騎兵隊の紹介:1959年アメリカ映画。南北戦争の戦いのひとつ、ビックスバーグの包囲戦を舞台に、南軍の拠点となる駅の破壊という任務を負った北軍の騎兵隊の戦いを、隊長と軍医の確執や北軍に恨みを持つ農園の女主人のエピソードも交えて描いた西部劇です。
監督:ジョン・フォード 出演者:ジョン・ウェイン(ジョン・マーロー大佐)、ウィリアム・ホールデン(ヘンリー・ケンドール少佐)、コンスタンス・タワーズ(ハンナ・ハンター)、アリシア・ギブソン(ルーキー)、スタン・ジョーンズ(ユリシーズ・グラント将軍)ほか
映画「騎兵隊」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「騎兵隊」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「騎兵隊」解説
この解説記事には映画「騎兵隊」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
騎兵隊のネタバレあらすじ:起
南北戦争の最中の1863年4月。北軍のユリシーズ・グラント将軍(スタン・ジョーンズ)は劣勢を跳ね返すべく、南軍の要塞都市ビッグスバーグへの包囲戦を決意します。北軍は手始めに南軍の補給路を断つため、南軍の勢力下にあるニュートン駅の攻撃を計画、元鉄道技師のジョン・マーロー大佐(ジョン・ウェイン)率いる騎兵隊は任務を帯びて500km先のニュートン駅に向けて出撃します。騎兵隊には軍医のヘンリー・ケンドール少佐(ウィリアム・ホールデン)も同行することになりましたが、マーロー大佐は大の医者嫌いであり、二人は最初から反りが合いませんでした。
騎兵隊のネタバレあらすじ:承
騎兵隊は南軍の偵察部隊と交戦しながら進軍、途中のとある農園に宿を取ることにします。騎兵隊は農園の女主人ハンナ・ハンター(コンスタンス・タワーズ)と女中ルーキー(アルシア・ギブスン)の出迎えを受けますが、北軍に恨みを持つハンナとルーキーは騎兵隊の目的を知るや南軍に密告しようとしますが、二人の行動に気付いたマーロー大佐は口外を防ぐため二人を騎兵隊に同行させることにし、騎兵隊は南軍と交戦しながらニュートン駅へと進軍していきます。戦いの最中、ハンナは次第にマーロー大佐に惹かれていくようになります。
騎兵隊のネタバレあらすじ:転
騎兵隊は目的地のニュートン駅に到着、敵の攻撃を退けながら駅を徹底的に破壊し任務を果たします。次の作戦は、敵地を更に南下してバトンルージュへと抜けることでした。騎兵隊は南軍勢力と交戦しながら目的地を目指しますが、途中でルーキーは流れ弾に当たって死亡します。負傷兵の手当てにあたるケンドール軍医は、マーロー大佐が医者を嫌う理由はかつて大佐が医者のミスにより妻を死なせてしまったのが原因だと知りますが、負傷兵の傷の悪化について口論となります。その時、騎兵隊は南軍軍学校の少年訓練兵の襲撃を受けます。
騎兵隊の結末
騎兵隊は重要拠点のウィリアムス橋に辿り着きますが、そこには南軍の大軍が待ち構えていました。ケンドール軍医や負傷兵の看護にあたっていたハンナは負傷兵とともに南軍の捕虜として終戦を待つことを決意、マーロー大佐らと再会を約束して別れます。騎兵隊は橋の進撃を開始、マーロー大佐は負傷しながらも橋を突破し、南軍の追撃を橋の爆破で断ち切ります。そしてハンナとケンドール軍医が見守る中、マーロー大佐率いる騎兵隊はみるみるうちに彼方へと遠ざかっていきました。
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