場を訪れました。ラチェットは、今は花組に所属しているソレッタ・織姫やレニ・ミルヒシュトラーセがかつて所属していた欧州星組の元隊長だった人物で、帝国華撃団に来たのは、紐育(ニューヨーク)に設立が計画されている華撃団の研修のためでした。
そんな時、降魔が出現し、真宮寺さくら達帝国華撃団・花組は、霊子甲冑「光武・改」に乗り込み出撃しましたが、その現場には、ラチェットも霊子甲冑「アイゼンクライトIII型」に乗り込みやってきました。
しかし、ラチェットは、花組の隊員たちと協力しようとせず独断で降魔に立ち向かい、花組隊員たちを困惑させます。さらに、正体不明の人型蒸気も現れ、花組の隊員達はショックを受けました。
サクラ大戦 活動写真のネタバレあらすじ:承
その頃、陸軍では、グラス・スチュアート社の無人で動く自動人型霊子甲冑「ヤフキエル」の導入が、政治家の田沼の肝いりで検討されていました。花小路は導入に否定的でしたが、その後の降魔との戦闘において、花組よりヤフキエルの実績が上回ったことから、帝都の降魔撃退の任は、花組からヤフキエルに引き継がれることになりました。
さらに、帝国華撃団司令である米田や花小路が行方不明となり、帝国華撃団は当分の間、活動を凍結されることになりました。さらに、降魔討伐のためヤフキエル部隊を引き連れて出撃した織姫ですが、指定の場所に降魔はおらず、謎の人形師パトリック・ハミルトンに拉致されてしまいました。
また、マリア・タチバナは、ヤフキエルの秘密を探るため、グラス・スチュアート社のヤフキエルの工場に侵入しますが、パトリックに妨害されます。マリアは、パトリックから逃れるため川に飛び込み、そのまま行方不明となりました。
サクラ大戦 活動写真のネタバレあらすじ:転
為すすべがなくなった花組の隊員たちでしたが、今できることをやろう、というさくらの呼びかけに花組の隊員たちは同意し、大帝国劇場に侵入して光武・改を奪取しました。
その頃、行方不明となっていた米田や花小路は、グラス・スチュアート社社長のブレント・ファーロングの前に連れてこられました。降魔の襲撃など一連の事件は、陸軍にヤフキエルを納入させるためのブレントの陰謀でした。そして、花組が光武・改を奪取した事を知ったブレントは、花組に向けて降魔を差し向けました。
銀座にて降魔と対峙した花組は、帝都防護陣を展開して降魔を一掃します。しかし、一台のヤフキエルがその場から逃走し、追いかけたところ、花組の前にパトリックに操られた織姫が立ちはだかりました。織姫が花組を攻撃しますが、仲間である織姫を花組の面々は攻撃できません。
その時、ラチェットが織姫を攻撃しようとしますが、レニが身を挺してそれを防ぎました。それを見た織姫は、自らに攻撃をかけて搭乗している光武・改を破壊し、それによりパトリックの呪縛から逃れました。
サクラ大戦 活動写真の結末
その頃、月組の活躍により米田や花小路は解放され、さらに、ヤフキエルの工場も爆破されたことにより追い詰められたブレントは、数十台のヤフキエルと一体化し巨大な降魔となって花組の前に現れました。花組は、降魔となったブレントに攻撃をしますが、ブレントの圧倒的な力の前に歯が立ちません。
そして、ブレントが追い詰められたさくらにとどめを刺そうと腕を振り落とした時、突如ブレントの腕が吹き飛ばされました。それは、巴里から急きょ駆け付けた花組の隊長大神が搭乗した光武F2からの一撃でした。そして、ブレントの弱点に気が付いた李紅蘭の攻撃によりむき出しにされたブレントをさくらが一刀両断し、ブレントを倒すことができました。
ブレントの死により一連の騒動が終息に向かう中、逃亡を図るパトリックの前に行方不明となっていたマリアが現れ、李紅蘭が作成した特殊弾によりパトリックを倒しました。
平和が戻った後、帝国歌劇団・花組により公演された「海神別荘」で主役を演じるラチェットは、本来のセリフではなく、アドリブで自分はブレントの意を受けて花組にやってきたことを告白し謝罪しました。それを聞いた花組の隊員たちは、それぞれの言葉でラチェットの謝罪を受け入れました。
以上、映画「サクラ大戦 活動写真」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する