ウインドトーカーズの紹介:2002年アメリカ映画。第二次大戦下で暗号の通信兵“ウィンドトカーズ”となったナバホ族兵士と、彼らの護衛となった白人兵の心の葛藤と絆を描いた戦争アクション映画。
監督:ジョン・ウー 出演:ニコラス・ケイジ(ジョー・エンダース)、アダム・ビーチ(ベン・ヤージー)、クリスチャン・スレイター(ピート・オックス・ヘンダーソン)、ピーター・ストーメア(イェルムスタッド)、ノア・エメリッヒ(チック)、マーク・ラファロ(パパス)、ブライアン・ヴァン・ホルト(ハリガン)、マーティン・ヘンダーソン(ネリー)、ロジャー・ウィリー(チャーリー・ホワイトホース)、フランシス・オコナー(リタ)、ほか
映画「ウインドトーカーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウインドトーカーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ウインドトーカーズの予告編 動画
映画「ウインドトーカーズ」解説
この解説記事には映画「ウインドトーカーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウインドトーカーズのネタバレあらすじ:起
1943年、第二次大戦が激化する中、ジョー・エンダース(ニコラス・ケイジ)が率いる部隊は、ソロモン諸島で日本兵との激戦を繰り広げていた。日本軍に暗号を解読され、米軍は苦戦を強いられ、撤退を口にする兵士らに対してジョーは「この地を死守せよ」と命じ、結果、部隊は全滅し、ジョーだけが重症を追いながらも生き残る。
海軍病院で治療を受けるジョーは、自分の誤った判断を責めながら、死んでいった兵士の言葉が頭から離れず、日本軍への憎悪から戦線への復帰を焦った彼は、従軍看護師リタ(フランシス・オコナー)の協力を得て、検診をクリアして部隊に復帰する。
ウインドトーカーズのネタバレあらすじ:承
米軍は新たな暗号として先住民族ナバホ族の言語を使うことにし、訓練を受けたナバホ族のヤージー(アダム・ビーチ)とホワイトホース(ロジャー・ウィリー)が通信兵としてジョーの部隊に配属される。ジョーは同じ部隊のピート(クリスチャン・スレイター)とともに、ナバホの通信兵を護衛する任務を与えられる。
1944年、ジョーの部隊はサイパン島で日本軍との戦いの最前線にいた。激戦にとまどいながらもジョーに続いたヤージーは日本兵と対峙するが、恐怖で攻撃できずにいると、ジョーが日本兵を倒して彼を助ける。
ウインドトーカーズのネタバレあらすじ:転
ヤージーは普段物静かなジョーが日本兵を前に憎悪をむき出しにする様を見て驚く。ナバホの暗号は日本軍に解読されることなく使われ、ジョーらは敵軍を次々と攻撃、ヤージーらは“ウィンドトーカーズ”と呼ばれるようになり、少しずつ交流を深めていく。
ジョーはヤージーにソロモン諸島での出来事を打ち明け、互いにカトリックであることを知り、ヤージーはナバホの居留地にジョーを招く。そうして過ごすうち、ジョーは任務遂行が困難に思えてくる。
ウインドトーカーズの結末
ある時、部隊は宿営していた村で日本軍の奇襲に遭い、ピートはホワイトホースを守ろうとして殺され、ホワイトホースが捕虜にされそうになる。通信兵が敵の手に渡るのを阻止するため、ジョーは手榴弾を投げ込み、敵もろともホワイトホースを抹殺、その仕打ちにヤージーは怒りをあらわにする。
その後の戦闘では、ヤージーは人が変わったように自ら敵地に突き進み、日本兵に向かっていく彼をジョーも必死に追いかける。しかし部隊は孤立しヤージーとジョーも負傷して敵に囲まれる。窮地に立たされ、殺してくれと言うヤージーにジョーは応えず、敵軍の無線を奪って米軍に爆撃要請を出すと、ヤージーを抱えて逃げ出す。
やがて味方の空爆が始まり、形勢有利となったが、敵の銃撃に遭ったジョーはヤージーを守って命を落とす。
ナバホの居留地に戻ったヤージーは息子の前で「ジョーは友人だった」と語り、彼のために祈りを捧げるのだった。
以上、映画「ウインドトーカーズ」のあらすじと結末でした。
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