深海獣雷牙 対 溶岩獣王牙の紹介:2019年日本映画。怪獣好きの落語家・林家しん平監督の、『深海獣レイゴー』(2008年)、『深海獣雷牙』(2009年)に続く3作目。昭和のゴジラ映画を彷彿させるような作品で、落語家やコメディアンが多数出演しています。その時代を風刺した内容もある娯楽作品です。
監督:林家しん平 出演者:稲宮誠(鬼頭)、林家あんこ(中川)、柳家わさび(宮崎)、西川瑞(西川)、アゴ勇(半田)、ダンカン(宮崎の父)ほか
映画「深海獣雷牙 対 溶岩獣王牙」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「深海獣雷牙 対 溶岩獣王牙」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「深海獣雷牙 対 溶岩獣王牙」解説
この解説記事には映画「深海獣雷牙 対 溶岩獣王牙」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
深海獣雷牙 対 溶岩獣王牙のネタバレあらすじ:起
大戦中、日本海軍の大和によって太平洋に沈められた怪獣レイガ。その65年後、雷と共に浅草に突如現れた雷牙。雷牙は下町を崩壊し、浅草を野にして海中に消えました。
8年後、熱海防衛軍には浅草を崩壊させて左遷された鬼頭司令官がいます。そのころ国会では、側近の半田が首相に「熱海に怪獣の気配があります。熱海に出れば浅草を崩壊させた鬼頭がいますから、あいつに攻撃させれば熱海は焼け野原になります。そうすれば総理肝いりのカジノリゾートが熱海にできます」と話します。
「そんなに上手くいくのか?」と聞く総理に、半田は「防衛隊の査察官の小原は鬼頭と水と油です。それに小原は総理の派閥じゃないからどうなってもいいでしょう」と言います。総理は話を聞いて高笑いします。半田の予想通り、熱海で大地震が起き、溶岩怪獣王牙が現れます。「こっちから指示を出すな、放っておけ」と二人は微笑みます。
深海獣雷牙 対 溶岩獣王牙のネタバレあらすじ:承
熱海の花火大会の夜、鬼頭に王牙現るの一報が入ります。熱海防衛隊には、ほかに中川と宮崎がいて鬼頭は「攻撃だ!」と気合を入れます。更にサンビーチにも怪獣が現れたとの連絡が入ります。それは青い怪獣で、地震で出てきた黒い怪獣とは違うと言います。
作戦を練っていると、小原がやって来ます。小原は鬼頭に「怪獣を倒すついでに熱海も崩壊させろ、総理のカジノ構想が実現する」と話します。聞いた3人は顔をしかめますが、それでも「戦艦から怪獣の巣を狙って攻撃しろ」と指示し、攻撃を開始します。
ミサイル攻撃が失敗に終わると、そこへ新井隊長と吉田がやって来ます。秘密兵器の戦車神風に乗って応援に来たのです。小原が「神風を壊すんじゃない」と言いますが、新井は無視して特攻し、名の通り玉砕してしまいます。そこへ今度は安田と西川がやって来ます。安田は国防最高機密の削岩機兵器に乗って来ていたのです。
深海獣雷牙 対 溶岩獣王牙のネタバレあらすじ:転
万一壊れたら大変と小原は、出動を止めますが安田は「攻撃は考えるもんじゃない」と言って、地底に潜り王牙に向います。地下で王牙に削岩レーザーを見舞う安田でしたが、王牙には全く効かず、安田は一旦地上に出ようと逃げます。その時、王牙の攻撃を受け安田は敗れ去ってしまいます。
国家の機密兵器2機を失った事で、半田が激怒し「官邸に席はないと思え」と小原を恫喝します。
2頭の怪獣がいなくなり、落胆する鬼頭に、六本木防衛隊から呼び出しがかかります。ここは女性ばかりいて、司令官と隊長はそれぞれ総理と半田の愛人です。この二人に「代わりに戦って」と頼まれた鬼頭は、仕方なく受けます。
六本木には秘密兵器オクトパスがあり、鬼頭もガトリングミサイルを準備します。やがて雷牙と王牙がやって来ます。オクトパスを発進させ、一旦は王牙を倒したものの、再び起き上がった王牙にオクトパスは粉砕されてしまいます。
深海獣雷牙 対 溶岩獣王牙の結末
鬼頭がガトリングミサイル攻撃を始めた頃、鮫島が応援にやって来ます。しかしガトリングミサイルも効かず、鬼頭は鮫島と相談の結果、肉弾戦に出ます。
そのころ本部では、二頭の怪獣のDNAが同じであることがわかり、このまま放置すると増え続ける恐れがあると警戒します。更に東京が壊滅されそうなことから、鬼頭や鮫島を犠牲にして、最強のミサイルで攻撃することを決定します。
特攻を決行した鬼頭や鮫島たちを飲みこんで、ミサイルが大爆発を起こします。やがて二頭の怪獣はいなくなり、焼け野原だけが残ります。しばらくして二頭の怪獣はハワイに上陸していたのでした。
以上、映画「深海獣雷牙 対 溶岩獣王牙」のあらすじと結末でした。
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