ポゼッションの紹介:1981年フランス,西ドイツ映画。単身赴任から帰って来た夫が、妻の様子がおかしい事に気づき、調べて行くうちに妻の奇妙な実態を知ってしまうというホラー映画です。夫婦愛のような内容から、オカルトめいたホラーに展開が変わって行くミステリアスな内容です。イザベル・アジャーニの怪演が光ります。
監督:アンジェイ・ズラウスキー 出演者:イザベル・アジャーニ(アンナ/ヘレン)、サム・ニール(マルク)、ハインツ・ベネント(ハインリッヒ)、マルギット・カルステンセン(マージ)、ヨハンナ・ホーファー(ハインリッヒの母)、カール・ドゥーリング(探偵)、ほか
映画「ポゼッション」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ポゼッション」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ポゼッションの予告編 動画
映画「ポゼッション」解説
この解説記事には映画「ポゼッション」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ポゼッションのネタバレあらすじ:起
単身赴任からマルクが帰って来ました。自宅には美人妻のアンナと一人息子のボブがいました。その夜、アンナとベッドを共にしたマルクは、アンナの気持ちがここにない事を感じました。マルクもまた、負けず嫌いの性格のためアンナを突き放しました。翌日、アンナは居なくなっていました。その後アンナから連絡が入り、喫茶店で話をしますがお互い意地の張り合いでケンカ別れになりました。そしてマルクはボブの面倒は自分が見ると決めました。翌朝、マルクはボブを学校へ送りました。そこにはアンナそっくりの女の先生ヘレンがいました。マルクは動揺し興奮しました。そしてアンナの浮気相手ハインリッヒを突き止めました。
ポゼッションのネタバレあらすじ:承
マルクはアンナの浮気相手のハインリッヒの所へ行きました。話をしているうちに頭に血がのぼったマルクがハインリッヒに暴力を振るおうとしますが、武道家らしく、マルクは軽くあしらわれました。マルクが自宅に帰るとアンナがボブに食事を与えていました。アンナはボブの食事は自分が与えると言いました。再び言い争いになり、感情の起伏の激しいアンナは金きり声を上げながら外に出ました。口から血を流し狂気の表情で帰って行きました。マルクはアンナの異常な行動に対し、探偵事務所にアンナの尾行と何処で何をしているかを調べてもらう依頼をしました。そして探偵はアンナの住む古ぼけたアパートを見つけました。マルクに居場所を連絡し、探偵はアパートに押し掛けました。奥の部屋で何かうごめく生き物を見つけた探偵はアンナの割れたワインの瓶で刺殺されました。
ポゼッションのネタバレあらすじ:転
マルクはハインリッヒの家にいました。実はハインリッヒもアンナの居所を探していました。マルクが自宅に帰るとボブの世話をヘレナがしてくれていました。アンナそっくりの顔でも性格は優しいヘレナにマルクは魅かれベッドを共にしようとしましたが、ボブが突然叫び、二人の関係はここまででした。翌日、探偵の上司と名乗る男がマルクを訪ねました。彼は探偵の恋人(同性愛者)で一緒に生活をしていました。そして探偵がアンナの部屋に行ったきり帰って来ないと言うのです。そして彼もアンナの部屋に向かいました。奥の部屋に入るとドロドロの生物がいました。アンナが言うには完成していないという事です。そして傍らに探偵の死体がありました。男は狂ったように銃をアンナに発砲しますが逆に頭を叩かれ、銃を奪われ射殺されました。
ポゼッションの結末
ハインリッヒがアンナのアパートを見つけて押しかけました。しかし、そこで人間の形に近づいた奇妙な生物を見て仰天し、さらにアンナに刺されて逃げてきました。この話をマルクにすると、マルクはハインリッヒを殺し、アンナの部屋をガス爆発させました。家に帰ったマルクはハンナと抱き合います。ボブをヘレンに預け、アンナを殺された友人のマージの家に行かせました。マルコが後から行くと、アンナは爆破したはずの奇妙な生物とSEXをして悶えていました。マルクは正気を失いタクシーを乗っ取り、警察と銃撃戦になり、負傷した体でらせん階段を上ります。上で待っていたのはアンナと奇妙な生物から変体したマルクでした。アンナが負傷したマルクを抱きよせようとした時、警察が一斉射撃をして、アンナと負傷したマルクは撃ち殺されました。変体したマルクには弾は一発も当たらず、本物のマルクの死体を階段の下に投げ落としました。ヘレンの家のベルが鳴りました。ボブはドアを開けたらいけない、と言いながら浴槽に浸り自殺しました。マルクの姿をした化け物が来ていたのでした。
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