アルマゲドンの紹介:1998年アメリカ映画。緑豊かな地球を恐竜たちが歩き回っていた頃、地球に幅80㎞の岩がぶつかり全てが変わったのだ。その衝撃は核爆弾が1万個爆発したに等しく、1兆もの岩や土が大気中に舞い散り、そして分厚い層を形作り1000年もの間、太陽光線を遮り生物達は息絶えた。それから6500万年後、同じ事が地球に起ころうとしていたのである。
監督:マイケル・ベイ 出演:ブルース・ウィリス(ハリー・スタンパー)、ベン・アフレック(A・J・フロスト)、リヴ・タイラー(グレイス・スタンパー)、ウィル・パットン(チック)、スティーヴ・ブシェミ(ロックハウンド)、ピーター・ストーメア(レヴ・アンドロポフ)、キース・デヴィッド(キムジー将軍)、ウィリアム・フィクトナー(ウィリー・シャープ大佐)、マイケル・クラーク・ダンカン(ベアー)、オーウェン・ウィルソン(オスカー)、ビリー・ボブ・ソーントン(ダン・トゥルーマン)、クリス・エリス(クラーク)、ジェイソン・アイザックス(ロナルド・クインシー)、ケン・ハドソン・キャンベル(マックス)、ジェシカ・スティーン(ジェニファー・ワッツ)、グレイソン・マッコーチ(グルーバー)、ショウニー・スミス(レッドヘッド)、マーシャル・R・ティーグ(デイヴィス大佐)、ウド・キア(心理学者)、J・パトリック・マコーマック(ボファー将軍)、グレイス・ザブリスキー(ドッティー)、ジョン・メイホン(カール)、スタンリー・アンダーソン(大統領)、ほか
映画「アルマゲドン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アルマゲドン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アルマゲドンの予告編 動画
映画「アルマゲドン」解説
この解説記事には映画「アルマゲドン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アルマゲドンのネタバレあらすじ【地球滅亡の始まり】
宇宙で作業中のスペースシャトル「アトランタ」に無数の岩が当たり爆発。その後、岩は大西洋に向かって飛んできたが、ミサイルを飛ばしたという報告はなく、その時点では正体不明の物体であった。
その頃、同じくしてニューヨークの街にも無数の物体が空から落下し、人々は恐怖に逃げ惑う。NASAによりそれは、大気圏を突入してきた流星群である事が判明した。その後の調査で、テキサス州に匹敵する大きさの小惑星が地球に接近している事が判明し、尚且つ衝突の恐れがある事が分かった。
衝突した際の被害は地球全滅、人類の終わりだった。おそらくは太平洋に落ちるであろうが、その瞬間に海水は沸騰し、その後海底に落ちるが、その場合高さ5000mの津波が発生し、時速1600㎞のスピードでカリフォルニアやデンバーまで飲み込み、日本とオーストラリアは消滅する。
全人口の半数は熱風で焼かれ、残った人々はその後やってくる氷河期により死滅する。どこに衝突しようともバクテリアさえも生き残れない、まさに6500万年前と同じ事が起ころうとしていた。しかも衝突まで18日間しか残されていなかったのだ。
アルマゲドンのネタバレあらすじ【惑星を回避する方法】
NASAは全力で回避の方法を考えた、それは小惑星に穴を掘り、核爆弾で中から吹き飛ばすという方法だった。そこで一人の男の名前が浮上してくる、それは石油堀りをしているハリーで、仲間内では「ハリーに掘れない場所はない」と言われる程の男だった。
NASAに呼ばれ、ハリーと娘のグレースは軍の機密情報である小惑星の事を知る。NASAのメンバーに「この者たちに穴の掘り方を教えてやって欲しい」とハリーに頼むのだった。しかしハリーは「掘削には熟練された技とセンスがいる、自分は祖父の時代から受け継いでいるが、いまだに模索中だ」と告げ、「俺は優秀なんかではない、信頼のおける仲間がいるからこそ出来る事だ」と言い放つのだった。
そして「掘るだけなら自分達が行く」とトルーマン総指揮官に告げ、仲間たちを集め始めた。集められたハリーの仲間は地球の危機的状況を知り、自分達が行くしかないと腹を括るのだった。
アルマゲドンのネタバレあらすじ【宇宙へと旅立つ前の夜】
わずか12日間で数々の訓練を終え、ついに宇宙へと旅立つ時がやって来た。その前夜「作業員達に外に出る許可を欲しい。地球での最後の日になるかも知れない」とハリーはトルーマンに頼む。そして作業員達は様々な夜を過ごす。
ハリーの右腕で20年来の付き合いのチックはギャンブル好きが災いし妻子と別居中だった。息子の顔を最後に一目見たくて家を訪れるが、妻に追い返され「あの人は誰?」と聞く子供に「セールスの人よ」と、妻は教えるのだった。また、ロックハンドはつい口を滑らせて今回の任務を彼女に告げてしまうのだった。
その頃、グレースと彼氏のA.Jは2人で格納庫にいた。そこでA.Jは「戻ってきたら結婚しよう」とグレースに告げる、その様子をじっと見つめるハリーだった。
アルマゲドンのネタバレあらすじ【インディペンデンス号とフリーダム号】
NASAの6人の乗組員とハリー率いる作業員8人が二手に分かれてスペースシャトルに乗り込む。インディペンデンス号にはA.Jが、フリーダム号にはハリーがそれぞれ分かれて乗り込んだ。ロックハンドによって機密情報が洩れ、NASAの打ち上げ基地は野次馬とテレビクルーで溢れていた。
その頃、大統領は全世界に向けてメッセージを発表した。「我々は危機的状況にあります、これは聖書でいうアルマゲドンです。世界のみなさんで、彼らを見守ろうではありませんか、神のご加護と幸運を願って」と締め括った。
それを見ていたチックの子供は「セールスのおじちゃんがテレビに映ってる」と母親に言います。すると「あの人はあなたのパパよ」と告げるのだった。14人を乗せたそれぞれのスペースシャトルは、みんなの願いを乗せて宇宙へと飛び立つ。
アルマゲドンのネタバレあらすじ【燃料補給と小惑星への着陸】
燃料補給のために立ち寄った宇宙ステーションで、給油の最中に燃料が漏れるが、間一髪脱出。その後、月の軌道を通り、小惑星の裏側に辿り着いた2機は着陸を試みるが、小惑星の周りには大小様々な隕石が雨のように降り注ぎ、その一つがインディペンデンス号に当たり、小惑星の一部に墜落してしまう。
墜落の衝撃と、吹き飛ばされNASAのクルーを失ったインディペンデンス号だったが、掘削作業員のA.Jとベアー、そして宇宙ステーションにいたレヴがなんとか生き残り、無事だった掘削用車両の「アルマジロ」に乗り、ハリー達を探すのだった。
その頃、なんとか着陸したフリーダム号だったが、自称天才と豪語する地質学者のロックハンドが「そこは着地点から40㎞外れた場所だ、着陸場所を座標8に決めていたのは座標9の地盤が磁力の強い酸化鉄だって分かっていたからだろ?その鉄砲脈に着陸してしまったんだよ」とNASAの考えを当てて見せるのだった。
アルマゲドンのネタバレあらすじ【掘削作業】
そこが酸化鉄だろうと掘削作業をするしか手は無かった。残り8時間しかなかったからである。早速、アルマジロを降ろし掘削作業を開始するものの、見た事も無い金属の層に当たりドリルが2個やられ、トランスミッションまで壊れてしまった。
トランスミッションを交換するために「フリーダム」に戻ったハリーは、シャープ隊長に「何メートル掘り進んだ?」と聞かれる。ハリーは「何メートル進んだなんて関係ない、早くトランスミッションの交換を手伝ってくれ」と言うが、シャープ隊長に「予定では60m掘り進んでなければいけない、あと2時間半で240m掘り進めなければならない」と言われ、ハリーは「17mだ」と告げる。
もう無理だと感じたシャープ隊長は「君たちにこの任務を与えたのはNASAだ。始まって以来の大失態だ」と告げる。シャープ隊長は失敗した時のために、第2弾の指令に移ろうとしていたのだ。
第2弾の作戦とは、核爆弾を地表に降ろし、遠隔装置によって爆破するというものだった。ハリーは「表面で爆発させても何の意味もない」「絶対に掘れる」と説得する。しかし大統領命令により任務が失敗に終わったと判断され、勝手に起爆装置がNASAによって作動させられてしまった。
なんとかシャープ隊長を説得し核爆弾のタイマーを切る事に成功し、掘削作業を開始したが、またもやドリルが壊れてしまう。もはやダメかと諦めかけた所に、ハリーを探していたA.J達のアルマジロがやって来た。
再び掘削作業を開始し、ようやく240mまで到達したが、残り38分で爆弾をセットして逃げ出さなければいけなかった。
アルマゲドンの結末【最後の試練そして帰還】
地殻変動により小惑星の動きが激しくなる中、核爆弾のリモート起爆装置が壊れている事に気づく。つまり、誰かが惑星に残り核爆弾を爆破させなければいけない事を意味していた。話し合った結果、クジでA.Jが残る事になってしまう。
ハリーが「下まで送る」と言い、一緒に地上に降りるエレベーターに乗り込むが、下まで着くとA.Jをエレベーターに押し込み扉をしめ「自分が残る」と言った。ハリーはA.Jに「娘を頼む」「いつも息子のように思っていた」「お前は自慢の娘婿だ」「元気でな、お前が大好きだ、あばよ」と言い、A.Jを船へと帰すのだった。
離陸まで3分の所で、ハリーはNASAに居るグレースと回線が繋がり話をする。「お前に謝らなくてはいけない、絶対帰ると言ったが出来そうにない」と告げる。するとグレースが「私もパパに嘘をついていた、私の良い所は全てパパ似、パパが大好きよ」とずっと反抗してきて、父親の事を「ハリー」と名前で呼んでいたグレースが初めて「パパ、愛している」と本当の気持ちを口にするのだった。
ハリーを残して飛び立とうとする「アトランタ」であったが、エンジントラブルに遭ってしまう。しかし、レヴが機械を棒で叩き、エンジンをかける事に成功した。フリーダムは何とか脱出できたが、ハリーはなかなか爆弾のスイッチを押せないでいた。
爆風で飛ばされたハリーは起爆装置を落としてしまい、そのまま穴へと落ちてしまっていた。何とか這い上がってきたハリーは、最後に地球を見て、爆破装置を押して小惑星を見事爆発させ、軌道を変える事に成功し、地球はハリーとその仲間によって救われたのである。
帰還した乗組員たちは多くの人達に出迎えられ英雄になっていたが、そこにハリーの姿はなかった。
以上、映画「アルマゲドン」のあらすじと結末でした。
「アルマゲドン」感想・レビュー
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地球滅亡が近づいていて、ひとりの男が自分を犠牲にしてそれを食い止める・・・とアメリカ映画では王道中の王道の映画ですが、これでもかーと劇場で大号泣した作品です。主題歌を歌ったのは、ヒロイン役のリブ・タイラーの実の父親がボーカルをつとめるエアロスミスということで、主題歌のMVではリブとスティーブン・タイラーの共演シーンもあり、父親伏線のある映画となりました。リブ・タイラーかわいかったなぁ。
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科学的根拠を証明せずに作り上げた作品であるため、その数値などが正確じゃないと
批判の声もあったアルマゲドン
でも、私はこの映画を通して
我々が感じなければいけないのはそこじゃないと思っています。それは人情だったり友人、信頼、家族愛、希望と絶望、期待と不安、愛などでありフィクションだからこそのリアリティを演出できるのではないかと思います。
なによりAJの成長とハリーの強い意志には
涙無しには見られなかった。
ハリーがアルマジロで助けに来る所や
ハリーが身代わりになるシーン
起爆するシーンもう全てが鳥肌モノ
男も女も大泣きですね!
アルマゲドンは人々に感動を与えた
だけじゃなく、後のNASAにおいて
無人ロケットを星に送り軌道を変える
という現実的なミッションが行われています
こうして世界に名を轟かせたアルマゲドン
キャスト、スタッフに
スタンディングオベーションです! -
この映画はとにかく自分で見てください。
本当に最高ですよ!
あと最初に隕石に破壊されたスペースシャトルはアトランタではなくアトランティスかと -
とても良い作品である
悲しかったけどかっこよかった。 -
それにしても何故流星雨は、ニューヨーク・上海・パリと大都市ばかりに降ってきて、何もない田舎には降ってこないのだろうか?
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「勝ったぞグレース」のとこ鳥肌まじやべえ
最高傑作と言っても過言ではない作品です。隕石があちこちに落ち、地球は大パニックになっていた。調査をすると地球の全人類が全滅するほどの隕石が地球に向かって進行中だと知る。採掘にかけてはハリー(ブルース・ウィルス)が一番だと知ったNASAは、隕石に穴を空けてくれと頼み、ハリーの仲間とスペースシャトルに乗り込み地球の危機を救いに行く。見どころは家族愛があり、ハリーは娘のことをAJに任せて、隕石を分散させるカッコイイシーンだけど、泣ける部分もあり何回でも観て欲しい作品です。