スウィングガールズの紹介:2004年日本映画。自分たちが原因で、吹奏楽部の部員が一人を残し食中毒でダウン!?東北の落ちこぼれ女子高生、鈴木友子たちは責任を負わされ吹奏楽部を結成するが、メンバーが足りず目を付けたのがジャズバンドだった。演奏経験のない彼女たちは、ゆっくりだが着々と練習を続けていき、ジャズの楽しさに触れていく。
監督:矢口史靖 出演者:上野樹里(鈴木友子)、貫地谷しほり(斉藤良江)、本仮屋ユイカ(関口香織)、豊島由佳梨(田中直美)、平岡祐太(中村拓雄)、竹中直人(小澤忠彦)、ほか
映画「スウィングガールズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スウィングガールズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「スウィングガールズ」解説
この解説記事には映画「スウィングガールズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スウィングガールズのネタバレあらすじ1:はじまりは食中毒と共に
暑い日が続く夏休み。東北にある田舎町の女子高生、鈴木友子は補習授業のため学校に来ていた。野球試合の応援に向かう吹奏楽部を見送った直後、部員の弁当を届けに車がやって来るが既にバスは行ってしまった後だった。さぼる口実に友子を含め補習を受けていた13人のメンバーは弁当を届けに汽車へ乗り込んだ。しかし、目的地の駅を乗り過ごしてしまい、仕方なく1つ後の駅から徒歩で目指すことに。途中川で遊びつつ会場に到着した友子たちは、弁当を届け終えて帰宅した。その日の夜、炎天下に長時間晒された弁当を食べて、吹奏楽部員が腹痛を起こし次々病院へ搬送されたというニュースを見てしまう。
スウィングガールズのネタバレあらすじ2:練習開始
友子たちがつまみ食いしたために、一人弁当を食べ損ね無事だった部員の中村拓雄。勝ち進んだ野球部の応援演奏に必要な部員を集めていた彼は、あの日弁当を届けに来ていた友子たちに目をつけた。腹痛の原因が彼女たちにあると確信した彼は「吹奏楽部に入るなら黙っていてやる」と協力をこぎつけ、他3名の女子生徒と共に練習を開始。大人数が必要な吹奏楽の編成ではなく、ジャズのビッグバンド形式を取ろうと拓雄は提案した。やる気のない友子たちだったが、補習メンバーとは別に参加していた関口香織の上達ぶりを見て躍起になり、拙いながらも段々演奏する楽しさに目覚めていく友子たち。だが、本番直前に吹奏楽部の部員が復帰し、解散を余儀なくされる。
スウィングガールズのネタバレあらすじ3:スウィングジャズ
もう一度楽器を演奏したい友子は、中古店でテナーサックスを購入し早速練習を始める。それに影響されて、仲の良い斉藤良江(トランペット)・田中直美(ドラムス)や香織(トロンボーン)と拓雄(ピアノ)も一緒になりバンドを結成。自分たちで練習を続けるが基本すらわからず行き当たりばったりだった。偶然数学教師の小澤忠彦が重度のジャズオタクだと知った友子たちは指導を頼み込む。一切楽器の演奏ができない小澤だったが、必死な彼女たちの姿に小澤は根負けしてアドバイスを送る。「スウィングガールズ・プラスワン」のジャズバンドとして活動を続けていく成果が実り、地元のスーパー前で演奏を披露するほどまでになっていた。それを目にしたかつてのメンバーたちも、演奏したい衝動に駆られ楽器を買い集めてスーパーに集合し、「スウィングガールズ・プラスワン」の活動は活発になっていく。
スウィングガールズの結末:冬の大舞台
雪の季節がやって来て、吹奏楽コンサートが開催されることを知った友子たちは出場するため、プロモーションビデオを撮り応募することにする。しかし、テープを預かっていた友子が申し込みを忘れてしまい、申込期限日ギリギリにポストへ投函。連絡が入るが「今年は出場者が多く、先着順にしたため出場不可」と告げられてしまった。皆に言えないままコンサートの当日を迎え、友子は会場に向かう汽車の中でようやく全員に告白する。黙っていたことに激昂するメンバーだったが、乗客の聞いていたラジオからジャズが流れ、自然とそれに合わせて演奏が始まり仲直りしていた。その時、吹奏楽部顧問の伊丹弥生が現れ「雪の所為で辞退した組が出た」と知らせる。伊丹が用意していたバスに乗り会場に急ぐ友子たち。既にコンサートが終わろうとしたところに飛び入りで登場し、初めて大勢の前で演奏することに緊張してしまう。待ったをかけた香織のおかげで冷静になり、各々チューニングを始める友子たち。始まったジャズの演奏に、段々と会場が雰囲気に乗り始め盛り上がっていく。最後には観客総立ちのスタンディングオベーションになり、「スウィングガールズ・プラスワン」は拍手の音に囲まれ大成功に終わった。
以上が、スウィングガールズのあらすじと結末です。
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