ティモシーの小さな奇跡の紹介:2012年アメリカ映画。レオナルド・ディカプリオ主演映画『ギルバート・グレイプ』(1993年)の原作者であるピーター・ヘッジズが監督・脚本を手掛けた、ディズニーが贈るハートフルなファンタジー作品です。子供ができない夫婦の前にくるぶしから葉っぱの生えた不思議な少年が現れたことから始まる奇跡を描きます。
監督:ピーター・ヘッジズ 出演者:ジェニファー・ガーナー(シンディ・グリーン)、ジョエル・エドガートン(ジェームズ・“ジム”・グリーン)、CJ・アダムス(ティモシー・グリーン)、オデヤ・ラッシュ(ジョニ・ジェローム)、ショーレ・アグダシュルー(イヴェット・オナト)、ローズマリー・デウィット(ブレンダ・ベスト)、デヴィッド・モース(ジェームズ・グリーン・Sr)ほか
映画「ティモシーの小さな奇跡」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ティモシーの小さな奇跡」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ティモシーの小さな奇跡の予告編 動画
映画「ティモシーの小さな奇跡」解説
この解説記事には映画「ティモシーの小さな奇跡」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ティモシーの小さな奇跡のネタバレあらすじ:起
ジェームズ(ジョエル・エドガートン)とシンディ(ジェニファー・ガーナー)のグリーン夫妻は子供ができないのが唯一の悩みであり、不妊治療を行うものの全く成果はありませんでした。やがて養子縁組センターを訪れた夫妻は、担当者のイヴェット・オナト(ショーレ・アグダシュルー)らに、あるひとりの不思議な少年について語り始めました。
閉鎖の危機を迎えつつある鉛筆工場で働くジェームズと鉛筆博物館で働くシンディは子供を産む望みが絶たれたことを知り、子供への想いを絶ち切るために理想の子供像について記した紙を箱に収めると庭に埋めたのです。その夜、夫婦の家にくるぶしの辺りから葉っぱの生えた泥だらけの少年ティモシー(CJ・アダムス)が訪れてきました。夫婦はこの少年こそが天からの授かりものだと信じ、家族として迎え入れることにしました。
ティモシーの小さな奇跡のネタバレあらすじ:承
夫婦はティモシーを学校に通わせましたが、ティモシーはジェームズの職場の上司フランクリン・クラドスタッフ(ロン・リビングストン)の息子からいじめを受けていました。ジェームズから抗議を受けて謝罪したフランクリンの妻はティモシーを誕生日パーティーに誘い、ティモシーはそこで学校の同級生ジョニ・ジェローム(オデヤ・ラッシュ)と知り合い、ジョニはティモシーの足の秘密を知ったうえで打ち解けていきました。しかしその頃から、ティモシーの足の葉っぱが枯れ始めていました。
ティモシーはジェームズによりサッカーチームに入れられましたが、最初のうちはとても下手で中々モノにすることができません。ジェームズの指導を受けてもレギュラーメンバーには入れず、給水係として裏方に回る日々を過ごしていました。
そんなある日、いよいよジェームズの勤める工場の経営は悪化していき、ティモシーは何か新しい物を作ってみることをジェームズに提案、二人は葉っぱで鉛筆を作ることにしました。
ティモシーの小さな奇跡のネタバレあらすじ:転
社会科見学でシンディが勤める鉛筆博物館を訪れたティモシーは、館長バーニス・クラドスタッフ(ダイアン・ウィースト)の似顔絵を描くことになり、センスの悪い部分までありのままに描いてバーニスの怒りを買ってしまいます。シンディはこれを期に日頃からバーニスに溜まっていたうっぷんをぶつけ、博物館をクビになってしまいます。
それからというもの、ティモシーはジョニと秘密基地を作って遊んだり、ひょんなことから参加することになった音楽会でジェームズとシンディのアシストを得てノリノリで打楽器を叩いたりと日々を謳歌していました。ジェームズとシンディは、ティモシーが現れる前に紙に書いた理想の子供像をティモシーが体現していることに気付きました。やがてティモシーは紙に書かれた通りにサッカーの試合にようやく出場する機会を得、応援に来てくれたジョニの目の前で鮮やかなゴールを決めてみせましたが、それはオウンゴールであり、試合は負けてしまいます。その後、ティモシーはジョニに別れの時が近付いていることを伝えました。
ティモシーの小さな奇跡の結末
ジェームズとティモシーが共同で発明した葉っぱを使った鉛筆が生産されることになりました。しかし、発表の場でジェームズの上司フランクリンが二人の手柄を横取りしてしまい、ティモシーは必死で猛反論すると、シンディはティモシーの足に葉っぱが生えていることを明かしました。傲慢な上司たちの目の前でシンディはティモシーの葉っぱを見せてみましたが、その時既に葉っぱは残り1枚になってしまっており、今にも枯れそうな状態となっていました。
やがて嵐が訪れ、ティモシーはジェームズとシンディに最後の葉っぱが落ちれば自分はいなくなると説明しました。そして家は突然の停電に見舞われ、ティモシーは忽然と姿を消していました。ティモシーが現れた庭からは箱が発見され、中にはティモシーからの手紙が入っていました。
ティモシーとの日々を語り終えたジェームズとシンディは改めて“親”になる決意を固めていました。その後、夫婦のもとにセンター職員が一人の少女リリーを紹介、夫婦は彼女を養子に迎えて新たな生活を始めました。
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