機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-の紹介:2006年日本映画。TVアニメ「機動戦士Ζガンダム」を再編集して新規カットを加えた劇場アニメーション3部作の3作目。エゥーゴは、ジオン残党勢力アクシズと共闘を持ち掛け、一度は決裂するものの、対ティターンズという利害が一致し、共同でティターンズの宇宙の拠点であるゼダンの門を撃破します。そして、巨大レーザー兵器「グリプス2」を巡り、エゥーゴ、ティターンズ、アクシズは激突し、カミーユも、ティターンズのパプテマス・シロッコ、そしておよびアクシズハマーン・カーンと死闘を繰り広げます。
監督:富野由悠季 声優:カミーユ・ビダン(飛田展男)、クワトロ・バジーナ(池田秀一)、ブライト・ノア(鈴置洋孝)、エマ・シーン(岡本麻弥)、ジェリド・メサ(井上和彦)、レコア・ロンド(勝生真沙子)、ファ・ユイリィ(新井里美)、カツ・コバヤシ(難波圭一)、サラ・ザビアロフ(水谷優子)、パプテマス・シロッコ(島田敏)、ヤザン・ゲーブル(大塚芳忠)、ハマーン・カーン(榊原良子)、ほか
映画「機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛」解説
この解説記事には映画「機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛のネタバレあらすじ:起
クワトロをはじめとするエゥーゴ代表団は、かつてジオン公国を率いたザビ家の正統な後継者ミネバ・ザビに謁見しますが、クアトロが幼いミネバを政治利用するハマーンを糾弾したことから捕らえられ監禁されてしまいます。
カミーユ達は、監禁された部屋からなんとか脱出したものの、その際にパプテマス・シロッコの部隊に攻撃され、レコア・ロンドが行方不明となってしまいました。ティターンズの拠点であるゼダンの門では、アクシズがゼダンの門に衝突するコースで動いていたことから、臨戦態勢となっていました。
一方、アーガマでは、ティターンズが、巨大レーザー兵器「グリプス2」を準備していたことから、一度は決裂したエゥーゴとアクシズが、対ティターンズで共闘することで合意しました。
ハマーンは、ティターンズの指導者であるジャミトフ・ハイマンと交渉するためにゼダンの門を訪れましたが、交渉はすぐに決裂し、それを合図にエゥーゴがゼダンの門に攻撃を仕掛けました。
機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛のネタバレあらすじ:承
戦いの中、カミーユは、シロッコの部下であるサラと出会いますが、サラから行方不明となっていたレコアがシロッコの元でモビルスーツのパイロットをしているという話を聞き衝撃を受けます。そして、レコアが乗ったモビルスーツ「パラス・アテネ」が、アーガマとファが乗るモビルスーツ「メタス」を攻撃しました。
ファは、レコアにシロッコの部下となった理由を問いただしますが、レコアは、アーガマの男達は自分の事しか考えていなかったからと答えて去って行きました。アクシズは、ゼダンの門に衝突して破壊し、ティターンズは拠点を失いました。
その後、再びティターンズとアクシズが交渉することになりますが、そこにサラが来ると感じたカツは、無理矢理交渉の場所であるアクシズの艦艇グワダンに乗り込みます。カミーユは、サラの事でシロッコを憎むカツを追ってグワダンに乗り込みますが、カミーユの予定外の行動に混乱が発生します。
さらに、シロッコの危機を感じたサラがビーム砲を打ったことから混乱に拍車がかかりますが、その中でシロッコは、ジャミトフを暗殺してそれをアクシズの仕業とし、ティターンズに弔い合戦を呼びかけます。シロッコは、モビルスール「キュベレイ」の乗ったハマーンと対峙しますが、その最中に、カツがシロッコに奇襲を仕掛けます。
しかし、カツの攻撃は、サラが身を挺して防ぎ、サラは死んでしまいました。それをきっかけにハマーンとシロッコは、それぞれの陣営まで退き、戦いは中断しました。
機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛のネタバレあらすじ:転
ゼダンの門を攻撃するためにアクシズと手を組んだエゥーゴでしたが、アクシズが手中に収めているグリプス2を奪取するために今度はアクシズに攻撃を仕掛けました。戦いの最中、ハマーンと対峙したカミーユは、ハマーンとニュータイプ同士が通じ合う精神感応を起こしますが、ハマーンが一方的に打ち切ると、そこから去って行きました。
グリプス2を巡る戦いは激しさを増し、ヤザンとその部下に囲まれていたエマは、カツにより救出されますが、そのカツは、ヤザンの攻撃を避ける際に隕石に衝突し死んでしまいます。
さらに、ヤザンは、エマを追い詰めますが、エマを助けようとエマが所属する戦艦ラーディッシュの艦長のヘンケンは、ラーディッシュを前進させたことから、エマは助かりますが、ラーディッシュはヤザンに攻撃され撃沈しました。
ラーディッシュの撃沈に激昂したカミーユは、攻撃してきたジェリドを倒し、ヘンケンを悼みました。カミーユは、ヘンケンの死にショックを受けていたエマをアーガマに連れて帰ると、再び出撃しました。
そのカミーユに、デコアとヤザンが挟み撃ちを仕掛けきてカミーユはピンチとなりますが、出撃したエマがデコアを攻撃し、カミーユを救いました。エマは、デコアを撃墜しますがヤザンの攻撃を受け負傷してしまいました。激昂したカミーユは、ヤザンを撃墜するとエマを救出しました。
機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛の結末
カミーユは、放棄された戦艦の中にエマを運んで床に寝かせますが、エマは瀕死の重傷を負っていました。エマは、カミーユにこの戦いを終わらせるように言い、自分の死を悟ったエマの最後の願いに、カミーユは涙を流して承諾しました。
そのころクアトロは、シロッコとハマーンに追われ、グリプス2の中に逃げ込みました。ハマーンは、クアトロに手を組むように迫りますが、クアトロはハマーンのやり方に反論します。そこにカミーユが助けに入り、それぞれレーザー発射体制に入ったグリプス2から脱出しました。
そして、グリプス2からレーザーが発射され、シロッコにより導かれていたティターンズの艦隊はレーザーの直撃を受け壊滅しました。唖然とするシロッコに、カミーユが襲い掛かります。一方クアトロはハマーンの猛攻を受けて追い詰められ、戦艦を爆発させてハマーンを追い払いますが、クアトロ自身は爆炎に巻き込まれ行方不明となりました。
カミーユは、エマ、カツ、ロザミア、フォオなどの力を集めると、シロッコのモビルスーツに突っ込みシロッコを圧し潰しました。戦いは、アクシズが健在であるものの、ティターンズを壊滅させたエゥーゴの勝利に終わりました。カミーユは、救出にきたファと抱き合い生き残れたことを喜びました。
以上、映画「機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する