クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲の紹介:2001年日本映画。映画クレヨンしんちゃんシリーズ9作目の作品で、最も感動し考えさせられる作品だと言われています。春日部に誕生した「20世紀博」は70年代の日本の懐かしいテレビ番組やアニメや物事に浸れるテーマパークでした。大人たちは自分たちの子供時代を思い出し、童心に帰り我を忘れて楽しんでしまいます。その結果巻き起こる事件を描いています。野原家は事件に巻き込まれる中、途中家族の気持ちがバラバラになってしまいます。自分たちのエゴが優ってしまい、家族の大切さを忘れてしまいますが、本当に大切なものに気づきます。その家族の絆を取り戻す野原一家の過程が描かれます。
監督:原恵一 出演:矢野晶子(野原しんのすけ)、ならはしみき(野原みさえ)、藤原啓治(野原ひろし)、こおろぎさとみ(野原ひまわり)、シロ(真柴摩利)、納谷六朗(園長先生)、津嘉山正種(ケン(イエスタディ・ワンスモア)、小林愛(チャコ)ほか
映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」解説
この解説記事には映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲のネタバレあらすじ:20世紀博」
しんのすけ一家は春日部に出来た「20世紀博」を訪れます。その博覧会は70年代の日本の懐かしいテレビ番組やアニメに浸れる、大人が楽しむ博覧会でした。夢中になる大人たちを見て、しんのすけたちは不満に思います。しんのすけたちが家に帰ってくると、「20世紀博」のスタッフからお知らせが届きます。お知らせはテレビを通してしんのすけの家に届きます。そのお知らせを見てから、しんのすけの両親の様子がおかしくなります。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲のネタバレあらすじ:様子のおかしい大人たち
親としての役目を果たさなくなり、子供のようにお菓子を食べ自分勝手に過ごします。おかしくなった両親の代わりにしんのすけは妹のひまわりの面倒を見ます。それでも母親のみさえは食事も作らず、父親のひろしは仕事に行きません。しんのすけは仕方なく、ひまわりをおぶって幼稚園へ向かいます。その道中も子供に戻ったような自己中心的な傍若無人な大人たちを目にします。そしてある音楽と共にたくさんの車がやってきて大人たちはみんなその車に乗り込んでしまいます。大人のいなくなった春日部の街では子供たちが会議を開きます。それは春日部でなく全国のあらゆるところで起こっていました。テレビは全て古い番組となってしまい、子供たちはお腹を空かせます。荒れ果てた街で子供たちのサバイバルが始まります。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲のネタバレあらすじ:大人たちとの攻防
「20世紀博」のスタッフたちは今度は子供をさらっていくようになります。言葉たくみに両親に合わせてやると言って、実は「20世紀博」のスタッフにさせるために親と隔離して教育させるためでした。スタッフのリーダーであるケンとその恋人のチャコは容赦なく子供を連れ去るようスタッフに支持します。ほとんどの子ともたちは連れ去られてしまいますが、春日部防衛隊であるしんのすけたち一行は捕まらず、幼稚園バスをのっとて見事なカーチェイスを繰り広げます。しんのすけに自分の愛車を傷つけられてリーダーのケンは執拗にしんのすけたちを追い詰めます。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲のネタバレあらすじ:思い出した父と母
しんのすけたちは結局ケンたちに捕まってしまいます。そして大人たちが子供のころの懐かしい匂いをかがされて、そのころの思考に戻ってしまっていることを知ります。しんのすけはひろしとみさえに自分とひまわりの両親であることを思い出させるために、二人にひろしの靴の匂いをかがせます。ひろしの靴の匂いはケンたちが開発した匂いよりも強烈で二人は今までの記憶を取り戻します。そうやって大人になっていったか、そして家族を作り今までその愛しい家族をどうやって守ってきたかまで。正気にもどったひろしとみさえは、自分たちをこんな目に合わせた「20世紀博」のスタッフたちを相手にしんのすけたちと戦うことを決意します。そしてケンたちが東京タワーからもうすぐもっと強烈な匂いを放ち、日本中を70年代に完全に戻してしまう計画があることを知ります。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲の結末:前に進むということ
春日部防衛隊のしんのすけとひまわり以外はスタッフたちに捕まってしまったので、ケンたちの計画を阻止できるのは、しんのすけ一家だけとなってしまいます。しんのすけ一家は心をひとつにしてケンたちの計画をそししようと、エレベーターの使えない東京タワーをスタッフの妨害をかわしながら駆けあがります。上に昇るにつれて家族はスタッフに捕まってしまい、上層部ではしんのすけ一人になってしまいます。その様子を「20世紀博」の住人はテレビの実況で視聴します。実況を見ている住人たちはしんのすけ一家の番組を見ているうちに、家族の大切さに心を揺さぶられていきます。そして今を一生懸命生きている家族たちを見て、「今を生きる」ことの大切さに気づいていきます。しんのすけはぼろぼろになりながら、匂い発散装置の前までいきますが、ゆうゆうとエレベーターできたケンとチャコに追い抜かれてしまい、力つきて倒れてしまいます。ボタンを押そうとするケンですが、すでに「20世紀博」の住人が心変わりをし匂いが効かない状態になったことを知ります。匂い拡散はしんのすけ一家の力により阻止されました。行き場の失ったケンとチャコは東京タワーから飛び降りようとしますが、しんのすけが二人に「ずるいぞ!」と叫びます。2人はその言葉で我に返り、飛び降りることを辞めて、今を生きて前に進んでいこうと思います。しんのすけの「ずるいぞ!」は「バンジージャンプを二人だけでしてずるいぞ!」という意味だったと言いますが、本当のところは分かりません。元の生活に戻ったしんのすけ一家と春日部の人たちはまた、普段の生活に戻ります。時を刻み、一歩一歩前に進みながら・・・。
以上、クレヨンしんちゃん「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」のあらすじと結末でした。
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