機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャーの紹介:2022年日本映画。スーパー戦隊シリーズ第45作『機界戦隊ゼンカイジャー』と第44作『魔進戦隊キラメイジャー』が共演する、スーパー戦隊VSシリーズ第28作です。本作はゼンカイジャーのテレビ本編最終回のその後を舞台に、様々な世界に散らばった4つの秘宝を巡ってゼンカイジャー・キラメイジャーと敵勢力、そして第35作『海賊戦隊ゴーカイジャー』から第43作『騎士竜戦隊リュウソウジャー』までの歴代レッド戦士からなる混成チーム「センパイジャー」による争奪戦が繰り広げられます。スペシャルゲストとして『ゴーカイジャー』でキャプテン・マーベラス(ゴーカイレッド)を演じた小澤亮太、第42作『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』で夜野魁利(ルパンレッド)を演じた伊藤あさひが出演しています。
監督:山口恭平 脚本:香村純子 原作:八手三郎(スペシャルサンクス:石ノ森章太郎) 出演/声優:駒木根葵汰(五色田介人/ゼンカイザー)、小宮璃央(熱田充瑠/キラメイレッド)、浅沼晋太郎(ジュラン/ゼンカイジュラン)、梶裕貴(ガオーン/ゼンカイガオーン)、宮本侑芽(マジーヌ/ゼンカイマジーヌ)、佐藤拓也(ブルーン/ゼンカイブルーン)、増子敦貴(ゾックス・ゴールドツイカー/ツーカイザー)、森日菜美(フリント・ゴールドツイカー)、世古口凌(ステイシー/ステイシーザー)、木原瑠生(射水為朝/キラメイイエロー)、新條由芽(速見瀬奈/キラメイグリーン)、水石亜飛夢(押切時雨/キラメイブルー)、工藤美桜(大治小夜/キラメイピンク)、庄司浩平(クリスタリア宝路/キラメイシルバー)、鈴木崚汰(カッタナー・ゴールドツイカー)、松田颯水(リッキー・ゴールドツイカー)、福圓美里(セッちゃん)、水瀬いのり(マブシーナ)、もえのあずき(本人役)、岡本信彦(ポットデウス)、立花慎之介(Dr.イオカル)、長嶝高士(カルビワルド)、榊原郁恵(五色田ヤツデ)、伊藤あさひ(夜野魁利/ルパンレッド)、小澤亮太(キャプテン・マーベラス/ゴーカイレッド)ほか
映画「機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー」解説
この解説記事には映画「機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャーのネタバレあらすじ:起
悪のキカイトピア王朝トジテンドを倒し、全ての黒幕である“神”との決着をつけた機界戦隊ゼンカイジャー。
その後、並行世界を巡る旅に出たリーダーの五色田介人(ゼンカイザー)、ジュラン(ゼンカイジュラン)、ガオーン(ゼンカイガオーン)、マジーヌ(ゼンカイマジーヌ)、ブルーン(ゼンカイブルーン)、セッちゃんは魔進戦隊キラメイジャーの世界・キラメイトピアを訪れ、宝石の国クリスタリアの女王マブシーナの義兄クリスタリア宝路(キラメイシルバー)に出迎えられました。
時を同じくして、キラメイジャーのリーダー熱田充瑠(キラメイレッド)、射水為朝(キラメイイエロー)、速水瀬奈(キラメイグリーン)は海賊戦隊ゴーカイジャーの世界・ゴーカイトピアに向かい、ゴーカイジャーのリーダーであるキャプテン・マーベラス(ゴーカイレッド)と対面しました。
充瑠たちはマーベラスに、4つ集めればどんな願いも叶える伝説の秘宝「カナエマストーン」のひとつで破壊を司る“デストリア”を持っていないかと尋ねましたが、マーベラスは「知らねえな」と一蹴しました。
キラメイジャーはデストリアを持っているのは「金色の海賊」と聞いていたのですが、ゴーカイジャーには金色のメンバーはおらず、マーベラスは本当にデストリアを持ってはいませんでした。マーベラスは充瑠たちに「金色の海賊」探しを手伝ってやると持ちかけました。
一方、元の世界・ゼンカイトピアに戻り、「駄菓子カフェ・カラフル」に帰ってきた介人たちを待っていたのは、今やゼンカイジャーの頼れる仲間となったステイシー(ステイシーザー)とマブシーナでした。
マブシーナはキラメイトピアとステイシーの住む新生キカイトピアを結ぶゲートを設けようと考えており、ステイシーの同意を得てゲートを開くために必要な4つのカナエマストーンを探してほしいと介人たちに依頼しました。
幸いにもカナエマストーンのひとつで強化力を司る“エネルギア”はブルーンが旅の途中にたまたま回収しており、喜ぶ(ほくそ笑む)マブシーナでしたが、突然現れた快盗戦隊ルパンレンジャーの夜野魁利(ルパンレッド)がエネルギアを盗んで去っていきました。
魁利はゼンカイジャーの追跡を振り切ろうとしましたが、そこに宝路が現れてエネルギアを取り戻してくれました。宝路がマジーヌがクリスタリアに忘れてしまっていた商売道具の水晶玉を届けにやってきたのです。
機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャーのネタバレあらすじ:承
「カラフル」ではマブシーナが突然ステイシーに襲い掛かっていました。介人たちゼンカイジャーも改心したはずのトジテンド戦闘員・クダックに襲撃されました。
マブシーナに捕らえられたステイシーはキカイトピアの城・トジテンドパレスに連行され、トジテンド王朝の支配者でゼンカイジャーに倒されたボッコワウス大王の隠し子だという新たな王・ポットデウスの前に連れていかれました。
ポットデウスは全てのカナエマストーンを集めて世界を支配する野望を抱いていました。マブシーナになりすましていたのはポットデウスの補佐を務める悪の科学者Dr.イオカルであり、魔性の力を司るカナエマストーン“イリュージョア”の力で変装していたのです。
その頃、魁利は宝路に事情を説明し、マブシーナが偽者と入れ替わっているという情報を伝えました。魁利はDr.イオカルの身体にこっそりと盗聴器を仕掛けていたのです。事情を知った宝路は充瑠・為朝・瀬奈に加え押切時雨(キラメイブルー)と大治小夜(キラメイピンク)を招集しました。宝路は魁利と共にトジテンドパレスに潜入することにしました。
一方、ゼンカイジャーの前に焼肉の力を持つ怪人・カルビワルドが出現しました。ゼンカイジャーに加勢すべく、宝路を除くキラメイジャーの5人も駆けつけましたが、カルビワルドはカルビトピアの力を使ってゼンカイジャーとキラメイジャー計10名(介人、ジュラン、ガオーン、マジーヌ、ブルーン、充瑠、為朝、瀬奈、時雨、小夜)を異次元空間“焼肉屋空間”に閉じ込めてしまいました。
焼肉屋空間ではカルビワルドへの一切の攻撃が通じず、ここから脱出するにはカルビワルドが用意した焼肉のフルコース(追加注文あり)を完食するしか方法はありませんでした。ゼンカイジャーとキラメイジャーは挑戦を受けて立ち、早速焼肉を食べ始めました。
機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャーのネタバレあらすじ:転
「金色の海賊」とは、並行世界を股にかける世界海賊(界賊)のゴールドツイカー一家(長男ゾックス(ツーカイザー)、長女フリント、双子の弟カッタナーとリッキー)のことでした。
マーベラスはゴーカイレッドに変身し、ゴーカイジャーの能力をパクったツーカイザーと戦い始めましたが、戦っているうちに互いの実力を認め合った両者は意気投合しました。そこにセッちゃんが現れ、ゾックスの持つデストリアの件で一大事が起きていることを告げました。
その頃、焼肉屋空間では、ゼンカイジャーとキラメイジャーが焼肉を完食したはずでしたが、またテーブルの上には再び焼肉が並んでいました。それもそのはず、カルビワルドは時間逆行の力を持つカナエマストーン“リバーシア”を使ってテーブルの皿の時間のみを巻き戻していたのです。
永遠に焼肉を食べ続けなけれなならなくなったゼンカイジャーとキラメイジャーはお腹いっぱいになってしまいました。時雨は役者の意地で食い切る覚悟を見せましたが、「カルビでも万力でも持ってこい」と不用意な発言をしたことからカルビワルドは追加注文として万力を用意、時雨は過去のテレビ本編同様に頭を万力に挟められて苦しみ出しました。
しかし、介人たちはこのことで食べ物以外のものも追加注文できることに気が付きました。
ジュランは食べた分を消費しようとサウナスーツを追加注文して踊り始めましたが、脱水症状を起こして倒れてしまい、小夜が医療器具を追加注文して手当てする羽目になりました。介人もサウナスーツを注文、陸上選手である瀬奈はルームランナーを注文、料理好きなガオーンは食欲をそそるカレーを作りました。
その頃、トジテンドパレスに潜入した宝路は牢に監禁されていた本物のマブシーナとステイシーを助け出し、魁利は捕らえられていたキカイトピアの住民たちを救出しました。宝路、ステイシー、魁利はDr.イオカルと対峙し、トジテンドパレスに乗り込んだゾックスとマーベラスはポットデウスを追いつめました。
「ひらめキーング!」突然ひらめいた充瑠は“助っ人”を追加注文しましたが、カルビワルドは速攻で却下しました。
しかし、これにヒントを得た介人は全ての歴代スーパー戦隊の力を引き出すことができる究極兵器・ゼンリョクゼンカイキャノンを使い、歴代の黄色の戦士(初代キレンジャー、バルパンサー、ゴーグルイエロー、ダイナイエロー、イエローオウル、タイガーレンジャー、ニンジャイエロー、ギンガイエロー)、特捜戦隊デカレンジャー(デカレッド、デカブルー、デカグリーン、デカイエロー、デカピンク、デカブレイク、デカマスター)、そして歴代戦隊の中でも大食いな戦士(2代目キレンジャー、バトルケニア、デンジブルー、ピンクフラッシュ、ピンクレーサー、メガレッド、キョウリュウピンク、トッキュウ1号)を召喚し、代わりに焼肉を食べてもらうという奇策に出ました。
介人は続けて秘密戦隊ゴレンジャーを召喚し、ゼンカイジャーやキラメイジャーと協力して必殺技“ゴレンジャーハリケーン食いしん坊”を発動、大食いタレントのもえのあずきを召喚しました。もえのあずきは期待に応えて焼肉を完食、カルビワルドはリバーシアの能力を使い切ってしまったことからゼンカイジャーとキラメイジャーは焼肉屋空間から解放され、元の世界に戻ることができました。
機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャーの結末
ゼンカイジャーとキラメイジャーはゾックス、ステイシー、宝路と合流。ポットデウス、Dr.イオカル、カルビワルドとの決戦が始まりました。Dr.イオカルはイリュージョアの力で歴代戦隊の敵だった戦闘員たちを召喚しましたが、ゴーカイレッドとルパンレッドも歴代戦隊のレッド戦士(レッドバスター、キョウリュウレッド、トッキュウ1号、アカニンジャー、ジュウオウイーグル、シシレッド、パトレン1号、リュウソウレッド)を引き連れ、混成チーム“センパイジャー”として加勢しました。
センパイジャーが歴代戦闘員と戦っている間、ゼンカイジャーとキラメイジャーはトジテンドと戦いました。戦いの最中、ポットデウスは実はボッコワウスの隠し子などではなく、ただDr,イオカルに利用されていた非力な一般人だということが明らかになりました。
ゼンカイザーが怒りを爆発させたことにひらめいたキラメイレッドはスケッチを描き始め、駆けつけたフリントらゴールドツイカー一家は切った玉ねぎでマブシーナに涙を流させて宝石を生み出させました。
キラメイレッドはキラメンタルの力とマブシーナの宝石を融合させて新たなアイテム“キラメキゼンカイジュウギア”を2個生み出し、ゼンカイザーは“キラメキゼンカイザー”に、ツーカイザーは“キラメキツーカイアー”にパワーアップしました。
Dr.イオカルとカルビワルドが持っていた2個のカナエマストーンはルパンレッドが回収し、キラメイシルバーに渡されました。ゼンカイジャーとキラメイジャーは共同で必殺技を放ち、Dr.イオカルとカルビワルドを倒しました。これにより召喚されていた歴代戦闘員も消滅しました。
しかし、そこにトジテンドの最後の切り札であるニュークダイテストが現れ、カルビパワーを吸収して巨大戦闘兵・ダイカルビワルドへと変化しました。ゼンカイジャーは巨大ロボ・ゼンリョクゼンカイオーを出撃させました。ゼンリョクゼンカイオーはキラメイジャーの力で“キラメキゼンリョクゼンカイオー”へと進化を遂げ、必殺技“ゼンカイジャー・キラメキビッグバン”でダイカルビワルドを倒しました。
ひとり生き残ったポットデウスはゼンカイジャー・キラメイジャーに謝罪しました。ステイシーはポットデウスに罪を償うチャンスを与え、一緒にキカイトピアの再興に手を貸してほしいと呼びかけました。全てが終わったことを見届けたマーベラスと魁利はその場を後にしました。
カナエマストーンは全てマブシーナの手に戻りました。しかし、フリントがつい「焼肉食べたい!」と言ってしまったことから、カナエマストーンはゴールドツイカー一家の願いを叶えてしまい、再び世界中に飛び散ってしまいました。
出現した焼肉フルコースにうんざりする介人や充瑠たちをよそに、焼肉屋空間に行っていなかったゴールドツイカー一家、宝路、マブシーナ、ステイシー、ポットデウスは思う存分焼肉を堪能していました。
以上、映画「機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー」のあらすじと結末でした。
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