ミケランジェロ・プロジェクトの紹介:2013年アメリカ映画。ナチスが奪った美術品を奪還すべく、芸術はプロ・戦争は素人の男7人の特殊部隊「モニュメンツ・メン」の実話を基にした作品。
監督:ジョージ・クルーニー 出演:ジョージ・クルーニー(フランク・ストークス)、マット・デイモン(ジェームズ・グレンジャー)、ケイト・ブランシェット(クレール・シモーヌ)、ビル・マーレイ(リチャード・キャンベル)、ジョン・グッドマン(ウォルター・ガーフィールド)、ジャン・デュジャルダン(ジャン=クロード・クレルモン)、ボブ・バラバン(プレストン・サヴィッツ)、ヒュー・ボネヴィル(ドナルド・ジェフリーズ)
映画「ミケランジェロ・プロジェクト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミケランジェロ・プロジェクト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ミケランジェロ・プロジェクト」解説
この解説記事には映画「ミケランジェロ・プロジェクト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミケランジェロ・プロジェクトのネタバレあらすじ:モニュメンツ・メン結成
ベルギー・ハントの教会では、ドイツ軍から守るべく、絵を運び出していました。1943年3月パリでは、ドイツのネーリング閣下が絵を鑑賞し、部下のシュタールとこの絵をヒトラーにプレゼントしようと言います。クレールは学芸員として、そこで働いていました。1943年8月ミラノでは、ストークスが「遺産がドイツ軍により失われている」と訴えます。その遺産を守るために、美術専攻の人間を戦地に送って、美術品を守ると宣言します。戦争未経験で美術品にはプロの7人を選び出します。建築家のキャンベル、彫刻家のガーフィールド、フランス人で元美術学校主任のクレルモン、舞台興行主で美術鑑定家のサヴィッツ、元歴史家のジェフリーズは、新兵訓練に参加します。他にはストークス自身と学芸員のグレンジャーがいました。ヒトラーは強奪した美術品で、美術館を建設予定でした。ヨーロッパに渡った7人は1944年7月フランス・ノルマンディーで、古い建物を壊さないように軍隊にお願いするも、拒否されます。その頃、クレールの元にシュタールがやってきて、弟ピエールをレジスタントとして射殺したことを聞かされます。ドイツへ送る美術品を守るために、クレールが情報を漏らしているのではないか、、と責めます。アメリカ軍は、盗まれた絵をドイツ軍から手に入れ、ドイツ軍捕虜からジーゲンという町が運び先の目的地と知ります。クレールの職場では絵が荒らされ、シュタールは汽車で逃げていきました。7人は、2人ずつ組んで別行動をすることになります。モニュメンツ・メンに乾杯します。
ミケランジェロ・プロジェクトのネタバレあらすじ:仲間の死
グレンジャーは収容所に入れられていたクレールに会いに行きます。美術品の行き先を訊きますが、答えません。サヴィッツはベルギー・ハントの教会に来ていました。ドイツ軍から美術品を守るために運び出したものの、移動中にドイツ兵に射殺されたと聞きます。外で言葉の通じない兵士に銃を向けられるも、ジェスチャーとタバコで、上手く危機を免れます。ジェフリーズは、ブルージュを管轄している大佐に会い、ブルージュの町に入りたいと頼むも拒否されます。休戦合意があるから、ドイツ軍は攻撃しないだろう、と言うのです。一人で町に侵入したジェフリーズは教会に入り、そのマリア像に感動します。しかし、ドイツ軍が像を盗みに来たため、ジェフリーズは一人で反撃し、撃たれて死にます。胸には父宛ての手紙がありました。グレンジャーはクレールと美術品の倉庫へ来ました。そこにあったユダヤ人の絵を返しに、今は誰も住んでいない家の壁に、絵を掛けます。これが自分の仕事だ、とクレールに言います。1944年12月、バルジの戦いがありました。テントに郵便物が届き、そこに家族からのレコードがありました。それはクリスマスの音楽で、その音楽はアメリカ軍の拠点に響き渡りました。グレンジャーは、ソ連がドイツ軍の美術品を略奪していることを報告します。沈黙を守るクレールから情報を得ることが、ますます必要になりました。その頃、「ヒトラーが敗戦して死んだときは、すべて破壊するように」というネロ指令が発令されます。6人になったモニュメンツ・メンは、メルカース行きとジーゲン行きに分かれます。サヴィッツはドイツ人の歯医者に治療をしてもらい、絵が好きだという歯医者の甥の家に連れていかれます。そこにはロスチャイルド所有で、ドイツ軍に強奪された絵がたくさん飾ってありました。甥を逮捕します。ガーフィールドとジーゲンへ向かっていたクレルモンは道に迷います。そこで敵軍に撃たれてしまいます。助けを求めるも、民家は戸を開けてはくれず、クレルモンも死亡しました。
ミケランジェロ・プロジェクトのネタバレあらすじ:美術品の隠し場所
メルカースやジーゲンには天然資源があることが判明します。ジーゲンの銅山には1万6000点の絵が隠されていました。2人の仲間が死んだので、グレンジャーも戦地に合流するよう招集されます。クレールに会ったグレンジャーは、メルカースに行くことを言うと、クレールは「送別会をしよう」と、グレンジャーを自分の家へ招きます。家に行くと、美しいドレスに身を包んだクレールがいました。今まで沈黙を破っていたクレールですが、グレンジャーに美術品のファイルを渡します。そこには奪われた場所などのデータがありました。グレンジャーはメルカースで仲間と合流します。メルカースでは金塊が見つかりました。ハイルブロンでは炭鉱で焼かれた絵の数々を発見します。そこでグレンジャーが地雷を踏んでしまいますが、みんなで知恵を絞り、危機を回避します。
ミケランジェロ・プロジェクトの結末:ソ連軍から美術品を守る
一行はノイシュバンシュタイン城へ行きました。そこには美術品がたくさん並べられ、その中には、ベルギー・サントの教会の絵も発見されました。次にアルトアウスゼーへ行きますが、そこで終戦したことを知ります。強奪品があると思われる建物を破壊をしていたドイツ軍大佐を捕まえます。破壊は見せかけで入口のみ爆破したと聞き、内部の収集品を探すべく、入口を爆破しますが、近くまで来ていたソ連軍がその音を聞き、アルトアウスゼーへ向かってきます。ソ連軍が近づいてくることをうけ、撤収合図が出ますが、ストークスはジェフリーズが命を懸けて守ったマリア像を見つけ、運び出します。ソ連軍が来たときには、モニュメンツ・メンは撤収後で、建物の入り口にアメリカの国旗を掲げていました。
以上、ミケランジェロ・プロジェクト のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する