イコライザー2の紹介:2018年アメリカ映画。アカデミー賞、オスカー賞と幾多の名声を持つ名優デンゼル・ワシントンがアントワン・フークワと再びタッグを組んだ自身初のシリーズ作品。昼間はごく普通のタクシー運転手、マッコールは、世の中が裁けない悪を19秒で抹殺していく、元CIAエージェントとしての顔を持っていた。マッコールのかつての上官であり、現在の親友であるスーザンが何者かに殺害されたことに端を発し、死の真相に迫るマッコールはやがて自身と同じ手口を使う敵の存在にたどり着き、善と悪のイコライザー同士の避けられない戦いの幕が上がる。
監督:アントワン・フークワ 出演:デンゼル・ワシントン(ロバート・マッコール)、ペドロ・パスカル(デイブ・ヨーク)、アシュトン・サンダーズ(マイルズ)、ビル・プルマン(ブライアン・プラマー)、メリッサ・レオ(スーザン・プラマー)、ほか
映画「イコライザー2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「イコライザー2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
イコライザー2の予告編 動画
映画「イコライザー2」解説
この解説記事には映画「イコライザー2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イコライザー2のネタバレあらすじ:起
舞台はイスタンブール発の鉄道、静かに本を読む一人の男(マッコール)はとなりの席に横たわる少女とその席を後にする連れ合いらしき男を見ていました。少女を残して席を立った男を追ってバー車両に移動したマッコールはバーテンダーに白湯を依頼します。しかし、もう閉めたと現地の言葉で返すバーテンダーに、少女の席にいた男が現地の言葉でとりなし、オーダーが通り、そのことに対しマッコールはお礼を言います。とりなした男はマッコールに近づき、酒を進めます。他愛のない雑談の中でマッコールはその男が分かれた妻から一緒に暮らす娘を取り上げ、妻への嫌がらせをしている男と知った上で、その男を探していると鎌をかけます。男は自分の置かれている状況に気付き、仲間の元へ戻ります。男は目配せし仲間にマッコールを襲わせますが、いともたやすくマッコールに返り討ちにあいます。男の元へ詰め寄るマッコールでしたが、男に手を出さず、選択の機会を与え、少女は無事に母親の元へ帰ります。ただ、何故、突然無傷で少女が戻ったのかは誰にもわかりませんでした。
イコライザー2のネタバレあらすじ:承
よくある日常の風景、マッコールの職場であるタクシーの中でも様々な人間模様が繰り広げられています。仕事を終え、帰宅したマッコールは読書に耽りますが、同じ頃、ベルギー・ブリュッセルではある夫婦の殺人が行われています。しかも、その殺人は巧妙に自殺に見せかけられた殺人です。マッコールのタクシーは今日も乗客の迎車に向かいます。目的地に到着し、乗客の女性を乗せましたが、その女性の衣服は乱れ、呼吸も荒く、意識がもうろうとし、明らかに普通ではない状態でした。全てを察したマッコールは女性を病院での処置を施し、女性を乗せた場所に戻り、マンションの一室を訪ねます。決済したカードに不備があったと申し入れたそこには数人のエリート風の若者がくつろいでおり、薬物を服用し、被害者の女性にも服用を強要し、更に暴行を働いたことであろう痕跡が明らかでした。怒りに震えたマッコールは改心の選択の余地を与えずイコライザーとして仕置きをし、若者の一人にタクシー運転手の評価を星5つにするよう指示して、部屋を出るのでした。
イコライザー2のネタバレあらすじ:転
帰宅したマッコールは自身の部屋に不審な人影を発見します。警戒しながら部屋に入りますが、そこにいたのはかつての上司であり、現在も親友であるスーザンでした。二人は食事を楽しみ、昔話に花を咲かせた互いを気遣いながらも再会を喜び合いました。
翌日、マッコールが帰宅すると自身の住むマンションの庭が何者かに荒らされており、壁一面が心無い落書きで埋めつくされていました。見るに見かねたマッコールは一人で壁の落書きを掃除し始めます。そこへ同じマンションの住人の若い黒人青年が現れ、無償の善意を行うマッコールに疑問を投げかけます。青年は自身には才能があり人と同じことする必要はないという思想の持ち主で、マッコールの行動を鼻で笑う態度を見せます。しかし、マッコールは青年と真摯に向き合い、行動を起こすことの大切さを諭します。その日は立ち去った青年でしたが、善意の行動を続けるマッコールに、手伝う旨を申し入れます。同じ頃、スーザンと現同僚であり、マッコールのパートナーであったデイブが先頃のベルギーでの殺人について検証を重ねていました。被害者がスーザンの所属していた局の関係者であったことから、より厳密な調査をすべく、スーザンは現場のベルギーに向かいます。デイブと共に現地のホテルに入ったスーザンは、ホテルに到着し、自分の部屋に向かいます。しかし、そこで待っていたのは、強盗に見せかけた明らかなプロの殺し屋で無残にもスーザンは殺害されてしまいます。時を同じくし、昼間の顔
である、タクシー運転手としての業務にいそしむマッコールの車に一人の男が乗客として乗り込んできます。体格のいいその男は、娘のお土産を片手にマッコールと雑談を楽しみますが、マッコールの一言で態度が一変します。男の「空港へ」という依頼に反して、「反対の方向へ何分もの間、走り続けている」というマッコールにナイフを突き立てます。自らその行動を誘発するくらい、男の素性を見抜いていたマッコールは巧みな運転技術で後部座席の男を翻弄し、返り討ちにして殺してしまいます。男の情報を物色する中で、男の持っていた携帯電話から、何かに気づいたマッコールでした。
亡くなったと思われていた昔のパートナーに突然生きていることを知らせ、更にパートナーの自宅に突然訪問したマッコールはかつてのパートナーの組織への裏切りの確固たる証拠をつかんでおり、それをデイブに突き付け、宣戦布告をし、その場を離れます。
優秀なエージェントであったマッコールの宣戦布告を受けたデイブは昔の仲間を集め、マッコールの弱点と思われる、マンションの住人の青年をさらい、マッコールとの対戦に備えます。誰が語るでもなくお互いが対戦の地に選んだのは、以前にマッコールが住んでいた土地であり、そこはデイブもよく知る土地だったのです。
イコライザー2の結末
荒れ狂う天候の中、悪のイコライザー・デイブの一団とただ一人の善のイコライザー・マッコールの戦いの幕が上がります。しかし、私利私欲の為に悪に染まったデイブがCIA内でも唯一無二の実力を持ち、善のイコライザーであるマッコールに適うはずもなく、人質であった青年が軽症を負ったものの、あっけなく戦いの幕を閉じます。同時にイコライザーという人並外れた能力を持ちながら、地道に行動することの大切さを教えてくれたマッコールに感化され、落書きだらけだったマンションの壁面に美しい絵画を作り上げ、完成を共有できる女性との出会いが始まるところで幕を閉じます。
以上、イコライザー2のあらすじと結末でした。
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