アダムス・ファミリーの紹介:2019年アメリカ映画。1991年、1993年と実写映画化された「アダムス・ファミリー」がアニメ版で映画化となりました。設定自体も現代風にリニューアルされていて、実写版とはまた違うアダムスファミリーが楽しむことができます。恐ろしくもどこか憎めなくて可笑しいアダムスファミリーが楽しめます。
監督:コンラッド・ヴァーノン、グレッグ・ティアナン 声優:オスカー・アイザック(ゴメズ・アダムス)、シャーリーズ・セロン(モーティシア・アダムス)、クロエ・グレース・モレッツ(ウェンズデー・アダムス)、フィン・ウォルフハード(パグズリー・アダムス)、ニック・クロール(フェスターおじさん)、ベット・ミドラー(おばあちゃん)、アリソン・ジャネイ(マーゴ・ニードラー)、スヌープ・ドッグ(カズン・イット)、エルシー・フィッシャー(パーカー)、ほか
映画「アダムス・ファミリー(2019年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アダムス・ファミリー(2019年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アダムス・ファミリーの予告編 動画
映画「アダムス・ファミリー(2019年)」解説
この解説記事には映画「アダムス・ファミリー(2019年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アダムス・ファミリーのネタバレあらすじ:起
幽霊一族のゴメズ(オスカー・アイザック)とモーティシア(シャーリーズ・セロン)は、人里離れた山奥で結婚式を挙げようとしていました。しかし幽霊一族を恐れた人間から迫害を受け、ゴメズたちは逃げ出しました。
そして怨霊が住み着き廃墟と化した屋敷を見つけ、気に入ったゴメズはそこを新居にすることを決め、住むことにしたのです。
それから10数年の月日が経ちました。
ゴメズとモーティシアの間には2人の子供が誕生していました。長女のウェンズデー(クロエ・グレース・モレッツ)はいつも暗い表情をしていて何かを企んでいるという不気味な性格です。長男のパグズリー(フィン・ウルフハード)はいたずら好きで爆弾を仕掛けてはいつもゴメズを困らせてばかりいます。
子供たちに手を焼きながらも幸せに暮らしていたゴメズ一家でしたが、ゴメズには1つ悩み事がありました。それは幽霊一族にとって大切な儀式である「セイバーマズルカ」をパグズリーが披露する日が近づいていることでした。
アダムス・ファミリーのネタバレあらすじ:承
セイバーマズルカは幽霊一族にとって一人前の男になる大切な儀式で、これに失敗すると一族に食べられてしまうという悲惨な結末になってしまうのです。儀式までの日がもう迫っていることと、パグズリーに剣舞の才能が全くないことに焦ったゴメズは、兄のフェスター(ニック・クロール)や魔女である母親に頼み、どうにかできるように徹底指導してもらいます。
一方で、ゴメズ達が住む屋敷の近くに大勢の人が住む住宅地が建設されていました。この住宅地をプロデュースするのは人気テレビ司会者のマーゴ。住宅の完売を目指すマーゴは、あんなところに不気味な屋敷があっては家が売れないと、屋敷を自分好みにリフォームしようと番組スタッフと娘のパーカーを連れて屋敷に乗り込んでいきます。
ゴメズは大歓迎でマーゴ達を迎えますが、剥製が動き出したり屋敷内に底なし沼があったりと一筋縄にはいかないゴメズの家に面食らったマーゴは、逃げるように屋敷を出て行きます。
一方、パーカーとすっかり仲良くなったウェンズデーは、パーカーと同じ中学校に行くことを望み始めます。大反対のモーティシアを説得し、パーカーと同じ中学校に通うことができました。学校でいじめられていたパーカーをウェンズデーが助けたことから、二人の仲はさらに深まり、互いに影響されあい、互いの好みを共有するようになっていきます。
それを快く思っていなかったモーティシア。モーティシアが開催した交霊術会にウェンズデーが参加しなかったことで二人は喧嘩をしてしまい、ウェンズデーは家出をしてしまいました。
アダムス・ファミリーのネタバレあらすじ:転
セイバーマズルカの上達が全くないまま、パグズリーは儀式の当日を迎えました。世界中の幽霊たちがその儀式を見届ける為に、アダムスファミリー屋敷に次々とやってきます。
たくさんの幽霊たちが通過していくため、街の住民たちはパニックになってしまいました。訪問以降、ゴメズの屋敷を目の敵のように感じていたマーゴにとっては、この状況はたまったものではありません。
マーゴは、家出していたウェンズデーがパーカーと一緒にマーゴの自宅にいることを知り、自宅内に閉じ込めることにしました。閉じ込められたウェンズデーとパーカーは、自宅にあった隠し部屋を見つけると、マーゴが街中にカメラを設置し住民を監視していた事実を知ります。
いよいよセイバーマズルカの儀式が始まります。しかしゴメズが危惧したとおり、マジョルカは失敗してしまいます。そこにマーゴが、パニックになり屋敷のせいだと怒り狂った住民たちを引き連れて屋敷にやってきます。タガが外れた住民たちは屋敷を次々と破壊し始めました。
アダムス・ファミリーの結末
人間の暴力的な行動に戸惑う一族を目にしたゴメズは、元来セイバーマズルカは一族を守る一人前の男になる為の儀式だったことを思い出し、パグズリーに彼の手製の爆弾を手渡し声をかけます。「一族を守れ!」
爆弾を手にしたパグズリーは次々と爆弾を爆破させ、一族が逃げる道を確保していきますが、あと少しのところで爆弾がなくなってしまいます。絶体絶命のピンチに現れたのは、閉じ込められたパーカーの自宅からどうにか脱出できたウェンズデーでした。最初は恐ろしさのため怒り狂っていた住民たちでしたが、一族の家族を心配する姿を見て、どんな家族も同じ家族なんだと思い直し、一族に謝罪しました。
しかしマーゴは、謝罪どころかさらに食って掛かりゴメズ達一族を追い出そうとします。再び立場が危うくなりそうなゴメズ達。そこにウェンズデーが、マーゴが住民達を監視していた事実を暴露し、なんとか難を逃れます。そしてマーゴは悪態をついた姿をパーカーに配信されてしまい、番組を降ろされてしまいました。
落ちぶれたマーゴをフェスターが声をかけて慰めます。やがて二人は結婚することになり、二人で不動産屋を立ち上げることになりました。破壊された屋敷は申し訳なく思った住民たちによって修復されます。売れ残った住宅地にも一族が住み着き、アダムスファミリーもようやく平穏な生活が送れるようになりました。
以上、映画「アダムス・ファミリー」のあらすじと結末でした。
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