スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームの紹介:2021年アメリカ映画。ミステリオによって正体を世間に暴かれ、殺人犯の容疑までかけられてしまったピーター・パーカーの人生は大混乱に陥る。高校生活最後の1年を恋人のMJ、親友のネッドと共に楽しもうとするが、正体がバレたことによりピーターの周囲の人々を混乱に巻き込んでしまう。この事態を解決するために、ピーターはかつて共にサノスと戦った魔術師ドクター・ストレンジのもとを訪ねる。全ての人から正体に関する記憶を消してほしいというピーターの願いを聞き入れたストレンジは、禁じられた魔法の呪文を唱える。しかし呪文は思いもよらぬ効果をもたらせ、多次元宇宙『マルチバース』の扉が開いてしまった。ニューヨークの街にヴィランの群れが現れ人々に危機が迫る。
監督:ジョン・ワッツ 出演:トム・ホランド(ピーター・パーカー/スパイダーマン)、ゼンデイヤ(MJ)、ベネディクト・カンバーバッチ(ドクター・ストレンジ)、ジェイコブ・バタロン(ネッド・リーズ)、ジョン・ファヴロー(ハロルド・ハッピー・ホーガン)、ウィレム・デフォー(ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン)、アルフレッド・モリーナ(オットー・オクタビアス/ドック・オク)、ジェイミー・フォックス(マックス・ディロン/エレクトロ)、トーマス・ヘイデン・チャーチ(フリント・マルコ/サンドマン)、リス・エヴァンス(カート・コナーズ/リザード)ベネディクト・ウォン(ウォン)、トニー・レヴォロリ(ユージーンフラッシュ・トンプソン)、マリサ・トメイ(メイ・パーカー)、J・K・シモンズ(J・ジョナ・ジェイムソン)、チャーリー・コックス(弁護士マット・マードック)ほか
映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームの予告編 動画
映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」解説
この解説記事には映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スパイダーマン:ノーウェイホームのネタバレあらすじ:起
ミステリオに正体を暴かれ、ロンドンのドローン攻撃を指揮した犯人として追われることになったピーター・パーカーは、恋人のMJと一緒に自宅へ戻ってきました。しかし、報道ヘリの追跡は自宅にも及び、仕方なくダメージ・コントロール局の取り調べを受けることにしたピーター。MJやネッドも犯行の関与を疑われ尋問を受けました。
盲目の弁護士マット・マードックにより、ピーターは不起訴処分となりましたが、そのあおりを受け、ピーターだけでなくMJとネッドが受験したMITを不当な理由で落とされてしまいました。そんな生活にうんざりしたピーターは、かつてサノスを倒すために共に戦ったドクター・ストレンジに助けを求めました。
ストレンジは、時間を戻すことは危険性が伴うと反対しましたが、正体を知る者たちの記憶を消すことならできると呪文を唱え始めました。しかし、呪文の最中でピーターが邪魔をしてしまったため、不安定な要素が生まれてしまい失敗に終わります。
自分のせいでMJとネッドがMITに不合格になったことに責任を感じたピーターは、スパイダーマンの親友を名乗る同級生のフラッシュから情報を得て、空港に向かう途中のMIT副学長に会いに行きました。
しかし、ここでピーターはムズムズするスパイダー・センスを感じます。その次の瞬間、橋の下から現れたのは、ドック・オクことドクター・オクトパス。スパイダースーツをまとったピーターはドック・オクの長く伸びた触手に奮闘するものの、制御に成功しなんとか撃退することができました。これを受けてMIT副学長はMJとネッドの入学に関して再考することを約束してくれました。
ところが、安心したのも束の間。次に現れたのは不敵な笑いを浮かべるグリーン・ゴブリン。危機一髪のところで、ストレンジのポータルによりピーターはその場から逃れることができました。
スパイダーマン:ノーウェイホームのネタバレあらすじ:承
ストレンジはピーターに、サンクタム地下の独房を見せました。そこには能力を制御されたドック・オクも収監されていました。そして、ピーターが呪文を不安定にさせたことから、マルチバースに亀裂が生まれ、ピーターの正体を知っているヴィランたちが多次元からこの世界に次々と現れていることを説明しました。
ストレンジは、マルチバースから侵入してきたヴィランたちを捕らえることができる魔法のガントレットをピーターに与え、ピーターは協力者としてMJとネッドを呼びました。
ネッドのリサーチにより電力を操る力を持つエレクトロと、体の分子が全て砂でできたサンドマンを見つけ、ピーターの奮闘で独房へ送り込むことに成功しました。
ストレンジは独房に集まったヴィランたちを謎の箱によって元いた世界へ送り返そうとします。しかし、彼らを送り返すということはやがてスパイダーマンに殺される運命をたどることになります。箱を奪って逃げるピーターを、ストレンジは自らが支配する鏡の仮想次元ミラー・ディメンションに閉じ込め追い込みます。しかしピーターは箱とともに街中に逃げていきました。
一方、路地裏で不安定な様子を見せるノーマン・オズボーンは、見知らぬ土地にいることに混乱しゴブリンヘルメットを破壊しました。その様子を見たメイはピーターに彼を助けるよう伝えました。
メイの言葉を受けてピーターはヴィランたちの悪の能力を無効にする治療薬を作り、彼らを家に帰す決意をしました。
ピーターはノーマンの力を借りてドック・オク用のチップを開発。それによりドック・オクは触手をコントロールできるようになり、怒りや不安からも解放されました。ピーターは次にエレクトロ用の装置を作り電力の排出を試みました。しかし、力を封印されることに疑問を持ったエレクトロは途中で逃走。サンドマンらも隙をついて脱走してしまいました。
ノーマンを支配し始めたゴブリンは凶暴化し、ピーターに襲い掛かります。すぐさま危険を察知したメイはゴブリンの解毒剤を持って走り出しましたが、ゴブリンに攻撃され倒れてしまいました。ヴィランを助けようとして大惨事を招いたことを責めるピーターに、メイは正しいことをしたと伝え「大きな力には大きな責任が伴う」と言い残しこの世を去ってしまいました。
スパイダーマン:ノーウェイホームのネタバレあらすじ:転
メイの死によってますますメディアはスパイダーマンを非難し、ピーターは追い詰められていきます。
一方、MJとネッドはメイの死をニュースで知り、ピーターを探すために、ストレンジから拝借したポータルメーカーのリングを使ってポータルを開きます。「ピーター・パーカー!」と念じ開いた場所から来たのは、なんと2人のピーター・パーカー/スパイダーマン(トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールド)。
しかしこの2人が意気投合し、どの世界でもピーターが行きたい場所は大体決まっていると助言を受け、MJとネッドらは、ピーターを見つけることができました。
メイの死を受け止めることができない様子のピーターは、ヴィランたちを助けようとしたことに後悔と怒りをにじませていました。しかし、2人のピーターは、ベンおじさんが亡くなったときに、犯人の男の死がかなっても気分は晴れなかったことや、心から愛した恋人グウェン・ステーシーを救えなかったことへの罪悪感などを話しました。そしてメイおばさんの死は決して無駄にしてはいけないと伝えます。ピーターは他の世界のピーター・パーカーたちの想いを知り、立ちあがりました。
ピーターは、ストレンジから奪った箱を使ってヴィランたちを自由の女神へおびき寄せました。いったん、箱はMJとネッドに託し3人のスパイダーマンとして戦闘態勢に入ります。
スパイダーマン:ノーウェイホームの結末
間もなくサンドマン、リザード、エレクトロが現れ、スパイダーマンズと戦い始めました。苦戦を強いられる中、まず初めにリザード、続いてサンドマンに薬を与えることができました。フリントに戻ったサンドマンは、娘が待つ自宅へ帰れることを知り安堵の表情を浮かべます。そしてエレクトロも手ごわい相手でしたが、ドック・オクの助力によりアークリアクターを破壊することに成功しました。
最後にゴブリンと対峙したスパイダーマンは、メイの復讐を果たすべく怒りに身を任せとどめを刺そうとしていましたが、もう一人のスパイダーマンによって説得され治療薬を注射。ノーマンからゴブリンを追い出すことができました。
戦いは終わり、スパイダーマンズは安堵の表情を見せます。しかし、喜んでいるのも束の間。空には裂け目が現れ、マルチバースの壁の向こうには、さらなる敵がこちらへ突破してこようとしていました。事態を収拾する方法はたったひとつ。ストレンジに忘却の呪文をかけてもらうのみです。
ピーターは腹を決めました。共に戦った2人のスパイダーマンに別れを伝え、MJとネッドにこれから自分がしようとしていることを告げると、ストレンジのもとへ去っていきました。
悪党たちはそれぞれの世界へと戻っていきました。そして、全ての人々の記憶からピーターがスパイダーマンであることが消されました。ニュースでは、スパイダーマンは何者なのかを問う報道が流れています。
ピーターはMJが働くカフェにやってきました。そこにはネッドの姿もあり、2人ともMITに進学している様子でした。自分のことを何も知らないMJと言葉を交わし、自らのことを打ち明けようとしたピーターでしたが、結局何も伝えず店を出ました。
その後、メイの墓を訪れたピーターはあとからやってきたハッピーと遭遇します。ピーターの記憶がないハッピーはどうして彼女を知っているのか尋ねました。「スパイダーマンを通じて」とピーターは伝えました。
ピーターは自分のアパートへ戻ってきました。彼は警察の無線を聴き“親愛なる隣人”としてニューヨークの街へと飛び立っていきました。
以上、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する