よみがえりの島の紹介:2016年日本映画。官能小説専門の中年小説家が、彼を先生と慕う若いミチルと結婚したことで、ミチルの夢である島の生活をするために書いた一般小説が新人賞を取ることになりますが・・・というセクシーファンタジー映画です。ピンク映画専門だった大蔵映画が一般劇場公開をした異色作品です。
監督:山内大輔 出演者:朝倉ことみ(ミチル)、川瀬陽太 (吉岡)、真木今日子 (マキ)、和田光沙 (明恵)ほか
映画「よみがえりの島」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「よみがえりの島」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
よみがえりの島の予告編 動画
映画「よみがえりの島」解説
この解説記事には映画「よみがえりの島」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
よみがえりの島のネタバレあらすじ:起
実践小説講座の講師をしている吉岡にミチルという女性が話しかけてきました。ミチルは吉岡の講座の一番前の席にいつも座っていました。吉岡の才能に惚れ、吉岡に惚れていました。吉岡は官能小説を専門とする中年小説家でした。ミチルは若く積極的に吉岡にアタックしました。やがて二人は結ばれ、沖縄県のある島に旅行に行きました。そこで吉岡とミチルは結婚の約束をしました。そしてミチルが夢を語りました。吉岡の小説が売れたら、この島でゲストハウスをやりたい。そして吉岡にはこの島で小説を書いてほしいと言いました。さらにミチルは小説が売れるまでは私が仕事をし、吉岡には小説に没頭してほしいとも言いました。吉岡は小説が売れたら約束を守ると言いました。またミチルの口癖は『吉岡には才能がある』でした。
よみがえりの島のネタバレあらすじ:承
島から帰ったミチルは保険外交員として働きました。吉岡は自宅で小説を書いていました。ある日、編集者の担当の岡本から、原稿料が下がると言われました。このころから吉岡はマキという女性がママのスナックに通い始めました。小説を書くのも滞りはじめました。ミチルは保険の営業で、中年男にSEXを強要され逃げ帰りました。そして家に帰って酒ばかり飲んで何もしない吉岡に小言を言った事がきっかけで、吉岡はマキと関係を持ち、マキの部屋に同居しはじめ自宅に帰らなくなりました。やがてマキの夫が刑務所から出所したという話を聞き、吉岡は自宅に戻りました。ミチルはいつも通り迎えてくれました。吉岡に献身的に捧げるミチルに対し、吉岡は心を入れ替え真剣に小説を書き始めました。
よみがえりの島のネタバレあらすじ:転
編集者の岡本が大手出版社に転職し、その岡本に吉岡は『情炎の島』という一般小説の原稿を渡しました。やがて『情炎の島』は編集者に認められ、出版されることになりました。更に新人賞にもノミネートされました。マキのスナックで吉岡は電話をとりました。新人賞受賞の連絡でした。ミチルや岡本に祝福され写真を沢山とられました。自宅に戻った吉岡とミチルは祝福の宴を鯛の活け造りで祝いました。二人で乾杯し、吉岡が約束のあの島にゲストハウスの物件を探しに行こうと言いました。島にいるのは吉岡だけでした。物件を見て、夜は酒に酔って歩いていました。その時吉岡に明恵という女性が声をかけ、強引に自分のスナックに連れ込みました。そこで吉岡はミチルが死んだ話をし始めました。新人賞を取って祝いの鯛の活け造りを取に行ってトラックにはねられました。明恵は店で売春も行っていました。吉岡をベッドに連れ込み関係を持った後、吉岡に島の灯台にこの袋を持っていけばミチルに会えるかもしれないといって匂い袋を渡しました。
よみがえりの島の結末
翌日吉岡は袋を持って灯台に行きミチルを呼びました。するとミチルが現れました。再会を喜び、早速物件を契約し、ゲストハウス開店の準備をし始めました。なにもかも順風万端に行っていた時、ミチルがお別れの時が来たといいました。引き留める吉岡にミチルは貴方の小説の中で私は生き続けているといいました。ベッドに寝る吉岡がいました。ナースはマキと明恵でした。傍らでミチルが見守っていました。その時心電図が止まり、吉岡は死亡しました。吉岡はミチルと一緒にいる時、トラックに撥ねられて入院していたのでした。ミチルは吉岡が死んだあと、夢に吉岡が出てきて以降、吉岡が執筆中の『情炎の島』の続きを書いていました。やがて『情炎の島』は完成し、編集者の岡本に渡しました。岡本が『情炎の島』はどこまでが吉岡で、何処からがミチルが書いたのか聞きました。ミチルの応えは『小説の中で吉岡は生き続けている』と言いました。
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