Uターンの紹介:1997年アメリカ映画。ジョン・リドリーの小説『Stray Dogs』をリドリー自ら脚本を手掛けて映画化したクライム・サスペンス作品です。マフィアの金を横領して田舎町に逃れた男が、そこに住む美女ら住民たちに振り回されたあげくに殺し合いの愛憎劇に巻き込まれていく様子をユーモア交えて描いています
監督:オリヴァー・ストーン 出演者:ショーン・ペン(ボビー・クーパー)、ジェニファー・ロペス(グレース・マッケンナ)、ニック・ノルティ(ジェイク・マッケンナ)、ホアキン・フェニックス(トビー・N・タッカー)、ビリー・ボブ・ソーントン(ダレル)ほか
映画「Uターン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Uターン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「Uターン」解説
この解説記事には映画「Uターン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
Uターンのネタバレあらすじ:起
マフィアの金を横領し、締め上げられて左手の指2本を切り落とされたボビー・クーパー(ショーン・ペン)は、マフィアに金を返すためにカリフォルニアに向けて車を飛ばしていました。途中のアリゾナ州の砂漠地帯で車が故障したボビーは、最寄りの田舎町スペリアの修理工場に車を預け、修理完了まで時間を潰そうと町を歩いていたところ、グレース・マッケンナ(ジェニファー・ロペス)なる美女に出くわし、誘われるがままに家を訪れて彼女を抱こうとしたところ、そこにグレースの夫ジェイク(ニック・ノルティ)が現れ、ボビーはジェイクに殴り飛ばされて追い出されてしまいます。しかしその後、町を歩いていたボビーはジェイクに声をかけられ、何とあらかじめ保険金をかけておいたグレースを殺す計画を打ち明けられました。
Uターンのネタバレあらすじ:承
ボビーは立ち寄った食料品店で強盗に襲われて金を奪われたあげく、店主の放った銃弾が金の入ったバッグを直撃して肝心の札束は全て木っ端微塵にされてしまいました。仕方なく修理工場に戻ったところ、今度は修理工のダレル(ビリー・ボブ・ソーントン)が勝手に修理しなくてもいい箇所までいじくったために余計な金額を請求されてしまいます。レストランに入ったボビーは尻軽そうな若い女ジェニー(クレア・デインズ)に誘われ、ジェニーの彼氏トビー(ホアキン・フェニックス)に因縁をつけられる始末。金にも困り、一刻も早くこんな町を出たいボビーはジェイクの元を訪れ、ジェイクはボビーに高額の報酬を提示してグレースを殺害してくれるよう依頼しました。
Uターンのネタバレあらすじ:転
ボビーはグレースを誘い出しましたが殺すことはできず、逆にグレースはジェイクが母親の愛人だったこと、自分もジェイクから虐待を受けたことを打ち明け、ジェイクを殺害したうえで彼が隠し持っている大金を奪って逃げようと持ち掛けてきました。どちら側に付くか迷ったボビーは一旦町に戻りますが、またジェニーやトビーとトラブルになり、ダレルは更に修理代を上乗せして請求してきたので、憤慨したボビーはバスで町を離れようとしましたが、またしても現れたトビーとケンカをした際にバス乗車券を紛失してしまい、挙句の果てにはボビーを追ってマフィアの手下が町にやってくる始末でした。いよいよ追い詰められたボビーはグレースに連絡を取り、ジェイクを殺して金を奪うことを伝えました。
Uターンの結末
ボビーはジェイクの家に侵入しましたが逆にジェイクに脅され、グレースにそそのかされたと言い訳したボビーは彼女を殺すと約束しました。その時、部屋にいたグレースが叫び声を上げ、ジェイクが部屋に駆け寄った隙にボビーとグレースは斧を振り上げてジェイクを殺害、床下の金庫から20万ドルを手にしたボビーはグレースと愛し合いました。ボビーはジェイクの死体を車のトランクに詰めてグレースと共に町から逃亡しますが、後を追ってきたポッター保安官(パワーズ・ブース)からグレースは何とジェイクの実の娘であることを暴露されてしまいます。グレースはポッターを殺し、彼女に利用されていたことに気付いたボビーは死体を捨ててから逃げようとしましたが、グレースはボビーをも崖から突き落としました。足を骨折しながらも何とか生きていたボビーは、思い直して助けにきたグレースを殺し、谷底から這い上がって車のエンジンをかけたその瞬間に再び車は故障してしまい、砂漠に一人取り残されたボビーは絶望しました。
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