映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王の紹介:1993年公開のアニメーション映画。クレヨンしんちゃん映画シリーズ第1作目。ひょんなことから平行世界に来てしまった野原一家。そこで目にしたのは宇宙から来た「ハイグレ魔王」の侵略に怯え、アクション仮面に助けを求める人々!?実はしんちゃんがテレビで見ていたアクション仮面は、別々の世界を行き来していた本物のヒーローだった!最強の5歳児野原しんのすけが、大好きなヒーローと一緒に強敵へ立ち向かう!
映画「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」解説
この解説記事には映画「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王のネタバレあらすじ:アクション仮面の危機と幻のカード
大人気の特撮番組「アクション仮面」の撮影中、突然起きた爆発に倒れるアクション仮面こと俳優の郷剛太郎。煙の中から現れた謎の仮面が、ベルトから小さな球体「アクションストーン」を強奪して姿を消した。足を怪我したために、代役を立てるスタッフ。撮影現場には、爆発が原因で起きた巨大なクレーターが残されていた。夏の昼頃、しんのすけは友達と一緒に、お菓子のチョコビに付いてくる「アクション仮面カード」の話題で盛り上がっていた。カードの種類ごとに作られている数に違いがあり、ゾロ目のカードは少なく当たりづらい。なかでもナンバー99のカードは最も入手が難しく幻のカードとも呼ばれていた。家に帰り、母親のみさえとの攻防に勝ったしんのすけは大好きなアクション仮面を見るためテレビを付ける。しかし、番組でアクション仮面を演じていたのが、怪我をした郷剛太郎の代役だったことに気付き不満を漏らすしんのすけ。消されたテレビの画面に、妙なもの(アクションストーンを奪った仮面の人物)が映ったとみさえに指摘するも相手にされなかった。
映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王のネタバレあらすじ:巡り合ったナンバー99
夏休みに入ったしんのすけは、みさえと買い物に出かけた先で双葉堂と看板を掲げた古い駄菓子屋を見つける。中にいた老婆にチョコビをねだると、箱に入った大量のチョコビから1つを選んでみせた。中に入っていた黄金のカード、ナンバー99のカードを見て微笑む老婆。正体は着ぐるみを着ていたアクション仮面のパートナー、桜ミミ子。しんのすけたちが店を出たあと合流した剛太郎とともに第1段階終了を喜び、すぐに第2段階に入ることを話し合った。
映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王のネタバレあらすじ:家族で海へ
数日後、車で海に出掛けた野原一家。長く続く渋滞に痺れを切らした父親ひろしは、横道を走り抜け海を目指そうとする。そこで目にしたのは、アクション仮面を模した巨大なモニュメントと謎のアトラクション施設だった。中に入ると案内人らしき男が現れ、しんのすけの持っていたナンバー99のカードを入場券として認め奥にある「異次元移動マシン」と称したアトラクションに一家を乗せる。内部でアトラクションを体験するしんのすけたちだが、外では案内人に扮していた剛太郎とミミ子が、ミミ子そっくりな少女にアクション戦士を送ったと連絡を取っていた。気が付くと乗り物に乗ったまま眠っていた野原一家。不思議な感覚に戸惑いながらも家に帰り、就寝する。
映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王のネタバレあらすじ:別世界の大事件
翌日、新聞を読んでいたひろしは見出しの「地球は今大ピンチ!!早く来てくれアクション仮面!」の文字に困惑する。更に、会社へ向かう途中ハイグレ姿で街中に現れた人々を目撃して家に帰って来た。そこへ一台の車が現れ目の前で止まり、背後からストッキングを被った謎の二人組(パンスト団の団員)が現れるが、車中から飛び出してきた少女がこれを撃退。彼女はミミ子の双子の姉桜リリ子と名乗り、同じ車に乗っていた北春日部博士やミミ子とともにアクション仮面を支える存在だった。家に戻り、テレビのニュースを見たひろしとみさえは宇宙からやって来たハイグレ魔王とハイグレ星人が新宿を占拠し、人々をハイグレ光線で、ハイレグ水着を着たハイグレ人間に変えてしまい、支配下の地域をどんどん広げここ埼玉まで迫っていることを聞かされる。ハイグレ魔王は1週間前に飛来したと聞き、そんな話は聞いたことが無いと訴えるひろし。そこでリリ子は、ここがしんのすけたちの住んでいた世界と次元が違う別世界だと説明する。本来世界同士で行き来が出来ず、そのためにはアクションストーンとナンバー99のアクションカードが必要だという。昨日体感したアトラクションは「本物の異次元移動マシン」であり、特撮ヒーローのアクション仮面もこちらの住人で、正真正銘正義のヒーローだったのだ。撮影現場を襲撃し、アクションストーンを奪ったハイグレ魔王のせいで元の世界に戻れずにいる彼を助けるため、カードによってしんのすけとその家族がアクション戦士として選ばれたという。そこへ北春日部博士が、予備に持って来ていたアクションストーンが無くなったと慌てて皆のいる居間へやって来る。実はしんのすけが飴玉だと思って口にし、そのまま飲み込んでしまっていた。
映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王のネタバレあらすじ:敵の襲撃
園児だけでも避難させるため野原家にやって来たふたば幼稚園のバスと園長。みさえ達も一緒に乗ろうとするが、ハイグレ魔王の配下Tバック男爵が現れ、アクションストーンを渡すよう脅迫する。愛犬のシロを連れにバスを離れていたしんのすけのカンチョーが決まり、難を逃れたバスはしんのすけの体内にあるアクションストーンを取り出すため、途中でハイグレ星人に襲われたふたば幼稚園から逃げて来たまつざか先生を乗せて、北春日部博士の秘密研究所へ向かう。しかし、まつざか先生は既にハイグレ人間にされたスパイだった。研究所に張られたバリヤーを解き、三人組の幹部ハラマキレディースとパンスト団が侵入。襲い来るハイグレ光線をかいくぐり、リリ子はしんのすけにアクション仮面を呼ぶための方法を説明する。ハイグレ魔王のいる新宿は世界を繋ぐ入口で、アクションストーンとカードを合わせればそこでアクション仮面を呼び出すことが出来ると教える。北春日部博士が用意したスーパー三輪車でシロとともに新宿へ針路を取る。
映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王のネタバレあらすじ:立ちはだかる幹部
スーパー三輪車のおかげで、話せるようになったシロと空を行くしんのすけ。途中で追いついてきたハラマキレディースの妨害に会い、対抗するため三輪車に備えられた機能を駆使するしんのすけ。攻撃をかわし、逃げている途中でハラマキレディースの乗っていたマシンが故障し墜落する。間一髪で三人を助けたしんのすけはその場にハラマキレディースを残しハイグレ魔王の宇宙船がある新宿へ到着した。しかし、最後の幹部Tバック男爵が立ち塞がった。乗っていた飛行物体から巨大ミサイルを発射され、急いで逃げるしんのすけ。誘導装置があるのかどこまでも追い続けるミサイルを、しんのすけはTバッグ男爵の目の前で急上昇することで難を逃れ男爵はミサイルに直撃した。しかし、爆発に巻き込まれしんのすけのスーパー三輪車が大破。ハイグレ魔王の宇宙船まで辿り着くが、入口で完全にバラバラに壊れてしまい、シロも喋れなくなってしまった。シロをその場に残し、しんのすけは単身宇宙船の奥へ進んでいく。
映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王のネタバレあらすじ:遂に登場、アクション仮面!
宇宙船内部を進むしんのすけだが、中は広くどこに行けば分からない。途方に暮れるしんのすけの前に小さな立体映像に映された仮面の人物が現れる。ハイグレ魔王の場所へ案内してくれると聞いて後に続き、扉をくぐった先には立体映像と同じ姿の人物――ハイグレ魔王が待っていた。仮面を外して目にした顔に、「きれいなおねいさん」と喜び駆け寄るしんのすけ。抱き上げられ近くで見てようやく相手がオカマでハイグレ魔王本人だと気付く。逃げようとするしんのすけだが、不思議な力で体内にあったアクションストーンが取り出され、目の前で粉々に砕かれてしまった。怒りにまかせて蹴りあげた足が、ハイグレ魔王の耳飾りに当たり、中から撮影現場で奪ったアクションストーンを見つけるしんのすけ。石を取り戻し、カードと一緒にズボンの中に隠したしんのすけは、リリ子に教えられた通りアクション仮面に助けを求め叫ぶ。瞬間、石とカードが合体して、しんのすけのズボンの中からアクション仮面が姿を現した。対峙するハイグレ魔王はアクション仮面に「登りっこ勝負」を持ち掛け、負ければ潔く地球侵略を諦めるという。勝負を快諾したアクション仮面としんのすけは宇宙船の頂上にある、ハイグレ魔王を模した塔に案内される。
映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王の結末:VSハイグレ魔王
塔の頂上にあるボタンを先に押した者が勝ち、というルール―の下両者同時にスタートする。どちらも相手を妨害、牽制するなかハイグレ魔王が先頭に立つが、アクション仮面の肩に乗っていたしんのすけのカンチョーが命中。動きの遅くなった隙をつき、一気にスパートをかけるが頂上のボタンを押したのは同時だった。押したボタンの中から二振りの剣が出現し、最終決着はこれで着けることになる。次々繰り出される剣戟。互角とも思える戦いを制したのはアクション仮面だった。剣を弾き飛ばされ無防備になったハイグレ魔王に剣を突きつけ、勝負が決まったことを宣言するアクション仮面と、それを甘んじて受け入れるハイグレ魔王。しかし、次の瞬間には一転してふてぶてしい態度をとり、異形の姿でアクション仮面を襲う。剣を溶かされ必殺のアクションビームを撃つが、ダメージが与えられず苦戦を強いられるアクション仮面。傍で応援していたしんのすけが両手を胸の前で握ると、アクションストーンが輝きを放つ。石にビームを放つ力があると気付いたしんのすけは、掛け声とともにアクションビームを撃ち放った。二重の攻撃を浴びて倒れてハイグレ魔王は今度こそ自分の負けを認め、地球侵略から手を引き宇宙に去った。ハイグレ人間にされた人たちも元に戻り、しんのすけは家族とともに時空移動マシンで元の世界に帰るのだった。家に帰った後、しんのすけ宛に贈られたアクション仮面変身セットを身に着け遊びだすが、「怪人昼寝オババ」のセリフを聞いたみさえに追いかけられ幕を閉じる。
以上が、クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王のあらすじと結末です。
映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王の声優・監督
監督:本郷みつる 出演者:矢島晶子(野原しんのすけ)、ならはしみき(野原みさえ)、藤原啓治(野原ひろし)、玄田哲章(アクション仮面/郷剛太郎)、野沢那智(ハイグレ魔王)ほか
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