いつか晴れた日にの紹介:1995年イギリス,アメリカ映画。19世紀のイギリスを舞台に、貴族が遺した3人の娘の切ない恋愛模様を、遺産相続の問題などを絡めて描きます。主演のエマ・トンプソンが脚本を手掛けており、アカデミー賞で脚色賞を受賞しています。
監督:アン・リー 出演者:エマ・トンプソン(エリノア・ダッシュウッド)、ケイト・ウィンスレット(マリアンヌ・ダッシュウッド)、ヒュー・グラント(エドワード・フェラース)、アラン・リックマン(ブランドン大佐)、ジェマ・ジョーンズ(ダッシュウッド夫人)ほか
映画「いつか晴れた日に」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「いつか晴れた日に」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「いつか晴れた日に」解説
この解説記事には映画「いつか晴れた日に」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
いつか晴れた日にのネタバレあらすじ:起
19世紀のイギリス。貴族のダッシュウッド家の当主が3人の娘、エリノア(エマ・トンプソン)、マリアンヌ(ケイト・ウィンスレット)、マーガレット(エミリー・フランソワ)を遺してこの世を去ります。当主は夫人(ジェマ・ジョーンズ)と3姉妹の身を案じ、前妻との息子ジョン(ジェームズ・フリート)に彼女らの面倒を見るよう言い残していましたが、ジョンの妻ファニー(ハリエット・ウォルター)はこれを認めず、彼女らには年500ポンドの遺産しか渡されないなどの冷遇を受けます。そんな時、ファニーの弟エドワード(ヒュー・グラント)が3姉妹の住む屋敷にやってきます。長女のエリノアは謙虚で誠実なエドワードに惹かれていきますが、3姉妹と母は程なく叔父のミドルトン卿(ロバート・ハーディ)の別荘バートン・コテージに移り住むこととなり、エドワードもまた母のいるロンドンに呼び出され、エリノアとエドワードは互いの想いを伝えられずに離れ離れになってしまいます。
いつか晴れた日にのネタバレあらすじ:承
一家がバートン・コテージで慎ましい生活をしているある日、ミドルトン卿の友人ブランドン大佐(アラン・リックマン)が彼女らのもとを訪れ、マリアンヌに一目惚れします。しかしマリアンヌは年の離れたブランドン大佐に全く興味を示さず、精悍な青年貴族のウィロビー(グレッグ・ワイズ)と付き合い始めます。ブランドン大佐はそんな彼女の様子に、彼女への切ない想いを胸の内に秘めながらも紳士的に振舞っていました。しかしある日、ウィロビーは突然、訳も話さぬままロンドンへ旅立ってしまい、マリアンヌは深く悲しみます。さらに、エノリアが想いを寄せているエドワードは5年前にルーシー(イモジェン・スタッブス)という女性と極秘婚約していたことが発覚、エリノアは深く苦悩します。
いつか晴れた日にのネタバレあらすじ:転
落込むマリアンヌを見かねたジェニングス夫人(エリザベス・スプリッグス)の好意で、マリアンヌとエリノアはロンドンに行くことになりました。喜んだマリアンヌはウィロビーに手紙を出しますが、返事は来ませんでした。数日後、舞踏会の場で、マリアンヌはウィロビーと再会しますが、既にウィロビーは裕福な娘との結婚を決めていました。さらに数日後、エリノアとマリアンヌの滞在先をエドワードが訪ねてきます。しかし、エドワードの傍らにルーシーがいるのを見たエリノアは素っ気ない対応をします。その後、エリノアのもとにエドワードがルーシーと正式に婚約したとの知らせが舞い込み、マリアンヌとエリノアは失意のうちに自宅に戻っていきます。
いつか晴れた日にの結末
自宅へ向かう途中、マリアンヌは吹き荒れる嵐のなか、ウィロビーの家が見える丘へ駆け上がっていきました。感染症にかかり、高熱を出して倒れたマリアンヌを救ったのはブランドン大佐でした。生死の淵を彷徨っていたマリアンヌはエリノアの必死の看病の甲斐あって奇跡的に回復、生命を救ってくれたブランドン大佐に感謝します。やがてマリアンヌは大佐に想いを寄せるようになりました。それからしばらくして、エドワードが突然姉妹のもとを訪れてきました。ルーシーはエドワードの弟に心変わりしており、エドワードはルーシーと婚約を解消したことを報告に来たのです。そしてエドワードは、改めてエリノアに愛を告白します。そして、大勢の人々が祝福するなか、エリノアとエドワード、マリアンヌとブランドン大佐の二組の結婚式が行われました。
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