オリ・マキの人生で最も幸せな日の紹介:2016年フィンランド,ドイツ,スウェーデン映画。パン屋で働くボクサーのオリ・マキが世界チャンピオンに挑んでいく話をメインに、オリ・マキの恋物語を含めて何が一番大切かを描き出した作品です。終始モノクロの画風が古い時代の話を表現していて優しい雰囲気を出しています。
監督:ユホ・クオスマネン 出演:ヤルコ・ラハティ(オリ・マキ)、オーナ・アイロラ(ライヤ)、エーロ・ミロノフ(エリス)、ほか
映画「オリ・マキの人生で最も幸せな日」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「オリ・マキの人生で最も幸せな日」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
オリ・マキの人生で最も幸せな日の予告編 動画
映画「オリ・マキの人生で最も幸せな日」解説
この解説記事には映画「オリ・マキの人生で最も幸せな日」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
オリマキの人生で最も幸せな日のネタバレあらすじ:起
パン屋で働きながらボクサーをしているオリ・マキ(ヤルコ・ラハティ)は、アマチュアから転戦してきて10戦8勝と上々の成績。そんなオリに世界戦の話が舞い込んできました。相手はアメリカのチャンピオン、デビー・ムーアで、なかなかの強敵です。
元チャンピオンのエリス(エーロ・ミロノフ)が、オリのマネージャーとなり、世界戦に向けて万全の体制を組みます。
オリにはずっと仲の良い女友達がいました。ライヤ(オーナ・アイロラ)です。練習にもずっとついてきてくれたライヤに、オリはいつしか恋心を抱くようになりました。
世界戦なので注目度は半端なく、厳しい練習の最中、スポンサーへの挨拶回りや食事会や写真撮影、挙げ句の果てには映画撮影までし始める始末。静かに集中したい、何より恋心を抱いたオリは、ライヤと一緒にいたいと考えていたのです。やがて、オリは練習に集中出来ないストレスが溜まっていきました。
オリマキの人生で最も幸せな日のネタバレあらすじ:承
しかし、オリはライヤがいたから頑張れたのですが、肝心のライヤの方は日に日に注目を浴びていくオリに対し、何も出来ず居心地が悪くなってしまい、突然実家に帰ってしまいます。
ライヤが居なくなったオリはショックを受けてしまい、ライヤがいた時よりも集中出来ない状態が続いてしまいます。ただライヤが側にいて静かに練習が出来たらと考えていたオリと相反して、周囲の期待はどんどん高まっていってしまいます。
映画の撮影も本番を間近に控え、さらに熱を帯び始めました。そんなストレスがピークに達してしまい、オリは練習を投げ出しライヤに会いに行ってしまいます。突然現れたオリにライヤは驚きもせず、いつものように接してくれます。
オリマキの人生で最も幸せな日のネタバレあらすじ:転
楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰りのバスに乗る前に、周囲の期待が辛いと溢したオリに「私は期待していないから負けても気にしない」と話すライヤをとても愛しく思ったオリは、彼女にプロポーズします。突然のプロポーズでしたがライヤは笑って承諾してくれました。
オリは再び練習に復帰し、最後の仕上げに入ります。きつい減量をクリア、オリはライヤと仲良く婚約指輪を買いに行き、結婚の準備を整えて世界戦へと挑みます。
そして迎えた世界戦、フィンランドで開催される初めての世界戦にたくさんの人が駆け付け、やがてゴングがなりました。開始直後、チャンピオンのデビー・ムーアにどうにか食らいつくオリ。ライヤも、オリが豆粒のようにしか見えない座席からですが彼を見守っています。
オリマキの人生で最も幸せな日の結末
しかし迎えた第二ラウンド。チャンピオンの猛攻にオリは堪えきれず、ダウンを重ね続行不能だと判断したレフェリーが試合を止めました。エリスの落胆をよそに、やりきったオリは晴れ晴れとしていました。これで解放されてライヤと幸せになれる。その事が何より嬉しかったのです。
試合後、ライヤとやって来た食事先でも、どうしても周囲の落胆の目が気になります。やっぱり出ようとライヤを促して出ていこうとすると、スポンサー達と食事をしていたエリスに声をかけられます。
オリを呼ぶエリスの誘いを断り、オリはライヤとその場を立ち去ります。もう堅苦しい付き合いは御免だと言わんばかりです。店を出たオリとライヤ、手を繋いで歩くその姿は幸せそのものでした。
以上、映画「オリ・マキの人生で最も幸せな日」のあらすじと結末でした。
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