仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦の紹介:2023年日本映画。令和仮面ライダーシリーズ第5作『仮面ライダーガッチャード』と前作(第4作)『仮面ライダーギーツ』のコラボレーション作品であり、平成ライダー期より続く『仮面ライダーMOVIE大戦』シリーズの第14作です。人工生命体ケミーの捜索を続けるガッチャード・一ノ瀬宝太郎たちと再び出現したジャマトに立ち向かうギーツ・浮世英寿たちの前に突如としてレベル10最強ケミーが現れたことをきっかけに、宝太郎と英寿たちはそれぞれチームを組んで“最強のケミー捕獲ゲーム”に挑むことに・・・。本作では『ガッチャード』テレビ本編に先駆け、ライダー史上初となる女性2号ライダー・仮面ライダーマジェードが先行登場しています。監督は『ギーツ』『ガッチャード』両作品に参加している山口恭平、脚本は『ガッチャード』の脚本を手がける内田裕基、脚本監修として『ギーツ』の脚本を手がけた高橋悠也が参加しています。主題歌は正体不明のユニット「blank paper」が手がけています。
監督:山口恭平 脚本:内田裕基(脚本監修:高橋悠也) 原作:石ノ森章太郎 出演者:本島純政(一ノ瀬宝太郎)、簡秀吉(浮世英寿)、松本麗世(九堂りんね)、藤林泰也(黒鋼スパナ)、安倍乙(銀杏蓮華)、富園力也(鶴原錆丸)、熊木陸斗(ミナト)、佐藤瑠雅(桜井景和)、星乃夢奈(鞍馬祢音)、杢代和人(吾妻道長)、青島心(ツムリ)、本宮泰風(釘宮リヒト)、南野陽子(一ノ瀬珠美)、石丸幹二(九堂風雅)、永徳(仮面ライダーガッチャード)、中田裕士(仮面ライダーギーツ)、下園愛弓(仮面ライダーマジェード)、福圓美里(ホッパー1)、高橋李依(クロスウィザード)、白上フブキ(ギーツケミー)、トム・コンスタンタイン(ジョン)、KENN(ビートルクス)、宮本充(リクシオン)、杉田智和(テンフォートレス)、甲斐田裕子(ゼグドラシル)、天﨑滉平 (エクシードファイター)、葉菜(コンスタンティン)、伊藤彩沙(ユニコン)、逢坂良太(ザ・サン)、小西克幸(ガッチャードライバー)、東雲はる(アルケミスドライバー)ほか
映画「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦」解説
この解説記事には映画「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦のネタバレあらすじ:起
雨の降る夜、ひとりの少年が車に轢かれて死んだ愛犬を悼んでいました―――。
―――そして現在。富良洲高校生徒にして錬金アカデミーの錬金術師である九堂りんねと仲間たちはこの日も人工生命体“ケミー”を捕らえようと躍起になっていました。しかし、一ノ瀬宝太郎(仮面ライダーガッチャード)は寝坊して出遅れてしまいました。
りんねたちは何とかケミー・ウツボッチャマを捕らえましたが、今度は(『仮面ライダーギーツ』における敵勢力)“ジャマト”が襲い掛かってきました。そこに桜井景和(仮面ライダータイクーン)、鞍馬祢音(仮面ライダーナーゴ)、吾妻道長(仮面ライダーバッファ)が駆け付け、遅れてきた宝太郎や(『ギーツ』終盤で“神”となった)浮世英寿(仮面ライダーギーツ)も駆け付けました。
そこに現れたのはレベルナンバー10の最強ケミー・魔法使い型のクロスウィザードでした。クロスウィザードは魔法の力で景和・祢音・道長をそれぞれタイクーンケミー、ナーゴケミー、バッファケミーの姿に変えてしまいました。英寿は幸いにもケミー化は免れましたが、新たに英寿の分身ともいえるケミー・ギーツケミーが誕生しました。
仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦のネタバレあらすじ:承
クロスウィザードはクリアしたら景和たちのケミー化を解くことを条件に「最強のケミー捕獲ゲーム」を突きつけてきました。ゲームの内容は放出されたレベルナンバー10のケミー5体を集めることです。一行はツムリによって4つのチームに分けられました。
チームはそれぞれ銀杏蓮華・鶴原錆丸・ナーゴケミー、黒鋼スパナ(ヴァルバラド)・バッファケミー、宝太郎・タイクーンケミー、英寿・りんねに加えて突然現れたギーツケミーという編成です。
蓮華・錆丸・ナーゴケミーは戦闘機型ケミー・エクシードファイターを、スパナ・バッファケミーはライオン型ケミー・リクシオンを、英寿・りんね・ギーツケミーと宝太郎・タイクーンケミーは城壁型ケミー・テンフォートレスを捕らえに行きました。蓮華・錆丸・ナーゴケミーはエクシードファイターを祢音の実家である鞍馬財閥所有の飛行場まで誘き寄せましたが、その過程でナーゴケミーはエクシードファイターと打ち解け合い、エクシードファイターは自ら捕まることにしました。
スパナはヴァルバラドに変身し、バッファケミーと共に体内に電気エネルギーを持つリクシオンと対峙しました。対決の末にリクシオンは体内の電気を使い果たし、そのまま捕獲されました。
巨大な城壁の姿で立ちはだかっていたテンフォートレスでしたが、宝太郎や英寿たちはその本体が城内にあることを見抜き、ギーツケミーの助けを借りて本体を捕獲することに成功しました。
続けて宝太郎や英寿たちは世界樹系ケミー・ゼグドラシルと対峙しました。ゼグドラシルは空間を操る能力を駆使してガッチャードとタイクーンを遠くへ吹き飛ばしてしまいましたが、ギーツは同じ能力を持つフォーム・レーザーブーストにフォームチェンジして対抗しました。ゼグドラシルはバリヤを張ってギーツの攻撃をしのぎました。
ガッチャードは飛ばされた先で偶然にも5体目のケミーであるカブトムシ系のビートルクスを見つけました。ゼグドラシルの樹液が好物であるビートルクスは高速で飛来してゼグドラシルのバリヤを打ち破り、ゼグドラシルとビートルクスは一緒に捕獲されました。
5体のレベル10ケミー全てが捕獲されたことで、クロスウィザードは約束通りに景和・祢音・道長を元の姿に戻しました。クロスウィザードはただ人間たちと遊びたかっただけでした。宝太郎や英寿たちは元の生活へと戻っていきました。
仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦のネタバレあらすじ:転
宝太郎は勉強や実家の定食屋「キッチンいちのせ」の手伝いもせず、優しい母・珠美や仲間たち、相棒のバッタ型ケミー・ホッパー1らに囲まれて幸せな時間を過ごしていました。りんねは行方不明になっていた父・風雅との再会を果たし、道長は焼肉を食べ、祢音は運命の人を追いかけ、景和は刑事になっていました。
それぞれが幸せな時間を過ごしていたかに見えましたが、実はこの世界はクロスウィザードが生み出した夢の世界でした。宝太郎は英寿やギーツケミーによって元の世界に戻りました。
そこに現れたのは、錬金アカデミーの上層に位置する組織・錬金連合の調査官である釘宮リヒトでした。実は釘宮は2000年前に「デザイアグランプリ」で英寿に敗れており、長きにわたって英寿への復讐を誓っていました。釘宮は英寿を誘き寄せるために魔法を使ってジャマトをけしかけ、クロスウィザードを利用したのでした。
釘宮はクロスウィザードを吸収し、悪夢を司る怪人・ウィザードマルガムへと変貌しました。ウィザードマルガムは大勢の人々にやがて死に至る悪夢を見せ始め、人々が死ぬ前に自分を止められるかを競う「悪夢ゲーム」を開始しました。ウィザードマルガムは圧倒的な強さでギーツの最強形態・ギーツIXやガッチャード、ヴァルバラドたちを追い詰めました。
りんねはガッチャードやギーツたちの危機を救うべく、宝太郎たちの担任教師にして錬金アカデミーの指導教員である錬金術師・ミナトから託されたユニコーン型ケミー・ユニコンと太陽型ケミーのザ・サンの力を使うことを決意しました。りんねはウィザードマルガムの能力を利用して夢の世界に向かい、そこにいる風雅から2体の強力なケミーの使い方を聞くことにしました。風雅はりんねに戦う覚悟はあるのかと問うと、りんねの持つ指輪・アルケミストリングに力を与えてハイアルケミストリングへと進化させました。
現実世界に戻ったりんねは新たなる変身ベルト・アルケミスドライバーとハイアルケミストリング、ユニコンとザ・サンの力を使って新たなるライダー、仮面ライダーマジェード サンユニコーンへと変身しました。
「この一言で私は変わる。字(あざな)は仮面ライダーマジェード!」 マジェードは圧倒的な強さでウィザードマグナムが召喚したジャマトたちを蹴散らし、ウィザードマルガムに必殺技を浴びせて撃破することに成功しました。
仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦の結末
しかし、往生際の悪い釘宮は再びクロスウィザードを吸収し、再びウィザードマルガムへと変身しました。ウィザードマルガムは空に大きなゲートを出現させ、多くの人々を吸収していきました。ウィザードマルガムは英寿にとどめを刺そうとしましたが、英寿の危機を救ったのはギーツケミーでした。
ウィザードマルガムは重傷を負ったギーツケミーを吸収し、最終形態・ギーツキラーへと進化を遂げました。りんねは力を使い果たしており、ガッチャードとギーツは巨大化する能力を持つギーツキラーの前に絶体絶命のピンチに陥りました。
そこに宝太郎の想いを受け止めたビートルクス、リクシオン、テンフォートレス、ゼグドラシル、エクシードファイターが駆け付け、ガッチャードに新たなる力・エックスアンセンブルを授けました。ガッチャードはパワーアップして仮面ライダースターガッチャードに変身、必殺のライダーキック“スターガッチャードシャイニングフィーバー”とギーツIXの最強必殺技・ブーストナインビクトリーを同時に炸裂させてギーツキラーを倒しました。
ギーツキラーから分離されたギーツケミーはもはや瀕死の状態でした。ギーツケミーの正体は英寿が高校生時代に飼っていた犬・コンスタンティンでした。交通事故で死んだコンスタンティンの魂はもう一度英寿に逢いたいと願い続けており、クロスウィザードの力を借りてギーツケミーとなったのです。ギーツケミーは英寿に看取られて息を引き取りました。
釘宮はミナトに捕らえられ、つかの間の平和が戻りました。クロスウィザードは正式に宝太郎の仲間として迎え入れられました。英寿はかつてコンスタンティンと過ごした実家を訪れ、微笑んだ後に消え去っていきました。
以上、映画「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦」のあらすじと結末でした。
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