三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船の紹介:2011年フランス,アメリカ,イギリス,ドイツ映画。時は17世紀フランス。フランス宮廷で三銃士と呼ばれる三人、アトス、ポルトス、アラミスは、ダ・ヴィンチの残した兵器の設計図を手に入れようとするが、仲間であったミレディの裏切りで失敗する。宰相リシュリューは、その設計図で英国と密約を交わし、国の実権を握ろうと陰謀を張り巡らせる。立身出世を夢見る若い剣士ダルタニアンと共に、三銃士は王と国を英国の魔の手から守る為に冒険を繰り広げる。有名冒険小説三銃士を原作とした冒険アクション映画。
監督:ポール・W・S・アンダーソン 出演者:アトス(マシュー・マクファディン)、ポルトス(レイ・スティーブンソン)、アラミス(ルーク・エヴァンズ)、ダルタニアン(ローガン・ラーマン)、プランシュ(ジェームズ・コーデン)、ミレディ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)、コンスタンス(ガブリエラ・ワイルド)、アンヌ王妃(ジュノー・テンプル)、ルイ13世(フレディ・フォックス)ほか
映画「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船の予告編 動画
映画「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」解説
この解説記事には映画「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船のネタバレあらすじ:起
17世紀初頭のフランス王国、フランスは各国からの危機に晒され、宰相リシュリュー卿はその権力を増す為に暗躍していました。そしてそれを阻む事が出来るのは、僅かな者達だけでした。ヴェニスで、アトス、アラミス、ポルトスの三銃士は、アトスの恋人ミレディと共に、罠がひしめくダヴィンチの蔵に潜り込んでいました。そこで彼等は一本の巻物を探し出します。巻物を手に入れた祝杯を挙げる三銃士とミレディですが、三銃士達をめまいが襲います。そこに敵であるバッキンガム公爵が現れミレディと親しげに話します。ミレディは裏切りを告白し、バッキンガム公は蔵から探し出して来た物、ダ・ヴィンチが残した兵器の設計図を奪い取っていきました。1年の月日が経ちました。田舎で父より剣を習ったダルタニアンは家宝の剣を携え、銃士になる為にパリに向かいます。その道中、眼帯の男ロシュフォールと一悶着を起こしそれは決闘に及びますが、ロシュフォールは背を向けたダルタニアンを銃撃します。腕を撃たれ、剣を奪われ、止めを刺され掛けたダルタニアンですが、そこに通り掛った馬車の貴婦人がロシュフォールを止めます。それはミレディでした。命を拾ったダルタニアンはパリに到着します。勝気なダルタニアンは着いて早々3人の男と騒動を起こし、3人と決闘の約束をします。その3人とはアトス、ポルトス、アラミスの三銃士でした。その頃城では、リシュリューとミレディが密会し、イギリスがダ・ヴィンチの残した兵器を完成させたと報告していました。三銃士は揃って決闘の場に姿を現します。ダルタニアンは相手が三銃士だと知ると、自分も銃士志願者だ言います。しかし彼等から、銃士隊は解散したと告げられます。そしていざ決闘を行うといった所で、彼等はリシュリュー配下の警備隊に囲まれました。ダルタニアンは、率先して警備隊の相手を始めます。それに三銃士も加わり、警備隊を蹴散らして見せました。観衆はそれを賞賛し、三銃士は国を守る情熱を思い出します。ダルタニアンは観衆の中に居た女性に気を惹かれ声を掛けますが、その女性は彼を田舎者呼ばわりして去って行きました。
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船のネタバレあらすじ:承
三銃士はダルタニアンを家に連れ帰ります。そこで彼等は、ダルタニアンが道中出会った眼帯の男を名を教え、リシュリューの右腕だと説明します。彼等はリシュリューの手によって銃士の任を解かれ、さっきまで生きる目的と信念を忘れていたと漏らします。ダルタニアンは銃士の高き誇りを信じていると彼等に訴え掛けます。リシュリューは国王ルイ13世に、警備隊に反抗した三銃士の処罰を求めます。国王は三銃士とダルタニアンを呼び処罰を加えようとしますが、アンヌ王妃がそこに現れ、広場でダルタニアンを袖にした女性、侍女のコンスタンツから彼等の武勇を聞かされたと国王に告げます。それを聞き、王妃の気を留めようと躍起な国王は、一転4人を賞賛ししました。国王の懐柔がうまく行かないリシュリューは、王妃がその障害となっていると判断し、ミレディを使って王妃とバッキンガム公のスキャンダルを捏造しようと画策します。その公爵がベルサイユ宮殿を訪れました。その乗り物は、ダ・ヴィンチの残した飛行船でフランス側を驚かせます。フランスを見下す公爵は、リシュリューと密会を行い開戦への陰謀を張り巡らせます。その頃ミレディは、警備と罠を掻い潜って王妃の部屋に忍び込み、国王から首飾りを盗み出しました。リシュリューは更に、偽造した公爵からの手紙を仕込むように命じます。しかしそこまで命じる彼はミレディを信用しておらず、彼女もまたリシュリューを信用していませんでした。ミレディは、リシュリューに全てを命じたという念書を書かせ公爵の下に向かいました。国王は王妃の机から手紙を見つけ、その真偽を確かめる為に次の舞踏会で首飾りをつけてくるよう誘導しろとリシュリューに唆されます。コンスタンスは、首飾りが無い事に気付き王妃に報告します。王妃はリシュリューの仕業だと確信し、その意図を見抜きます。コンスタンスはダルタニアンを訪ね、首飾りの奪還を依頼します。最初嫌がったダルタニアンですが、彼女のキス一つで三銃士を説得し、イギリスに向かいます。
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船のネタバレあらすじ:転
妨害するリシュリューの配下を出し抜き、4人はロンドン塔へ忍び込む作戦を立てます。三銃士は目立つので囮となり、ダルタニアンが一人忍び込む事になり、実行されます。しかし、その作戦は読まれていてダルタニアンは公爵の前に引き出されます。ミレディの助言を受けた公爵は勝ち誇ってダルタニアンを尋問します。そのミレディはロンドン塔を離れていました。ダルタニアンは不意に公爵に時間を聞き、外を見て欲しいと頼みます。するとそこには、飛行船を奪った三銃士の姿がありました。飛行船の武器でロンドン塔を攻撃する三銃士、その隙にダルタニアンは脱出します。その攻撃を何とか生き延びた公爵は、怨嗟をこめてアトスの名を叫びます。ダルタニアンは首飾りの奪還に失敗した事を三銃士に報告します。彼等はミレディが首飾りを持ち歩いている事を見抜いていました。そのミレディの乗る馬車が不意に停止します。その馬車の御者は、三銃士の召使プランシュでした。馬車は飛行船に吊り上げられ格納されます。ミレディは武器も奪われ、観念したように首飾りをアトスに手渡します。そして甲板に上げられた自分が処刑される事を三銃士に確認します。アトスはそれを肯定します。彼女はそのアトスに念書を手渡し、船の側舷に歩いて行きます。ミレディはアトスに向かって振り向き、銃を持つ彼に手を差し伸べながら空へ身を投げました。アラミスは彼女らしい死に方だと言い、アトスは撃っていれば一生後悔しただろう漏らします。ドーバー海峡上空で飛行船は、一回り大きな飛行船の襲撃を受けます。そしてその飛行船の舳先には、コンスタンスが縛り付けられていました。ロシュフォールに捕らえられた彼女は人質にされ、首飾りとの交換を要求されます。使命との狭間で迷うダルタニアンにアトスは、女を選べ、後悔するなと言い、ダルタニアンは交換に応じました。ダルタニアンが首飾りを下げ、コンスタンスと船を入れ替わる事という取引を行います。しかし、二人が乗り変わった途端、ロシュフォールは砲撃を浴びせ始めました。火力が違い過ぎて相手にならず、三銃士は逃走し、嵐の中に入ります。追うロシュフォールの船の中、ダルタニアンは隙を見て逃げ出し始めました。
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船の結末
雲の中、ロシュフォールの船は三銃士の船を見失います。その三銃士の船は上を取り、奇襲を掛けてきました。三銃士に気嚢を破られ、飛行船は降下し、建物の屋根に引っ掛かります。ロシェフォールは三銃士に追われ首飾りを持って逃げますが、それをダルタニアンに追い詰められ対決する事になります。ロシェフォールはダルタニアンにとってはまだ手強く、ロシェフォールが優勢に立ちます。しかし、父の教えが役に立ちダルタニアンは逆転、ロシェフォールを倒します。舞踏会の準備が進む王宮に三銃士の飛行船が降りてきます。そこに居合わせたリシュリューは、配下の者に三銃士を取り押さえさせようとしますが、そこに国王がやってきました。三銃士は国王に、リシュリューの裏切りを伝え、その証拠の念書も示します。更にそこに王妃がやってきました。そして彼女の首には、国王が贈った首飾りが輝いていました。リシュリューは捨て台詞を吐いてその場を去って行きます。ダルタニアンはコンスタンスからのキスを受け取り、三銃士達は、一人は皆の為に、皆は一人の為にという銃士の真偽を取り戻しました。王宮にて陰謀が破られた頃、ミレディは目を覚まします。目覚めるのを待っていたかのように公爵は、あの世ではないと声を掛けます。彼はアトスを追っているときに彼女を見付け、引き上げたと言います。そこは軍艦の中で、公爵の率いるイギリスの大艦隊は、一路フランスを目指していたのでした。
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