トラブル・イン・ハリウッドの紹介:2008年アメリカ映画。映画プロデューサーとして知られるアート・リンソンの著書「What Just Happened? Bitter Hollywood Tales from the Front Line」を原作とする映画作品。映画を制作する側に焦点が当てられています。敏腕映画プロデューサーである主人公が、カンヌ映画祭に出品する映画作品の試写会をきっかけに騒動に巻き込まれるストーリーです。試写会で上映された作品の観客の反応が良くなく、確かにあんなラストの映画は嫌だなと思える作品で、試写会の観客の反応で実際このようなトラブルが起こるんだなと納得させられる映画です。作り手側の苦労が伝わります。
監督:バリー・レヴィンソン 出演者:ロバート・デ・ニーロ(ベン)、ショーン・ペン(本人)、キャサリン・キーナー(ルー)、ジョン・タートゥーロ(ディック)、ロビン・ライト・ペン(ケリー)、スタンリー・トゥッチ(スコット)、クリステン・スチュワート(ゾーイ)、ほか
映画「トラブル・イン・ハリウッド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「トラブル・イン・ハリウッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「トラブル・イン・ハリウッド」解説
この解説記事には映画「トラブル・イン・ハリウッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トラブルインハリウッドのネタバレあらすじ:起・スポンサーおかんむり
ベン(ロバート・デ・ニーロ)は数々のハリウッド映画を手がける敏腕プロデューサーです。自分が手がけた作品の試写会で、ラストに犬が銃で撃たれたシーンで観客の不評をかいます。同じく試写会で映画を見たスポンサーの会社社長である女性ルー(キャサリン・キーナー)は、ラストシーンに不満を持ち、映画が公開される前にラストシーンを変えろと要求してきます。今更変えられる訳もなく、ルーを納得させるために監督と共に、ルーの元を訪ねます。しかしラストシーンがどうにも受け付けられないと、断固として受け入れて貰えませんでした。監督はラストシーンにこだわりを持っており、ルーの前で発狂しますが、スポンサーであるルーは極めて冷静で要求を跳ね除けます。
トラブルインハリウッドのネタバレあらすじ:承・映画の撮り直し
スポンサーを納得させなければ、映画は公開出来ないため、ベンは映画の制作スタッフ達に撮り直しに協力してもらうよう奔走します。ベンは別れた妻ケリー(ロビン・ライト・ペン)とよりを戻そうと、もう少しで上手くいきそうでしたが、この映画のトラブルのため元妻と話す時間が無くなり、関係も上手くいかなくなります。ベンは私生活がボロボロになりながらも、監督を説得したり、衣装チームを説得したり、役者をその気にさせたりするために奔走します。ラストを変えて編集し、再度ルーに見て貰うことになります。もう映画は完成し、カンヌへ行くだけだとベンは喜び、元妻ケリーの元へ向かい、心理カウンセリングを一緒に受けますが、再婚をする目的でカウンセラーを受けたのに、ケリーはカウンセラーから別れを勧められてしまいます。
トラブルインハリウッドのネタバレあらすじ:転・ブルースおかんむり
ベンは新作映画の制作も控えていました。主役はブルース・ウィリスで、彼は勝手に役を解釈して、役のためにヒゲを生やしていました。ヒゲを生やしたブルースを見て、スタッフ達はまるでイメージが違うと困惑します。これでは制作できないと、ブルースのエージェントであるディック(ジョン・タートゥーロ)にブルースを説得してもらうように頼みますが、ブルースは役のためにヒゲを生やしたのにとカンカンに怒り、エージェントの手にも負えなくなります。また、ケリーに他の男の影がちらついたり、意外なところで自分の娘と会い困惑したりと私生活もますます落ち着かなくなります。
トラブルインハリウッドの結末:波乱のカンヌ映画祭
様々な問題を抱えつつもカンヌ映画祭にたどり着きます。カンヌ映画祭には関係者、スポンサーが集まります。作品は上映され作品の序盤は観客の反応も良く、胸をなでおろしたベンでしたが、ラストシーンが前回よりも残酷になっていて、観客の不評を買います。忙しさにかまけて、監督の編集をちゃんとチェックしていなかったのです。スポンサーであるルーはカンカンに怒り、一緒に乗って帰るはずだったジェット機にも乗せてもらえませんでした。帰国したベンの仕事の状況も私生活も益々悪い状態になっていましたが、それでも彼はプロデューサーとして走り続けていくのでした。
以上、「トラブル・イン・ハリウッド」のあらすじと結末でした。
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