ゴールデン・スパイの紹介:2013年中国,香港映画。2枚揃うと天文学的な価値がある『富春山居図』が、2枚揃って博物館で披露されることになります。2つの絵を狙ってドバイ、東京から盗み出そうとする2つの窃盗グループが動きはじめます。司令を受けた香港警察のショウは妻で保険会社の警備システム担当のリンと共に絵を守るための行動を起こしていましたが、そこへ美女リサが現れ、一目ぼれしたショウは任務をしながらも魅かれていきます…という内容の台湾、東京、ドバイを股にかけた窃盗グループとの戦いを描いたアクション映画です。
監督:旭正嗣 出演者:アンディ・ラウ (シォウ)、チャン・チンチュー(リン)、リン・チーリン(リサ)、トン・ダーウェイ(山本)、スーチン・ガオワー(女帝)ほか
映画「ゴールデン・スパイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゴールデン・スパイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゴールデン・スパイの予告編 動画
映画「ゴールデン・スパイ」解説
この解説記事には映画「ゴールデン・スパイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゴールデン・スパイのネタバレあらすじ:起
ドバイで、イギリスの密輸事業家ロジャーが興味深い話を聞いています。浙江と台北の博物館に保管されている10億元の保険が掛けられた『富春山居図』が2つ揃って博物館に展示されるという内容です。
2枚揃わないと価値のない事を逆手に取り、台北の博物館に日本人の窃盗グループが改造ドーロンでセキュリティを解除して侵入します。『富春山居図』の2枚のうちの1枚を盗む計画でしたが、イギリス人のグループによって奪い取られます。
窃盗リーダーの女は、東京のボスである山本に失敗の連絡をします。一方ドバイのロジャーには、成功の知らせが入ります。一枚が盗まれたことで、浙江の博物館では、保険会社のリンをリーダーとして重点的な警備が敷かれます。
リンの夫のショウは香港警察の海外特別捜査官で、Fという人物からの指令を受け、ロジャーらのグループに潜入捜査に入り、美女スパイも送り込んでいました。無類の美女好きのショウに対し、リンは常に不倫をしないように監視していました。その後ショウは、女帝と呼ばれる大物が主催するパーティーに参加します。
ゴールデン・スパイのネタバレあらすじ:承
パーティーには東京から山本が来ています。女帝は「浙江の絵は水路を通って金庫に運ばれる」とショウと山本に教えます。博物館で突然の輸送を聞かされたリンは戸惑います。
言われた通り水路をボートで輸送し始めます。何艇ものボートで守られて走り出しますが、ジェットスキーなどの軍団が現れて、絵は奪われてしまいます。盗まれた絵は女帝に渡り、女帝は山本と取引を始めます。
東京に渡った絵を取り戻すため、ショウにリサという女性が相棒に付きます。スレンダー美女のリサはショウのタイプで、ショウは仕事そっちのけでリサを誘い関係を持ちます。
山本邸に乗りこみ、絵を奪ったものの、山本の待ち伏せにあいました。山本は美女たちにショウを襲わせます。山本は美女たちの中に、捕えていたリサを紛れ込ませていました。何も知らないショウはリサを刺してしまいます。愛していたリサを刺してしまった事で動揺したショウは山本に捕まり、暴行を受け、殺されずに釈放されました。
ショウはリサと共に東京で死んだことにされ墓も作られます。ショウは田舎に送られ、正体を隠して生活を始めます。悲しみに暮れるリンに、ショウが盗もうとした絵が偽物だと知らせが入ります。
ゴールデン・スパイのネタバレあらすじ:転
年月が経ち、ショウに指令が下ります。戻ってきたショウはリンに贈り物をします。家の近くで見張っていると、リンは見知らぬ男と一緒に、息子の小宝と共にいるのを見かけます。
車を取りに行ったショウは、道路わきに立つド派手な女性に魅かれます。そのまま2人は愛し合い別れます。コンピューターでその女性とリサの照合をすると、リサとの一致度が100%でした。実はリサは山本の女で、生きていました。
リンと再会したショウが食事をしていると、リサがやってきます。リサは「絵と息子の小宝とどっちが大事?」と、小宝を山本が狙っていることを教えます。慌てたショウが小宝を幼稚園へ迎えに行くものの、山本らによって誘拐されていました。
ショウはリンには言わず一人で行動し始めますが、今度はリンが拉致されます。山本がリンを殺そうとした時、ショウが乗りこみ2人で闘い逃げ出します。その後ショウは、小宝を取り戻すため、絵を山本に差し出します。ショウは拉致され、道路わきに放り出されます。
リンが自宅に帰ると、ショウと小宝が帰って来ていました。そのころ女帝は、山本とドバイで取引する話をしていました。
ゴールデン・スパイの結末
ショウはドバイへ向かいます。リサに会ったショウは、再びコンビを組んで、絵を盗むため忍び込んだものの、イギリス人の殺し屋たちが襲ってきます。2人で戦っている最中、リサが撃たれました。そこへリンが助けにきます。
リサは病院へ運ばれ、山本がやって来ました。山本はリサを愛していました。山本は少年時代、父が死んだあと自宅で不倫をしていた母を家ごと焼き殺しました。リサはその母にそっくりだったのです。山本はリサを愛していたものの、母のトラウマで手出しは一斉できませんでした。しかしリサの心はショウに向いていました。そんなリサを見た山本はショウを殺す決意をしました。
回復したリサの裏切りにあい、再び絵を奪われたショウは東京の山本邸に向かいます。リンも追ってきて、山本の戦闘部隊の美女たちを倒します。リサは戦闘部隊のリーダーの女を殺したものの、仕掛けられた銃弾を無数に浴び倒れました。リサはショウに「愛している、結婚したかった」と告げて息を引き取りました。
リサの死を見た山本がマスクを脱ぐと、顔半分焼けただれていました。2人はフェンシングで闘い、激闘の末ショウが勝ちました。山本はリサの死体に寄り添って倒れ込みます。
台北の博物館でニ枚揃った『富春山居図』が公開されました。任務を達成したショウに司令官のFからメールが来ます。Fは女帝でした。女帝は最初から本物の絵は隠したままで、偽物を世に出して騒動を楽しんでいたのです。ショウはリンとやり直し、小宝と一緒に3人で暮らし始めます。そんなショウに新しい司令が飛んできます。
以上、映画「ゴールデン・スパイ」のあらすじと結末でした。
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