スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けの紹介:2019年アメリカ映画。全世界に衝撃を与えた伝説的第1作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年)から42年、ジョージ・ルーカス原作のSFスペースオペラの金字塔『スター・ウォーズ』の“スカイウォーカー・サーガ”本編第9作・第9話にして完結編となる超大作です。賛否両論となった前作『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』でのクレイトの戦いから約1年、レジスタンスとファースト・オーダーの銀河を揺るがす対決の行方、レイの驚愕の出生の秘密、ダークサイドとライトサイドの間で揺れ動くカイロ・レン、そして全ての黒幕の復活・・・ここに長きにわたる“スカイウォーカー家の物語”は最終章を迎え、『スター・ウォーズ』シリーズは2022年12月公開予定の次回作より新章に突入します。
監督:J・J・エイブラムス 出演者:デイジー・リドリー(レイ)、アダム・ドライバー(カイロ・レン)、ジョン・ボイエガ(フィン)、オスカ-・アイザック(ポー・ダメロン)、アンソニー・ダニエルズ(C-3PO)、ヨーナス・スオタモ(チューバッカ)、ナオミ・アッキー(ジャナ)、ドーナル・グリーソン(アーミテージ・ハックス将軍)、リチャード・E・グラント(エンリック・プライド将軍)、ルピタ・ニョンゴ(マズ・カナタ)、ケリー・ラッセル(ゾーリ・ブリス)、ケリー・マリー・トラン(ローズ・ティコ)、ビリー・ラード(コニックス中尉)、ビリー・ディー・ウィリアムズ(ランド・カルリジアン)、キャリー・フィッシャー(レイア・オーガナ)、マーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー)、イアン・マクダーミド(シーヴ・パルパティーン/ダース・シディアス)ほか
映画「スターウォーズ9 スカイウォーカーの夜明け」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スターウォーズ9 スカイウォーカーの夜明け」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スターウォーズ スカイウォーカーの夜明けの予告編 動画
映画「スターウォーズ9 スカイウォーカーの夜明け」解説
この解説記事には映画「スターウォーズ9 スカイウォーカーの夜明け」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け:相関図
スターウォーズ スカイウォーカーの夜明けのネタバレあらすじ1:エイジャン・クロス:レジスタンスの復活
クレイトの戦いを生き延びた10数名のレジスタンスのメンバーは改めて仲間たちを探し求め、惑星エイジャン・クロスのクロスランズと名付けられた地域に秘密基地を置いていました。
レイ(デイジー・リドリー)はここでジェダイの道を究めるために特訓に励む日々。師をなくしたレイにとって、かつてルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)がいた惑星オクトーのジェダイの木に収められていた8冊のジェダイの聖典はジェダイの知識を得るために欠かせない書物でした。この聖なる書は数千年の間に多くのジェダイによって加筆され、ルークが銀河中を旅して集めたものでした。
レイはそれらを読み、銀河系の闇の奥にシスの星があることを知ります。
スターウォーズ スカイウォーカーの夜明けのネタバレあらすじ2:エクセゴル:闇のパワーの起源
カイロ・レン(アダム・ドライバー)はファースト・オーダーの最高指導者として、銀河各地に勢力を広げていました。抵抗する星々には容赦なく取り締まり、恐怖による統治をおこなっていました。
ある日、レンはファースト・オーダーの起源や古代のシスの謎を探るために惑星ムスタファーに向かいます。この火山と溶岩だらけの星には、尊敬する祖父ダース・ベイダーの拠点がありシスの遺品が残されているはずでした。
そして、レンはレイと何度もフォース・コンタクトを取るうちにシスの要塞がある惑星エクセゴルの存在を知ります。
しかしそんなレンの行動を良く思っていない者がいました。権力闘争に敗れたハックス将軍(ドーナル・グリーソン)です。
また、レンに忠誠を尽くそうとするファースト・オーダーのプライド将軍(リチャード・E・グラント)は権力を得るためにパルパティーン(イアン・マクダーミド)やスノークの計画について知り尽くしていました。
スターウォーズ スカイウォーカーの夜明けのネタバレあらすじ3:パサーナ:シスの信者を追って
レジスタンスの復活に貢献したポー・ダメロン(オスカ-・アイザック)は、フィン(ジョン・ボエイガ)、チューバッカ、R2-D2、トロダトームのクロードと共に、シンタ・グレイシャー・コロニーに向かいました。
ここではドロイドや通信機器などに使われる鉱石を微量に含む氷が採取されています。このコロニーで働くブーリオはレジスタンスの支持者であり、あまった鉱石を内緒でレジスタンスに提供してくれていました。彼がファースト・オーダーの重要な情報のデータを手渡してくれるというのです。
レイと合流したポーたちはミレニアム・ファルコンで惑星パサーナへと向かいました。パサーナにはシスの信奉者オチの宇宙船の目撃情報がある惑星。一行は宇宙船の残骸からシスの短剣を発見しました。その短剣に刻まれた古代の文字をC-2POは解読ができるものの、旧共和国による制限で翻訳データを第三者に伝えることは禁じられています。この制限を解除するために腕利きハッカーが必要でした。
スターウォーズ スカイウォーカーの夜明けのネタバレあらすじ4:キジミ:シスの文字の解読
レイたちを乗せたミレニアム・ファルコンの次なる目的地は、密輸業者や銀河の無法者たちが横行する山岳惑星キジミでした。このキジミ・シティに小さな店を構える小柄なバブー・フリクは伝説のドロイド修理屋であり、有能なシステム・ハッカーでもありました。
また、この地を拠点とするスパイス・ランナーズというスパイスの密輸組織を率いているゾーリ・ブリスは、ポー・ダメロンの古い知り合いでもありました。彼女の案内でバブーの店に行き、C-3POを改造しシスの文字を解読できるよう依頼しました。
しかし、それは同時にC-3POの記憶メモリを初期化、つまりこれまでのC-3POの死を意味する改造でした。彼は自らの死を受け入れます。改造により、シスの信奉者が残した手がかりを解読することができたのでした。
シスの要塞が残された惑星の位置を知るためには、約30年前に破壊された第2デス・スターの残骸を調べなくてはなりませんでした。
スターウォーズ スカイウォーカーの夜明けのネタバレあらすじ5:ケフ・バー:皇帝の遺品を求めて
ミレニアム・ファルコンが次に向かったのはアウター・リム・テリトリーのモッテル宙域でした。ここに存在するガス巨星エンドアには9つの衛星があり、その1つの海の月ケフ・バーには宇宙要塞の残骸の多くが降り注いでいました。
この海の月の陸地には本来住んでいないはずの人々がいました。オーバクと呼ばれる騎獣に乗る人々です。しかも騎手の1人、ジャナはフィンと同様に幼いころファースト・オーダーに誘拐された過去を持つ女性でした。
一方レイは荒れ狂う海にある第2デス・スターの残骸の内部へとひとり向かいました。そしてそこでパルパティーンの居場所を示すコンパスを手に入れます。
ところが、追ってきたレンによってコンパスは壊されてしまいました。波打つ嵐の中、レイとレンはライトセーバーで格闘。レイがピンチに陥ったそのとき、レンは遠くかなたに母レイア将軍(キャリー・フィッシャー)の声を聞きます。レイはその一瞬の隙をついてレンを倒しました。
しかし、レイはレンの中に善意を見ました。レイは彼の傷口に手を当てるとフォースの力で命を蘇らせました。そして失意からレイは宇宙船でその場を去りました。
残されたレンの前に父のハン・ソロのヴィジョンが現れます。親子の会話によりレンはダーク・サイドから抜け出します。
一方、レイは惑星オクトーへ行き、ハン・ソロから譲り受けたライトセーバーを燃やそうとしました。しかしそこへルークのヴィジョンが現れ「ジェダイは昔から恐れと戦ってきた」と助言。さらにレイア将軍のライトセーバーをレイに渡すと、パルティーンのもとへ行くようコンパスと戦闘機を授けました。
スターウォーズ スカイウォーカーの夜明けの結末
レイは戦闘機でパルパティーンのいる惑星エクセゴルへ向かいました。レイの動向を知ったレジスタンス軍も周りの惑星に援軍を求め、全軍で攻撃に向かいます。
ついにパルパティーンと対面したレイ。しかしその邪悪なパワーは強大で動けなくなります。さらには「憎しみで私を倒せば、シスの最高指導者になれる」とあおられます。
そこへやってきたのが、ライトサイドに目覚めたレンでした。力の限り戦ったレンでしたが、パルパティーンのパワーで奈落の底に突き落とされてしまいます。それを見たレイは怒りを強烈な力に変え、2本のライトセーバーでパルパティーンのパワーを跳ね返し見事に倒しました。
しかし、この戦いで力尽きたレイは命を落とします。同時にレジスタンス軍も苦戦を強いられます。そこへ這うようにやってきたのがレンでした。レンは最後の力を振り絞りレイにパワーを送って蘇らせました。しかしレンは力尽き、命を落とします。一方、劣勢を強いられていたレジスタンス軍は、膨大な数の援軍が加わり勝利をおさめました。
無事にエイジャン・クロスに戻ったレジスタンス軍は人々から祝福され、皆で幸せを分かち合いました。
その後、レイはルークの故郷であるタトゥイーンで、ハン・ソロとレイアからもらったライトセーバーを砂の中に埋めるのでした。
以上、映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9・完結編)」のあらすじと結末でした。
スターウォーズシリーズの順番(時系列)とネタバレあらすじ一覧
◆スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス1999年公開
◆スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃2002年公開
◆スターウォーズ エピソード3/シスの復讐2005年公開
◆ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー2016年公開(スピンオフ:エピソード4の約10年前が舞台)
◆ローグワン/スターウォーズストーリー2016年公開(スピンオフ:エピソード4の10分前までの物語)
◆スターウォーズ エピソード4/新たなる希望1977年公開。日本では1978年に公開され、その後6部作のエピソード4とされ、副題『新たなる希望』がつけられる。
◆スターウォーズ エピソード5/帝国の逆襲1980年公開
◆スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還1983年公開。『スターウォーズ ジェダイの復讐』として公開。邦題はその後『ジェダイの帰還』に変更されている。
◆スターウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)2015年12月18日公開。
◆スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8)2017年12月15日公開
◆スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9・完結編)2019年12月20日公開
■■詳細版あらすじ■■スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け
次のページでは「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の詳細なネタバレあらすじを解説します。
「スターウォーズ9 スカイウォーカーの夜明け」感想・レビュー
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スカイウォーカー家の物語がついに完結。
壮大なスケールで描かれた作品だが、
エピソード7からはレイとカイロレンの関係がどう展開されるのか注目となった。
光と闇の運命の戦いは遂に決着を迎え、
最後の最後まで目が離せないストーリー展開でフィナーレに相応しい大作。
スターウォーズ作品は毎回、見ているのですが、今回も見ごたえのある作品だったように思います。宇宙での戦闘シーンはもちろん、ライトセーバーを使った戦闘も見てて興奮しました。絶望しているところに仲間が助けに来てくれるシーンは胸が熱くなりましたし、カイロレンとレイの共闘シーンは目が離せませんでした。今回も面白い作品なので、ぜひ見てみてください。