涼宮ハルヒの消失の紹介:2009年日本映画。主人公キョンはSOS団のクリスマスパーティの準備をしていた。12月18日の朝、通学路でキョンはクラスメイトの谷口と会うが、昨日まで元気だった彼が風邪を引いている。話もかみ合わない。その後、クラスに行くと、本来自分の後ろに座っているはずのハルヒがおらず、代わりに自分を殺そうとした朝倉涼子の姿があった。相談のため、キョンは部室へ長門に会いに行く。すると、そこにいたのは、いつもと様子が異なる「普通の女の子」である長門の姿だった。一体、何が起こったのだろう。果たして、キョンは元の世界へ戻れるのだろうか? 人気アニメ作品のシリーズで、特にエピソードが優れているとされた話題作。
映画「涼宮ハルヒの消失」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「涼宮ハルヒの消失」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「涼宮ハルヒの消失」解説
この解説記事には映画「涼宮ハルヒの消失」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
涼宮ハルヒの消失のネタバレあらすじ:ヒロインの涼宮ハルヒ
傲岸不遜、唯我独尊、超ポジティブ、ツンデレなど、かなり個性的な高校一年の女の子です。「ハルヒ」は世界が普通であることにいら立ち、面白いことをいつも求めています。そんな彼女の周りには、普通の高校生・キョン、宇宙人・長門、未来人・朝比奈、超能力者・古泉が集まり、「SOS団」を結成。SOS団の周りでは、いつも不思議な出来事が起きるようになりました。
涼宮ハルヒの消失のネタバレあらすじ:主人公のキョン
ハルヒに「選ばれた」普通の高校生。SOS団に無理やり入れられ、昔は信じていたけど決して現実世界では起こるはずがない摩訶不思議な出来事が、彼の周りには起こるようになります。12月17日、クリスマスイブに開催のSOS団クリスマスパーティの準備をしていました。しかし、翌日12月18日、いつものように学校に登校していると、昨日まで元気だったクラスメイト・谷口が風邪をひいていることに気づきます。会話もかみ合わず、違和感を覚えます。そこは、今までの彼がいた世界とは別の世界だったのです。
涼宮ハルヒの消失のネタバレあらすじ:キョンの恐怖と不安
キョンがクラスに着くと、自分の後ろの席に座っているはずのハルヒがおらず、かつて自分を殺そうとして、消滅させられた(学校関係者には「転校」ということになっています)はずの朝倉亮子の姿がありました。恐怖と不安におびえるキョンは、古泉に助けを求めてに行きますが、古泉はおろか、彼が属する1年9組ごとなくなっていました。部室へ行くと、いつもの表情とは異なる「普通の女の子」である長門の姿を発見し、自分は今までとは違う世界にいることを確認します。
涼宮ハルヒの消失のネタバレあらすじ:長門からのメッセージ
12月19日、事態に困惑し、あきらめかけていたキョンですが、部室の本の中にしおりを見つけます。そこには、「プログラム起動条件 鍵を揃えよ 最終期限2日後」の文字が。元の世界にいた長門からのメッセージだとすぐにキョンは把握しました。しかし、「鍵」が何を意味するのか分からず、再び袋小路に。
涼宮ハルヒの消失のネタバレあらすじ:ハルヒと再会。SOS団、再び。
12月20日、昼食を食べていると、何気なく漏らした言葉から、谷口が「涼宮ハルヒ」の存在を知っていることが判明します。彼女は現在、進学校・光陽園学園にいるとのことでした。学校を早退して、キョンは光陽園学園へ行きます。校門の前で、涼宮ハルヒを発見。声をかけますが、ハルヒは自分の存在を知らない様子でした。そこで、キョンが3年前の七夕のことを教えると、その日ハルヒが学校の校庭に落書きしたときに手伝ってくれた「ジョン・スミス」がキョンであることを知ります。喫茶店でキョンの元の世界のことを伝えると、「面白い!」とハルヒは叫びました。そして、北高に乗り込んで、朝比奈みくるを捕まえ、部室へ乱入。改変された世界でもSOS団が結成されたのです。
涼宮ハルヒの消失のネタバレあらすじ:キョン、過去の世界へ
すると、パソコンの電源が突然つき、元の世界の長門からのメッセージが送られます。「鍵」とは、SOS団が全員揃うことだったのです。キョンは脱出プログラムを作動すべく、パソコンのEnterキーを押します。すると、彼は3年前の七夕の日へ送られます。そこで、大人版・朝比奈みくると遭遇。この3年前の世界に住む長門がキョンと世界を救える唯一の存在だと聞かされました。長門のマンションへ行き、「再び未来へ行って、世界を改変した張本人に、その改変直後再生プログラムが入った銃を撃つ」ことで世界は戻ると言われます。キョンと大人版・朝比奈は3年後の12月18日へ行くことになりました。
涼宮ハルヒの消失のネタバレあらすじ:悲しき長門の起こした事件
12月18日に戻ったキョンと大人版・朝比奈は時空改変者である長門に出会います。銃を撃とうとしますが、キョンは後ろから朝倉涼子にナイフで刺されてしまいます。これは「感情」というを「エラー」を起こした長門が、今までの世界を変えたいという思いから引き起こされた事件だったのです。瀕死のダメージを受けるキョンでしたが、朝倉涼子は何者かによって拒まれ、長門に銃を撃ち、改変された世界は元に戻ります。
涼宮ハルヒの消失の結末:いつもの風景で終わる物語
元の世界に戻ったキョンは、自分を朝倉から救ってくれたのは、未来の自分が過去に戻った姿なのだと気づきます。キョンは「普通の毎日」より、ハルヒとともにいる奇想天外な世界の方を選んだのでした。長門は「エラー」を起こしたため、上司である「情報統合思念体」から処分されることになっていましたが、キョンは「もし、長門をどこかに隠したら、SOS団で見つけに行く」と啖呵を切ります。キョンはこれまでただの高校生として生きてきましたが、自らの力で世界を改変から救うということになり、「当事者」の1人になったことを自覚します。12月24日、SOS団のクリスマスパーティが始まります。キョンはハルヒの手料理を楽しみにし、やがて過去へ戻り、改変された世界を救うため、朝倉達に対峙することを決意します。しかし、それはまだ先の話になりそうです。「いつもの風景」で終わった本作。キョンはハルヒとともに過ごす日々を愛おしいと思うようになり、「当たり前」は愛すべきものだったことに気づいたのでした。
以上、映画涼宮ハルヒの消失のあらすじと結末でした。
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