我が家の楽園の紹介:1938年アメリカ映画。フランク・キャプラ監督がピュリッツァー賞受賞の戯曲を映画化。楽天的な作風が特徴のキャプラ監督の中でもとりわけオプティミズムを強調した内容になっている。アカデミー賞作品賞と監督賞を受賞。
監督:フランク・キャプラ 出演:トニー(ジェームズ・スチュワート)、アリス(ジーン・アーサー)ほか
映画「我が家の楽園」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「我が家の楽園」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「我が家の楽園」解説
この解説記事には映画「我が家の楽園」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
我が家の楽園のネタバレあらすじ:起
金融業者のカービーはロビー活動の結果、独占的な軍需物資売買の許可を取り、ある工場に目をつけます。周辺の土地を買収し、事業拡張させて更にその取引で儲けようという魂胆です。立ち退き料につられて素直に引っ越す人間が多いなか、バンダーホフ老人の一家だけは商談に応じません。バンダーホフも昔実業家でしたが、突然金儲けだけの人生が虚しくなって、以後は好きに暮らしているのです。一家にとって大切なのは、生活を楽しむこと、そして友だちを作ること。お金など問題になりません。
我が家の楽園のネタバレあらすじ:承
一方、カービーの息子トニーは父の会社の副社長。秘書であるアリスに恋しています。ある日結婚を申し込みますが、彼女は自分の家族をトニーが嫌うのではないかと心配しています。実はその家族こそバンダーホフ一家で、彼女は老人の孫娘でした。トニーの父母であるカービー夫妻はこの結婚に反対。息子同伴のうえで抜き打ちでアリスの家庭を見にゆきますが、彼らが変人ばかりなのでびっくり仰天。アリスの母はタイプライターが誤配達されたというので売れもしない戯曲をひたすら書いていますし、父は花火の研究に没頭中。アリスの姉は年甲斐もなくバレエダンサーになろうと練習中だし、彼女の夫はシロフォンを熱心に演奏していています。
我が家の楽園のネタバレあらすじ:転
カービー夫妻はそのまま帰ろうとしますが、その時ちょうど貯蔵していた花火が爆発、テロ容疑でその場にいた全員が逮捕されます。留置所でアリスはトニーの母親から散々侮辱され、法廷ではその鬱憤を爆殺させてしまい、新聞ダネに。トニーも放ったらかして一時的に街を離れます。トニーも俗物ぞろいの家族に反抗して家を出ます。バンダーホフは孫娘のためにも家を売ることを決意。その頃カービーのライバルが死に、彼は自分には友達がいないことに気づきます。調印式が行われますが、カービーは外へ出てゆきます。
我が家の楽園の結末
気持ちを落ち着けたアリスが家へ帰ってみると、引越が行われようとしています。そこへトニーが来ます。さらにカービーがやってきて買収は止めると宣言。彼はバンダーホフとハーモニカを吹き始めます。アリスとトニーも仲直り。こうしてまたバンダーホフ一家に仲間が増えました。
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