リトル・ショップ・オブ・ホラーズの紹介:1960年アメリカ映画。人間の血肉を糧とする珍しい植物を、店の名物にしようとした花屋がありました。ところが、この植物の食欲は異常で、犠牲者がどんどん増えていきます。この植物の暴走を止める事はできるのでしょうか。
監督:ロジャー・コーマン 出演者:シーモア(ジョナサン・ヘイズ)、オードリー(ジャッキー・ジョセフ)、マシュニク(メル・ウェルズ)、最初の犠牲者(ディック・ミラー)、ほか
映画「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」解説
この解説記事には映画「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リトル・ショップ・オブ・ホラーズのネタバレあらすじ:起
街の花屋の店員・シーモアは心優しい性格ですが、少々どんくさい性格でいつもドジばかり踏んでいました。花屋の鬼店長・マシュニクの娘・オードリーに密かに想いを寄せています。ある日マシュニクは、彼の目に余る行動についに痺れを切らして「何か店に役立つことをやらないとクビだ」と怒鳴り散らしました。慌てたシーモアは、今育てている珍しい植物を店に出して、客寄せにしようと提案します。 ところが、彼が持ってきたのは今にも枯れそうな、小さなハエトリソウのような植物でした。彼はこの植物に「オードリージュニア」と名付けて可愛がっていましたが、マシュニクは納得しません。とにかく大きく育てて、人目をひくような代物にしろと命令しました。
リトル・ショップ・オブ・ホラーズのネタバレあらすじ:承
しかし、どんなに水や肥料をやってもオードリージュニアは育ちません。困り果てたシーモアは、ひょんなことからこの植物の肥料が人間の血液だということを発見します。しかも驚いた事に、血液をあげた瞬間、人間の言葉で「腹が減った」とご飯をせっつくのでした。 翌日、植物はぐんと大きくなっていました。これにはマシュニクもご満悦で、ニコニコとしていましたが、しばらくすると植物はしんなりとしてしまい、またマシュニクに怒鳴られるのでした。あんまりにも血液を欲しがるので、シーモアの両手は傷だらけになっていました。けれど、なおも植物はご飯を欲しがります。このままでは、自分が倒れてしまうと思った彼は、仕方なくご飯探しに街へ出かけます。
リトル・ショップ・オブ・ホラーズのネタバレあらすじ:転
街へ出向いた彼は、運悪く人を殺してしまいます。動転した彼は、ひとまず死体を店へ持ち帰りますが、店ではお腹を空かせたオードリージュニアが相変わらずご飯をねだってきます。そこで彼は証拠隠滅も兼ねて、なんと死体を植物に食べさせてしまいます。 それからも、いろいろな理由で何人もの人を食べていったオードリージュニアは、どんどん成長し、ますます食欲を増していきます。 店ではシーモアとオードリー、良い雰囲気になったとしても、植物は空気を読まずにご飯の催促をしてきます。頭にきたシーモアは植物に暴言を履きますが、あっけなくオードリージュニアの催眠術にかかってしまい、またご飯探しに出かけさせられます。
リトル・ショップ・オブ・ホラーズの結末
何人もの人が不可解に失踪したことで、ついに警察が動き出します。捜査の手が、花屋の中まで入ると、巨大に成長したオードリージュニアがついに花を咲かせます。なんとそれは植物に食われた犠牲者の顔をしているのでした。シーモアは思わずその場から逃げ出し、警察は彼を追いかけます。なんとか警察を巻いて店に戻ってきた彼に、植物はまだまだご飯をねだります。彼はとうとうナイフを手にし、決死の覚悟でオードリージュニアの胃袋へ飛び込んでいくのだった。 しばらくすると、植物はまたひとつ花を咲かせます。それはシーモアの顔でした。彼は「僕は悪くない…」と弱々しくつぶやくと、しょんぼりと枯れてしまうのでした。
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