日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里の紹介:1957年日本映画。山中峯太郎による戦前の少年小説『敵中横断三百里』を黒澤明と小国英雄が共同で脚本化。日露戦争での斥候隊の活躍を描く。当時新人だった根上淳、船越英二、川崎敬三、高松英郎などが揃ってキャスティングされている。
監督:森一生 出演:菅原謙二(建川斥候隊長)、根上淳(橋口特務機関長)、柳永二郎(大山総司令官)、中村伸郎(児玉総参謀長)、北原義郎(豊吉斥候隊員)、高松英郎(大竹斥候隊員)、船越英二(聯隊副官)ほか
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「日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里」のネタバレあらすじ結末
「どぶ」のネタバレあらすじ結末
どぶの紹介:1954年日本映画。新藤兼人版の『どん底』で、沼地に建てられた掘っ立て小屋の集落に住む貧しい人々の暮らしぶりを、喜劇仕立てで描いている。製作を担当したのは、新藤との名コンビで知られる名匠吉村公三郎。乙羽信子が普段と違う役柄を熱演。
監督:新藤兼人 出演:乙羽信子(ツル)、宇野重吉(ピンちゃん)、殿山泰司(徳さん)、菅井一郎(大場)、加藤嘉(博士)、神田隆(斎藤巡査)、下元勉(杉村巡査)、ほか
「古都(1963年)」のネタバレあらすじ結末
古都の紹介:1963年日本映画。川端康成の新聞小説を名匠中村登が映画化。赤ん坊の頃から別々の環境で育てられた双子の美しい姉妹が偶然出会うという物語で、その背景となる京都の風物を丹念に映している点が最大の魅力。武満徹の音楽が秀逸。
監督:中村登 出演:岩下志麻(千重子、苗子)、宮口精二(佐田太吉郎)、中村芳子(佐田しげ)、長門裕之(大友秀男)、吉田輝雄(水木竜助)、早川保(水木真一)、ほか
「悪太郎」のネタバレあらすじ結末
悪太郎の紹介:1963年日本映画。『悪名』シリーズで知られた作家今東光の自伝小説を鈴木清順が映画化。3年後の同監督の名作『けんかえれじい』を思い起こさせる、豪快な学生の生活ぶりと、当時絶大な人気だった和泉雅子の可憐さが魅力。
監督:鈴木清順 出演:山内賢(紺野東吾)、和泉雅子(岡村恵美子)、高峰三枝子(紺野高子)、芦田伸介(近藤校長)、田代みどり(丘野芳江)、久里千春(芸者ぽん太)、野呂圭介(風紀部・鈴村)、佐野浅夫(岡村医師)、ほか
「美しさと哀しみと」のネタバレあらすじ結末
美しさと哀しみとの紹介:1965年日本映画。川端康成の小説を篠田正浩が映画化。エロチックで特異なストーリーを忠実に映像に移し替えていて、川端自身が映画化作品の中で最も好んでいたとされている。デビューまもない加賀まりこが魅力的。
監督:篠田正浩 出演:山村聡(大木年雄)、加賀まりこ(坂見けい子)、八千草薫(上野音子)、渡辺美佐子(大木文子)、山本圭(大木太一郎)、杉村春子(音子の母)、ほか
「俺たちの交響楽」のネタバレあらすじ結末
俺たちの交響楽の紹介:1979年日本映画。川崎で活動するエゴラド合唱団の京子に一目ぼれした、鉄工所に勤める新田は、京子に誘われるがまま合唱団に入ります。歌より京子目当ての新田は、誘っても相手にされない事で練習を休み始めます。そんな新田に京子は練習に戻って来てと話しかけます。やがて練習に戻った新田でしたが今度は先生とぶつかり、やめると言い出し…という人情ドラマです。松竹映画だけに渥美清や倍賞千恵子がチョイ役で登場しています。
監督:朝間義隆 出演者:武田鉄矢(新田徳次郎)、友里千賀子(小林京子)、伊東達広(佐藤安男)、永島敏行(菊地保)、田辺靖雄(遠藤芳人)、森下愛子(佐久間弓子)、岡本茉利(野村文枝)、熊谷真実(紺野節子)、ホーン・ユキ(橋本トシ子)、山本圭(渋谷勝彦)、田村高廣(小柳出秀次)ほか
「夜ごとの夢」のネタバレあらすじ結末
夜ごとの夢の紹介:1933年日本映画。伝説の女優、栗島すみ子主演、成瀬巳喜男監督作品。当時、おなじ松竹蒲田撮影所でメガホンをとっていた小津安二郎監督の初期作品と酷似したテーマ、作風に仕上がっています。小津とおなじ撮影所で働いていたことは、成瀬を語るうえでは欠かせません。成瀬はのちに東宝の前身である映画会社PCLに移籍しますが、移籍の経緯はともかく、この映画を観る限り小津の影響は小さくありません。松竹蒲田の若き才能が小津の向こうを張る意気込みによって芽吹いています。
監督: 成瀬巳喜男 出演者:栗島すみ子(おみつ)、小島照子(子・文坊)、齋藤達雄(男)、新井淳(隣の人)、吉川満子(その妻)、坂本武(船長)、大山健二(船員)、小倉繁(船員)、飯田蝶子(女将)、沢蘭子(おみつの友達)ほか
「無頼 人斬り五郎」のネタバレあらすじ結末
無頼 人斬り五郎の紹介:1968年日本映画。名振会の会長を弟分の昌彦と殺して、刑務所に服役していた五郎が仮出所します。五郎は刑務所で死んだ昌彦から「姉のしのぶに会って渡してくれ」と、押し花を預かっていました。久しぶりに石浜に帰った五郎が見たものは、以前にも増して悪行で支配する名振会の姿。偶然出会った由紀という女性と行動を共にしながら、しのぶを探す五郎でしたが、名振会のいやがらせが、由紀やしのぶにまで及び…という内容の渡哲也主演のアウトローアクション無頼シリーズ第四作です。
監督:小澤啓一 出演者:渡哲也(藤川五郎)、松原智恵子(磯村由紀)、佐藤慶(白山周介)、小林千登勢(林田しのぶ)、藤竜也(林田昌彦)、小池朝雄(海藤賢作)、岡崎二朗(石丸鉄男)、南原宏治(牧野昇次)ほか
「六本木バナナ・ボーイズ」のネタバレあらすじ結末
六本木バナナ・ボーイズの紹介:1989年日本映画。六本木を舞台に、幼馴染の二人が町のヤクザとケンカをしながら難題を解決していくというコメディ映画です。『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズで主演を務めた仲村トオルと清水宏次朗が再びコンビを組み、二人を取り巻く俳優陣は、今では大物ばかりの面々です。
監督:成田裕介 出演者:仲村トオル(夏目涼太郎)、清水宏次朗(岩田哲男)、森川由加里(高見小百合)、カトリーヌ・ケーシー(ジュディ・エストラダ)、RIKACO(京子)、香川照之(渡辺)、栗田貫一(前島)、木之元亮(今井)、ジミー大西(アキラ)ほか
「落葉とくちづけ」のネタバレあらすじ結末
落葉とくちづけの紹介:1969年日本映画。大学時代演劇部のヒロインだった信子は卒業後CM女優をしていました。信子の周りには大学時代から付き合いのある水谷たち5人組がいつもそばにいます。そんな時、信子の彼氏だったというジュンという青年が現れます。覚えのない信子にジュンは2年前に記憶喪失になっているんだと言いますが…という内容のヴィレッジ・シンガーズ、オックスの共演とヒット曲に合わせたラブストーリーです。ラストはミステリー映画並みのどんでん返しがあります。
監督:斎藤耕一 出演者:ヴィレッジ・シンガーズ、オックス、尾崎奈々(田代信子)、藤岡弘(ジュン)、香山美子(亜紀)、早瀬久美(田代悦子)ほか
「怪盗と判官」のネタバレあらすじ結末
怪盗と判官の紹介:1955年日本映画。弥次さんと間違われた後の名奉行遠山金四郎と喜多さんと間違われた鼠小僧が一緒に旅をする。市川雷蔵が遠山の金さんを、勝新太郎が鼠小僧次郎吉を演じる明朗時代劇。1938年のマキノ正博監督『弥次喜多道中記』のリメイク。
監督:加戸敏 出演者:市川雷蔵(遠山金四郎)、勝新太郎(鼠小僧次郎吉)、阿井美千子(おれん)、清水谷薫(お雪)、長谷川裕見子(お蔦)、堺駿二(弥次郎兵衛)、益田キートン(喜多八)、ほか
「お嬢吉三」のネタバレあらすじ結末
お嬢吉三(おじょうきちさ)の紹介:1959年日本映画。1年半ぶりに牢獄からシャバに出たお嬢吉三、和尚吉三、お坊吉三の3人。彼らを牢屋送りにした悪者、旗本原田庫之助、貸元伝法院の仁兵衛をさっそくこらしめ、東海道を西へ向かう。女装がトレードマークのお嬢吉三を市川雷蔵が演じる。雷蔵主演の多くの傑作を手掛けた田中徳三監督による娯楽時代劇。
監督:田中徳三 出演者:市川雷蔵(お嬢吉三)、島田竜三(お坊吉三)、北原義郎(和尚吉三)、林成年(倉松)、浦路洋子(お民)、中村玉緒(お美和)、小野道子(お加代)そのほか
「母と子」のネタバレあらすじ結末
母と子の紹介:1938年日本映画。昭和の時代まで残っていた女性の地位「妾(めかけ)」の視点から家族の物語が描かれています。知栄子の母・おりんは、さる会社の重役のめかけにおさまる女性です。おりんの息子・孝吉は父親の跡とりとなり、父親と同じ会社で働いています。成長した娘・知栄子も父親の会社の社員との間で縁談の話が進んでいます。兄妹はともに運を掴んだかに見えますが、ワンマンな父親に振りまわされてかえって心に傷を負います。人生の移りゆきが速度を増すなか、母・おりんの美貌も若き日の面影を失いつつありました。昭和13年(1938年)キネマ旬報ベストテン第3位。名匠・渋谷実監督のデビュー作です。
監督:渋谷実 出演者:田中絹代(知栄子)、吉川満子(母・おりん)、佐分利信(寺尾)、河村黎吉(工藤)、徳大寺伸(孝吉)、水戸光子(しげ子)、松井潤子(おとよ)、斎藤達雄(岡部)、葛城文子(工藤夫人)、青野清(しげ子の父)、高松栄子(下宿のおばさん)、松尾千鶴子(お松)ほか
「限りなき舗道」のネタバレあらすじ結末
限りなき舗道の紹介:1934年日本映画。家格に縛られて生きる女性の執着が、対する側の女性の人生を不幸にしてしまう物語です。前近代的なテーマのようでいて、いまだ日本社会の諸方で絶えることなく続いている確執です。女性心理の深層に根づく意識の反映なのかもしれません。映画会社のスカウトからも声がかかる美貌の杉子は銀座で女給をしています。あるきっかけで知り合った御曹司の山内弘とやがて結ばれますが、上流階級を誇る家柄を理由に、義母と義姉とが杉子をぞんざいに扱います。しかし、杉子はけっして「耐え忍ぶ女」ではありませんでした。
監督: 成瀬巳喜男 出演者:忍節子(島杉子)、香取千代子(中根袈裟子)、日守新一(山村真吉)、結城一朗(原田町夫)、笠智衆(映画会社のスカウト)、磯野秋雄(杉子の弟)、山内光(山内弘)、葛城文子(山内の母)、若葉信子(山内の姉)、ほか
「女性の勝利」のネタバレあらすじ結末
女性の勝利の紹介:1946年日本映画。田中絹代という稀代の名女優がどんな役柄でもこなしていたことが改めて窺える作品です。もちろん彼女自身が生前語ったように、溝口健二とタッグを組むことは大きな刺激となったのでしょう、真摯な女性の生き方を監督の要求通りに演じ切っています。女性弁護士という役柄を得て立つ法廷内の熱気はひとり田中絹代がつくり出していると言っても過言ではありません。その意味で田中絹代の抜擢こそこの映画の成功に他なりません。また生方敏夫カメラマンのカメラワークは特筆に値します。せまい日本家屋内で繰り広げる緊迫感あふれる会話シーンを、息継ぎのない長回し撮影でとらえて観る者を圧倒します。
監督:溝口健二 出演者:田中絹代(細川ひろ子)、桑野通子(河野みち子)、高橋豊子(ひろ子の母)、松本克平(河野周一朗)、若水時子(河野の母)、徳大寺伸(山岡敬太)、三浦光子(朝倉もと)、紅澤葉子(もとの母)、内村榮子(ゆき子)、長尾敏之助(水島)、風見章子(原田時枝)、若水絹子(とみ)奈良真養(裁判長)ほか