ロスト・バケーション(原題:The Shallows)の紹介:2016年アメリカ映画。現地の人間しか知らない美しいビーチへやってきたナンシー。そこは亡くなった母の思い出の場所だった。現地の男性と波乗りを楽しむ中ナンシーは突然サメの襲撃にあってしまう。なんとか近くの岩礁に逃げたナンシー。浜との距離はそう遠くはなかった。しかし海に入ればすぐにサメに襲われてしまう。助けを待つだけでは生き延びられない。彼女はある決断をする。
監督:ジャウマ・コレット=セラ 出演:ブレイク・ライヴリー(ナンシー)、オスカー・ジャネーダ(カルロス)、ほか
映画「ロスト・バケーション」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ロスト・バケーション」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ロスト・バケーションの予告編 動画
映画「ロスト・バケーション」解説
この解説記事には映画「ロスト・バケーション」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロストバケーションのネタバレあらすじ:秘密のビーチ
母の思い出のビーチへとやってきた医学生のナンシー。そこは現地の人間しか知らない美しい場所だった。送ってくれた現地の男性にお礼を言い、このビーチの名前を聞くも彼は教えてはくれなかった。
ナンシーがここに来たのは波乗りをするためだった。亡くなった母と同じようにこの海で。ボードに乗り沖へ泳いでいくと、現地の男性二人に遭遇。彼らもまたこの海で波乗りを楽しんでいた。
休憩がてら浜に戻ったナンシーは妹に連絡をとった。自分が今、かつて母が話していたあの浜にいると。そしてナンシーはまた母に思いを寄せていた。
ロストバケーションのネタバレあらすじ:クジラ
日が暮れる頃、ナンシーは最後にもう一度波を待つことにした。先ほどの男性二人は先に上がっていく。二人にもビーチの名前を聞いたが、やはり答えてはくれなかった。
しばらく海に漂っていると、上空に大量のカモメが集まっていた。そして彼らの行く先には巨大なくじらの死骸があった。その場から離れるナンシー、しかし突然何者かによって海中に引きずりこまれてしまう。
引きずり込まれると同時に足に激痛を感じたナンシーは、慌てて海面に上がり目の前のくじらによじ登った。足には大きな歯形がつき、とめどなく血が溢れていた。そして彼女の目の前に巨大な黒い背びれが姿を現した。
ロストバケーションのネタバレあらすじ:岩礁
浜の方に目をやると先ほどの男性二人が車に乗るところだった。ナンシーは大声で叫んだ。浜辺までそう遠くない場所だったが、彼女の声が届かず彼らは去っていってしまう。
その時、くじらの身体が大きく動いた。サメが体当たりをしてきたのだ。海に飛び込んだナンシーは急いでその少し先にある岩礁を目指した。岩礁に登った彼女は出来る限りの足の治療をした。
そして身動きが取れないまま、そのまま一晩その岩礁で過ごした。その時彼女は一人ぼっちではなかった。その岩礁にはナンシーより先に傷ついたカモメがいた。
ロストバケーションのネタバレあらすじ:カメラ
次の日、日が昇ると昨日の男性二人がビーチに現れた。しかし海にはサメがいる。ナンシーは浜に戻るよう力の限り叫んだ。しかし彼女の叫びもむなしく二人は目の前で襲われてしまう。
途方に暮れるナンシー。すると岩礁に男性が着けていたヘルメットが流れ着いた。先には小型のカメラが。ナンシーはカメラを拾いあげ、中にメッセージを残して海に投げ入れた。そして満潮の時刻が迫るころ、ナンシーはある決断をする。
ロストバケーションの結末:ブイ
岩礁が海水に飲まれる頃、海に大量のクラゲが顔を出した。サメも嫌がるかもしれないと考えたナンシーは、クラゲの間を泳ぎ岩礁から離れた所にあったブイに辿り着く。そこには救難のための信号弾が備えられていた。
すると遠くに船が通るのを目撃したナンシーは、その信号弾を使い助けを求める。しかし離れ過ぎていたのか船は見えなくなってしまった。ナンシーは怒りをサメにぶつけた。残った弾をサメに向けて発射したのだ。するとサメも怒りを露わにしブイに突撃。
その時、大きく揺れるブイの鎖が切れそうになっているのを発見する。サメの猛攻に鎖は切れた。と同時に鎖は勢いよく海中に引き込まれる。しがみつくナンシーとそれを追うサメ。二人の先には鉄骨が飛び出していた。
寸での所で離れたナンシーだが、サメはそのまま鉄骨に突き刺さり絶命した。浜に流れ着いたナンシーを現地の男性が救ってくれた。側にいる男性の息子の手には、あのカメラがあった。ナンシーは息を吹き返すのだった。
以上、映画「ロストバケーション」のあらすじと結末でした。
「ロスト・バケーション」感想・レビュー
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ジョーズを思い出させるシーンは迫力があって、息をのむ怖さ。女性の主人公がサメと格闘するシーンには、ハラハラドキドキさせられた。いい映画だと思う。
私が好きなサメ映画の上位に入る映画です。派手なCG演出は少なくコストは低めだと思うのですが、やたらと人が食べられる演出がない分、実話の様な怖さがありました。また、他のサメ映画はだいたい数人で逃げるのですが…こちらの映画はお姉さん1人ぼっちです。私のお気に入りのシーンは鳥さんを離すシーン、途中でサメが出て食べられてしまわないかとヒヤヒヤしながら見てしまいます!テレビでも定期的にやってるので、一度は見て欲しい映画です!