アクトレス 女たちの舞台の紹介:2014年フランス,ドイツ,スイス映画。若い頃の役を新進女優に奪われ、世代交代に直面する大物女優の葛藤と挑戦を、スイスの美しい自然を舞台に描いた人間ドラマです。
監督:オリヴィエ・アサヤス 出演者:ジュリエット・ビノシュ(マリア・エンダース)、クリステン・スチュワート(バレンティン)、クロエ・グレース・モレッツ(ジョアン・エリス)、ラース・アイディンガー(クラウス)、ジョニー・フリン(クリストファー)ほか
映画「アクトレス 女たちの舞台」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アクトレス 女たちの舞台」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アクトレス 女たちの舞台の予告編 動画
映画「アクトレス 女たちの舞台」解説
この解説記事には映画「アクトレス 女たちの舞台」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アクトレス 女たちの舞台のネタバレあらすじ:起
大物女優マリア・エンダース(ジュリエット・ビノシュ)はマネージャーのバレンティン(クリステン・スチュアート)と共に特急列車でスイスのチューリッヒに向かっていました。その目的は、かつて新人だった頃のマリアの才能を見出だしてくれた老劇作家ヴィルヘルム・メルヒオールの代理として、彼の長年の功績を称える賞を受け取ることです。賞を受け取った後はヴィルヘルムの誘いを受けてスイス有数の景勝地シルス・マリアに行く予定でした。列車内でも電話でマリアのスケジュール調整に忙しいバレンティン。しかし、二人の元に入ってきたのは、まさかのヴィルヘルムの訃報でした。
アクトレス 女たちの舞台のネタバレあらすじ:承
授賞式の席では、かつてマリアと共演したことのある俳優ヘンリク・ヴォルト(ハンス・ツィジシュラー)が故人の思い出を語っていました。そんな中、マリアは新進演出家クラウス(ラース・アイディンカー)から、マリアの出世作であるヴィルヘルム作の舞台「マローヤのヘビ」を再演したいという話を持ち掛けられます。しかし、マリアにオファーされた役は、彼女のかつてのはまり役だった若いヒロインのシグリット役ではなく、シグリットに翻弄させる40才のヘレナ役でした。そしてシグリット役にはハリウッドでも活躍する19歳の新進女優ジョアン・エリス(クロエ・グレース・モレッツ)が決定していました。マリアは自身の年齢のことやシグリット役への思い入れとの狭間で葛藤しますが、バレンティンから新しい解釈でチャレンジしてみてはどうかと背中を押されます。
アクトレス 女たちの舞台のネタバレあらすじ:転
授賞式を終えたマリアは、バレンティンを伴ってシルス・マリアに到着しました。そこでマリアはヴィルヘルムの妻に「マローヤのヘビ」の名前の由来となった独特の気象現象が起こるというマローヤ岬を案内されます。ヴィルヘルムはここで自ら命を絶ったということでした。気象現象に興味を示したマリアはバレンティンと共に行きますが、仕事について意見が合わず、二人は対立してしまいます。マリアも何度か舞台の話を断ろうかと考えましたが、周囲の説得を受けてようやくオファーを受ける決意を固めました。
アクトレス 女たちの舞台の結末
マリアはシグリット役のジョアンに会います。しかし奔放なジョアンは既婚者である作家と不倫関係にあり、マスコミに報じられてしまいます。そんな中、マリアは再びバレンティンと共にマローヤ岬に向かいますが、途中でバレンティンは失踪してしまいます。さらにはジョアンの不倫相手の妻が自殺未遂を起こしてしまい、マリアは憔悴するジョアンを励ましに食事に誘います。二人は舞台の稽古に励み、意見をぶつけ合い、今まで演じたことのない役にもマリアは果敢に挑んでいました。そしていよいよ舞台初日。満員の観客の前で、マリアはその舞台に立ちました。
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