くるみ割り人形と秘密の王国の紹介:2018年アメリカ映画。愛する母を亡くし心を閉ざしていたクララ。クリスマスイブの夜にくるみ割り人形に導かれ、不思議な世界へと迷い込む。そこには「花の国」「雪の国」「お菓子の国」「第4の国」という4つの王国があり、クララはプリンセスと呼ばれることに。しかし「第4の国」には秘密があり、あることをきっかけに起きた戦いにクララは巻き込まれていく。チャイコフスキーのバレエで知られる「くるみ割り人形」をディズニーが実写映画化。バレエ界のトップダンサー、ミスティ・コープランドとセルゲイ・ポルーニンの華麗なるバレエも必見。
監督:ラッセ・ハルストレム、ジョー・ジョンストン 出演:マッケンジー・フォイ(クララ)、キーラ・ナイトレイ(シュガー・プラム)、ヘレン・ミレン(マザー・ジンジャー)、モーガン・フリーマン(ドロッセルマイヤー)、マシュー・マクファディン(シュタールバウム)、エウヘニオ・デルベス(ホーソーン)、リチャード・E・グラント(シヴァー)、ジェイデン・フォーラ=ナイト(キャプテン・フィリップ)ほか
映画「くるみ割り人形と秘密の王国」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「くるみ割り人形と秘密の王国」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
くるみ割り人形と秘密の王国の予告編 動画
映画「くるみ割り人形と秘密の王国」解説
この解説記事には映画「くるみ割り人形と秘密の王国」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
くるみ割り人形と秘密の王国のネタバレあらすじ:起
クリスマスイブのロンドン。14歳のクララ・シュタールバウムは弟フリッツと屋根裏部屋で、お手製のからくり仕掛けの罠でネズミを捕らえようとしています。クララは母譲りの明晰な頭脳の持ち主。しかしその愛する母を亡くしてからというもの心を閉ざしたままでいました。家族にとって初めての母親不在のクリスマス。姉のルイーズもフリッツもクララ同様、寂しい思いを感じていました。見かねたシュタールバウム氏はそんな子供達へクリスマスプレゼントを渡します。それは、母がクリスマスイブに渡すよう用意してくれたプレゼントでした。クララがもらったのは六角星の鍵穴がついた金色の卵型の入れ物。手紙が添えられており、「あなたが必要なものはすべてこの中に入っている」と書かれていました。しかし、肝心の鍵はありませんでした。
くるみ割り人形と秘密の王国のネタバレあらすじ:承
一家はドロッセルマイヤー家のクリスマスパーティへ向かいました。クララが母からもらった金の卵はドロッセルマイヤーが、母マリーのために作って贈られたものでした。しかしドロッセルマイヤーも鍵を持っておりません。なんとしても鍵を手に入れたいクララ。すると屋敷の奥へ導かれた先には雪が降り積もる森の中でした。ドロッセルマイヤーが仕掛けたと思われるひもをたぐり、鍵を見つけた次の瞬間、突如現れたネズミがくわえて逃げてしまいました。橋まで追いかけると、くるみ割り人形の兵士に止められます。しかし、クララがマリー・シュタールバウムの娘だと分かると態度が一変、クララ王女と呼び敬意を表す兵士。自らをキャプテン・フィリップと名乗りました。宮殿にはお菓子の国のシュガー・プライム、花の国ホーソーン、そして雪の国シヴァーという3人の統治者たちがいました。シュガー・プライムの話ではもう1人第4の国の統治者マザー・ジンジャーがいましたが追放されたと聞かされます。クララは母マリーの死を伝え、鍵を探しに来たことを告げます。王国の住人たちはもともと子供のおもちゃでしたが、クララの母が作った"エンジン"によって命を吹き込まれました。この複雑なマシーンを動かすにはクララが持つ金の卵と同じ鍵が必要です。クララはフィリップと共に第4の国へ乗り込むことにしました。
くるみ割り人形と秘密の王国のネタバレあらすじ:転
薄暗い森を抜けるとマザー・ジンジャーを模した巨大なテントが現れました。中へ入るとまん丸姿のクラウンたちがクララの前に立ちはだかります。かわしたクララが階段をあがるとそこにマザー・ジンジャーはいました。鍵もあります。何か言いたげなマザー・ジンジャーでしたが、クララは鍵を奪取することができました。金の卵を開けてみると…中からは鏡が現れます。鏡に写る自分を見て「必要なものはこの中に入っている」という母の手紙を思い出します。クララは鍵をシュガー・プライムへと渡しました。これで母が作ったエンジンを動かすことができると喜んだのも束の間、シュガー・プライムは豹変。軍隊を使って世界を我が物にしようとクララたちを屋上の牢屋へ閉じ込め、エンジンでおもちゃの兵隊に次々と命を吹き込んでいきます。クララはネズミを使って第4の国へ危険を知らせ、シュガー・プライムの暴走を止めに動きます。まん丸クラウンの中に隠れて脱出したマザー・ジンジャーもクララを助けにやってきました。エンジンにこっそり仕掛けをほどこしたクララにより、シュガー・プライムは人形へと変わりました。
くるみ割り人形と秘密の王国の結末
こうして再び平和を取り戻した秘密の王国。クララの鍵探しの冒険も終わり、第4の国は"遊びの国"という本来の名前を取り戻します。クララが留まることを望む統治者たちですが、クララは「必要なものはすべてここにある。母はそのことに気づいていたのよ」と伝え、戻る決意をします。フィリップに見送られ屋敷に戻ったクララは父親のもとに歩み寄り、ダンスに誘います。金の卵を開けると音楽が鳴り始めます。シュタールバウム氏は、偶然にも妻マリーと初めて踊った曲だったことに深く感動しながら踊ります。ルイーズとフリッツも加わり、シュタールバウム家の絆が深く結ばれた様子を、ドロッセルマイヤーが見つめていました。
以上、くるみ割り人形と秘密の王国のあらすじと結末でした。
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