映画「無人島につれていくなら誰にする？」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
無人島につれていくなら誰にする？の紹介：2019年スペイン映画。共同生活する二組のカップル４人が、それぞれ自分の道を歩むため、引っ越し前夜、４人最後の夜にパーティを開くことになりました。酒と一緒にドラッグを飲んで『無人島につれていくなら誰にする？』というゲームを始めますが、酒とドラッグの影響でお互い本音を言い出したことから４人の関係はズタズタになっていき…という内容のスペイン映画です。
監督：ホタ・リナレス 出演：ポル・モネン（エゼ）、ハイメ・ロレンテ（マルコス）、アンドレア・ロス（セレステ）、マリア・ペドラザ（マルタ）ほか
この解説記事には映画「無人島につれていくなら誰にする？」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マルコスとマルタのカップル、エゼとセレステの2組のカップルは、マドリッドの広いアパートで部屋をシェアし、一緒に暮らしています。マルコスは研修医としてこの部屋を出ていくことになっていて、バレエダンサーのマルタとの関係も何かぎくしゃくしていました。女優を目指すセレステは、仕事も金もなく、少しヤケになっていました。逆に彼氏のエゼはロンドンの映画監督学校への入学が決まり、ひとり浮き足立っていました。
そのロンドン行きをセレステに話したのは出発1週間前でした。セレステの機嫌はさらに悪くなり、荒れるセレステをエゼがいつもなだめていました。引っ越しの荷物をまとめてマルコスが屋上でマリファナを吸っていると、１階の美人妻マギーがマルコスのＴシャツを干していました。それは僕のだと言うマルコスに、マギーは誘惑するような目つきと言葉で近寄って来ました。動揺するマルコスでしたがＴシャツを返してもらって部屋に戻りました。
４人で過ごす最後の夜は、近くのバーでパーティーとなりました。バーにはオカマがいて、マルコスがドラッグをオカマから調達しました。そして酒と一緒にドラッグを飲んだ４人は、行動が大胆になっていきました。マルコスのトイレをセレステが覗き、あそこを見せて？と近寄りました。セレステは恥ずかしいと言うマルコスの目の前で小便をしました。
一方エゼとマルタは、二人より添いキスをしていました。やがて４人が席に戻ると、店を出てアパートに戻り、再び飲み始めました。しばらく飲んだ後、セレステが『無人島に２人つれていくなら誰にする？』というゲームをしようと言いだしました。嫌がるエゼでしたが、マルコスになだめられ、仕方なく参加しました。マルタが、セレステとマルコスと言い、エゼは、マルコスとセレステと言ってゲームは進みました。
マルタが突然、話し始めました。それを聞いたエゼが激怒しました。それはエゼが映画用に書いていた脚本を、マルタが勝手に覗いたことがきっかけでした。罵声を浴びせるエゼに対し、マルタが逆ギレし、言い争いになりました。いったん収まった時、エゼが無人島に連れて行くのは一人にしようと言い、マルコスに言えと迫りました。するとマルタが再び怒りだし、エゼが部屋に帰れ！と怒鳴ると、マルタはエゼを殴り、自分の部屋に戻りました。
怒ったマルコスがエゼに、こんなことやめよう、とくってかかりました。するとセレステが隠していた真実を話そうと言い出し、エゼに言わせました。エゼはマルコスと過ごした一夜が最高だったと、二人のゲイの関係をバラしました。聞いたセレステが怒ってわめきだすと、マルコスはマルタから聞いたと言って、セレステの枕営業の実態をバラしました。するとセレステはエゼに今までの事を洗いざらい話しました。
さっきはごめん、とマルタが戻って来ましたが、セレステが枕営業の話は聞いたと言ったため、再び部屋に戻りました。マルコスがマルタと話をしますが、マルタは自分の思いを全てマルコスにぶつけ、部屋を出て行きました。マルタがいなくなったことで、マルコスは屋上にいるエゼに会い、あの脚本はオレ達の事だろうと？と言い、二人で暮らそうと言い寄りますが、エゼに抱きしめられ、もう終わりだと言われました。
月日が流れ、それぞれの人生を歩む中、セレステがスペイン・マドリッドでエゼを見かけ、声をかけました。エゼはマドリッドに戻っていました。セレステは自分の小さな劇場を見せました。エゼに「ここで脚本を書いてもいい」と誘いますが、エゼは「もうやめた」と言いました。そしてセレステが劇団で踊るマルタを見たこと、エゼがロンドンでマルコスを見かけたことを話しました。二人は共に声は掛けなかったと言いました。やがて二人はまた会おうと言って別れるのでした。
以上、映画「無人島につれていくなら誰にする？」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する