俺たちスーパーマジシャンの紹介:2013年アメリカ映画。子供の頃“ランス・ホロウェイのマジックセット”で遊ぶバートとアントンは、いまや大人気のマジシャンに。ところがマジックのマンネリからか客席には空席が出るようになり、アントンとも離れ離れになってしまいます。その頃、ストリートマジシャンのスティーブの自虐ネタが評判になっていましたが、バートは“ランス・ホロウェイのマジックセット”のランスに出会い、初心に戻る事ができます。バートとアントンは友情を取り戻し、再び大きな舞台で活躍する事ができるのか…。笑いあり涙ありのコメディ作品です。デイビッド・カッパーフィールド、ランス・バートン等が協力しています。
監督:ドン・スカーディノ 出演:スティーヴ・カレル(バート・ワンダーストーン)、スティーヴ・ブシェミ(アントン・マーベルトン)、ジム・キャリー(スティーブ・グレイ)、オリヴィア・ワイルド(ジェーン)、アラン・アーキン(ランス・ホロウェイ)、ジェームズ・ガンドルフィーニ(ダグ・マニー)、ほか
映画「俺たちスーパーマジシャン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「俺たちスーパーマジシャン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
俺たちスーパーマジシャンの予告編 動画
映画「俺たちスーパーマジシャン」解説
この解説記事には映画「俺たちスーパーマジシャン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
俺たちスーパーマジシャンのネタバレあらすじ:起
いじめっこに追いかけられるバート。自宅に戻るとママからのメッセージカードが。『誕生日おめでとう今日も残業なの、愛してるわ。ママより』。ケーキも自分で作り、一人で誕生日プレゼントを開けるバート。プレゼントを開けたバートは目を見開きます。
それはテレビなどで人気の“ランス・ホロウェイのマジックセット”でした。翌日から早速学校で手品を練習、それを見て話しかけてきた病弱な少年アントンと仲良くなり、2人で新たなマジックを考え出す事にします。
年月は過ぎ、成人したバートとアントンの2人はマジシャンとしてペアで活躍しています。大舞台にも立つ人気マジシャンになりますが、舞台袖では喧嘩ばかりでアシスタントのニコールも追い出して、急遽その場にいたジェーンをアシスタントにして舞台に戻ります。
アントンはマジック中、ジェーンと共に閉じ込められたロッカーの中でジェーンを口説きます。一方、バートも観客の美女とベッドを共にします。
そんな時、2人は今人気のストリートマジシャン、スティーブに出会います。こちらから声をかけるも、興味を示さず去っていきます。
俺たちスーパーマジシャンのネタバレあらすじ:承
マジックもマンネリ化して客足も減ってきたとき、アントンが新しいマジッックを考え出します。スティーブのマジックを真似して、クリアボックスに入って空高くクレーンで1週間吊り上げられ、灼熱地獄に耐えられるかという“ホットボックス”です。
開始20分でリハーサルにも来なかったバートが騒ぎ出し、ボックスが壊れて落下、アントンは骨折して大失敗に終わります。
その後は言うまでも無く、どん底の生活に追い込まれたバートは豪邸からも追い出され、ジェーンを頼ります。ジェーンは手品を披露し、共にやらないかと言いますが、バートは女とはやらないと言い、部屋を追い出されます。
バートはモーテルで休みながら見た新聞広告に“エンターテイナー募集”を見つけ、介護施設に行きます。そこで出会った老人に「君はカードを切るのが下手だ。マジックの最中に唇が動くトークも面白くない。自分のやってる事を信じろ」と言われます。
その老人は、バートが小さいころに誕生日プレゼントにもらった“ランス・ホロウェイ手品セット”のランス・ホロウェイ本人だったのです。バートは話がしたいと申し出ますが、ランス・ホロウェイからは「グッバイ」の一言でした。
俺たちスーパーマジシャンのネタバレあらすじ:転
バートが部屋でテレビを見ているとアントンが出演、アントンは貧しい国に出向いてマジックを披露して回っていました。そしてバートの事を「兄弟のような存在だった」と言います。
ランス・ホロウェイの部屋を訪れたバートは、ランスにマジックを教えてもらうようになり、ランスに「なぜ急に姿を消したのか」と尋ねるとランスは「ある日突然、単純作業に思えたんだ。嫌気が差した」と言います。
500ドルでホテルオーナーから息子ジューダの誕生日パーティに呼ばれたバートは、一緒にとランスを誘います。
ランスと一緒にスティーブのショーを見に行くと、アシスタントに付いていたのはジェーンでした。バーでスティーブに会ったバートは「君のはマジックじゃない、最低の見世物だ」と言うと「“帽子からウサギ”はもう古い」と言われます。それを聞いたランスは誕生日パーティに向けて、さらにやる気を取り戻します。
施設でマジックを披露するバートとランス、そこへ祖母に会いに来たジェーンに、バートは今までの非を詫びます。
誕生日パーティが始まり、コインマジックから始めたバートを遮るように、招待されていたスティーブがあらゆる自虐ネタを披露し始めます。
共にマジックをする予定だったランスは病のため来れず、ベッドに横たわっていました。ランスは「子供達は笑ったか?私も2人でやる楽しさを学んだよ。これが最後の消失マジックだ」と言い、目暗しをしてベッドの下に潜り込んだランスでした。
俺たちスーパーマジシャンの結末
久しぶりにアントンと再会したバートは「もう友達には戻れないと思ってた」と、泣きじゃくる2人でした。ジェーンも呼び、三人でショーに向けての打ち合わせをしていると、ジェーンが「“消える観客”は?」と言いますが、そのマジックは成功した試しがないと言う二人でしたが、方法を思いつきます。
そしてジェーンをマジシャンとして認め、アシスタントではなく前座を務めてほしいと言うバート。バートとジェーンはそのまま抱き合い、キスをします。
そしてランスも加わり大規模なマジックショーが始まります。ランスの昔のビデオが流れ、若き日のランスが『起こり得ない事を観客に体験してもらう事がマジックだ』と言うと、観客席の人物の容姿を言い当て『30年前の録画時に彼の服など知るはずも無いからね。マジックはこれからだ』と言うと、画像の中から若き日のランスが飛び出したかと思うと、目暗しと共に年老いたランスに変身。
観客の歓喜の後、バートとアントンの“消える観客”が始まります。そして観客達は一瞬にしてホテルの屋上に移動していました。大歓声に包まれ、ショーは終了します。
実は観客達はクラトムの葉を使って失神させられ、地道に何人かずつ、一人は引きずり、一人は抱き上げて屋上に運ばれていたのでした。ショーは成功。三人は無事契約を取り付ける事が出来ました。そこには観客席で見守るランスの笑顔がありました。
以上、映画「俺たちスーパーマジシャン」のあらすじと結末でした。
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