ベルベット・ゴールドマインの紹介:1998年イギリス映画。ゲイを公言しているトッド・ヘインズの描くゲイの美しくもはかないラブストーリーをグラムロックに重ねてレトロで素敵に表現しています。グラムロックファッションの楽しめるおしゃれな作品です。
監督:トッド・ヘインズ 出演者;ジョナサン・リース・マイヤーズ(ブライアン・スレイド)、ユアン・マクレガー(カート・ワイルド)、トニー・コレット(マンディ・スレイド)、クリスチャン・ベール(アーサー・スチュアート)、エディ・イザード(ジェリー・ディヴァイン)ほか
映画「ベルベット・ゴールドマイン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ベルベット・ゴールドマイン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ベルベット・ゴールドマイン」解説
この解説記事には映画「ベルベット・ゴールドマイン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ベルベット・ゴールドマインのネタバレあらすじ:起
70年代に活躍したグラムロックスター、ブライアン・スレイドはライブ中に射殺されるというショッキングな事件から数か月後、射殺は狂言だったことがわかりますが真相は謎のままでした。あれから10年が経ち、新聞記者のアーサーはブライアン・スレイドの狂言の真相を探るために取材をするように上司から言われます。アーサーは過去にブライアン・スレイドのファンでした。そして彼の音楽と出会うことで自分のセクシャリティにも気づくきっかけにもなりました。この事件の取材をしながらブライアンの過去だけでなく自分の過去の記憶も思い出します。
ベルベット・ゴールドマインのネタバレあらすじ:承
アーサーはブライアンの最初のマネージャーであるセシルに話を聞きに行きました。彼はロンドンのクラブで歌うブライアンを観て一目で気に入り声をかけました。野外ロックフェスでアメリカからきたカート・ワイルドのステージを観て衝撃をうけました。その後、ブライアンはやり手のジェリー・ディバインに出会い、彼にマネジメントしてもらうようになり、セシルはブライアンを失うのでした。
ベルベット・ゴールドマインのネタバレあらすじ:転
アーサーが次に取材をしたのはブライアンの元妻のマンディでした。ジェリーはバイセクシャルであるブライアンを上手く売り出し、彼を成功させます。ロンドンだけではなくアメリカでも成功させたいジェリーは、ブライアンの会いたがっていたカートに会わせ、バイセクシャルを武器に二人を売り出しました。アーサーは彼らの姿をみて自分がゲイだと気づきはじめます。ブライアンの妻のマンディは二人がどんどん親密になってゆく姿を理解しているつもりでしたが、ブライアンが必要としているのは自分ではないと気づいていきます。しかし、ブライアンとカートも音楽性の違いと気持ちのすれ違いで離れていき、二人の関係は終わりを迎えます。
ベルベット・ゴールドマインの結末
カートを失ったブライアンはグラムロックスターであることも疲れ果て、射殺されたという狂言を使い、この世界から消えることにしました。狂言だと知ったマンディは離婚届をもって彼の下へ向かいます。マンディはドラッグとセックス漬けの日々を送るブライアンに別れを告げました。ブライアンのその後の真相はわからないままでしたが、アーサーは今人気絶頂のミュージシャンのトーマス・ストーンがブライアンだったと気づきます。しかし、その事実は記事になることはありませんでした。トーマス・ストーンのライブ後、アーサーはバーでカートに出会います。カートはブライアンからもらったオスカー・ワイルドのブローチをトーマスにあげ、その場から立ち去りました。
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