ホワイト・クロウ 伝説のダンサーの紹介:2018年イギリス,フランス映画。20世紀最高のダンサーと評され、今でもその評価が覆される事のない伝説のダンサー、ルドルフ・ヌレエフの若かりし頃から、亡命に至るまでの半生を描いた伝記ドラマです。監督は役者としても有名なレイフ・ファインズが担当しています。
監督:レイフ・ファインズ 出演:オレグ・イヴェンコ(ルドルフ・ヌレエフ)、アデル・エグザルコプロス(クララ・サン)、レイフ・ファインズ(プーシキン)、ラファエル・ペルソナ(ピエール・ラコット)、セルゲイ・ポルーニン(ユーリ・ソロヴィヨフ)、チュルパン・ハマートヴァ、ほか
映画「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ホワイトクロウ伝説のダンサーの予告編 動画
映画「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」解説
この解説記事には映画「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ホワイトクロウ伝説のダンサーのネタバレあらすじ:起
1961年、ダンサーになったルドルフ・ヌレエフ(オレグ・イヴェンコ)は海外公演のため、初めて祖国であるソ連を出る事になりました。仲間達と共にフランス、パリにやってきます。
彼にとってパリは素晴らしく、文化や芸術等を観察して自らのダンスに活かしていこうと、一人で出かける事が多々あったのですが、その度に彼の行動は政府の組織であるソ連国家保安委員会(KGB)に監視されていました。
ヌレエフがレニングラードのキーロフバレエ学院に入学したのは6年前の事でした。受けているレッスンが自分に合わないと学長に訴えた結果、凄腕教師のプーシキン(レイフ・ファインズ)に教えを請うことになります。
ホワイトクロウ伝説のダンサーのネタバレあらすじ:承
名ダンサーになるには年齢がいき過ぎていたヌレエフでしたが、人一倍レッスンを重ね、そのハンデを埋めていきます。その後、パリ公演で大喝采を受ける程のダンサーになったヌレエフは、ある日の公演後にクララ・サン(アデル・エグザルコプロス)という女性を紹介され、食事を共にします。
その後もヌレエフはクララと会いますが、ヌレエフの激しすぎる気性と生い立ちに対する劣等感を露にしたのを見て、クララに距離を置かれるようになってしまいます。しかしヌレエフにとってクララ達いわゆる「西の人」と会うことは、KGBやヌレエフをあまり良く思わないキーロフ舞踏団のセルゲイエフ(セルゲイ・ポールニン)からの圧力を強める事になるのでした。
ホワイトクロウ伝説のダンサーのネタバレあらすじ:転
パリでの最終公演を大成功で終えて、ヌレエフはセルゲイエフが止めるのを無視してクララ達と最後のパリの夜を楽しみに出掛けます。
翌朝、次のロンドン公演に出演するために空港に向かいますが、セルゲイエフに、フルシチョフ第一書記の前で踊るためにモスクワに戻るように命じられます。モスクワに戻ると収容所に連行され、このままバレエが二度と出来なくなると悟ったヌレエフは、セルゲイエフの命令を拒否し逃げ出そうとしますが、いつものように彼を監視していたKGBに取り囲まれてしまいます。
ホワイトクロウ伝説のダンサーの結末
ヌレエフを見送りに来ていたクララ達は、ヌレエフの危機を感じとり、空港警察に駆け込んで彼が亡命希望者だと訴えるのでした。「あなたはどうなりたい?」と尋ねるクララにヌレエフは「自由になりたい」と答えます。そしてヌレエフは背後にいた空港警察に亡命希望だと告げるのでした。KGBは彼を拘束しようとしますが空港警察に助けられます。
亡命するということは、故郷にも帰れず母親にも会えないということ。つらい現実もヌレエフの決意を揺るがすことは出来ませんでした。
亡命後、記者会見を終えたヌレエフは、舞台の準備を終えるといつものように舞台へと向かっていくのでした。
以上、映画「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する