ゴースト もういちど抱きしめたいの紹介:2010年日本映画。1990年に公開され大ヒットを記録したハリウッド映画『ゴースト/ニューヨークの幻』を、舞台を日本に置き換えてリメイクしたファンタジー・ラブストーリーです。企業経営者の女性は韓国人青年と恋に落ちますが事件に巻き込まれて死んでしまい、ゴーストとして彼の前に現れます。
監督:大谷太郎 出演者:松嶋菜々子(星野七海)、ソン・スンホン(キム・ジュノ)、鈴木砂羽(上条未春)、橋本さとし(黒田竜二)、芦田愛菜(少女のゴースト)、樹木希林(運天五月)ほか
映画「ゴースト もういちど抱きしめたい」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゴースト もういちど抱きしめたい」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゴーストもういちど抱きしめたい の予告編 動画
映画「ゴースト もういちど抱きしめたい」解説
この解説記事には映画「ゴースト もういちど抱きしめたい」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゴーストもういちど抱きしめたい のネタバレあらすじ:起
年商150億円の大企業「アイ・アクロス」の女性経営者・星野七海(松嶋菜々子)は若くして成功を収めたバリバリのキャリアウーマンです。ある朝、ベッドで全裸にシーツで寝かされた七海は、昨日に古くからの親友で同僚の上条未春(鈴木砂羽)らが開いてくれた誕生日パーティーのことを思い出していました。その夜、いつになく飲み過ぎた七海は帰宅途中の公演の噴水で、陶芸を学ぶために来日した韓国人青年のキム・ジュノ(ソン・スンホン)に助けられ、家に送ってもらっていたのです。昨日の礼を言いにジュノの自宅を訪れた七海は、ジュノから陶芸を教えてもらううちに互いに惹かれ合っていき、遂には神父も参列者も誰一人いない教会で二人だけの“結婚式”を挙げるまでに至りました。
ゴーストもういちど抱きしめたい のネタバレあらすじ:承
七海とジュノが出会ってからちょうど1年の記念日、七海は料理を用意して待ってくれているジュノの家へと急いでいましたが、その帰路でバイクに乗ったひったくりの男に襲われ、バッグを奪われたうえに撥ねられてしまいます。気が付いた七海は何とか起き上がりましたが、そこで七海が目にしたのは自分の遺体を抱きしめながら泣き崩れるジュノの姿でした。ここで初めて自分が死んでゴーストとなったことに気付いた七海は、天から降って来た迎えの光を拒み、この世に留まってジュノの傍にいようと決意しましたが、ジュノにはゴーストになった七海の姿が見えません。そんなある日、ジュノの家に謎の男が侵入して何かを探し回りました。この男こそ七海を轢き殺したひったくりの男、「東洋セントラル商事」という会社の黒田竜二(橋本さとし)でした。
ゴーストもういちど抱きしめたい のネタバレあらすじ:転
黒田はどうやらジュノの命を狙っているらしく、何としてでもジュノに危機を知らせたい七海は偶然見かけた看板から、詐欺罪の前科があるインチキ霊媒師の運天五月(樹木希林)に助けを求めました。幸いなことに五月のみが唯一七海とコンタクトを取れる存在であり、七海は五月を通じてようやくジュノと通じ合うことができました。その一方で七海の元同僚の未春はジュノに励ます素振りを見せて接近、誘惑してジュノが持つ七海の手帳を手に入れようと画策しました。未春はギャンブルに手を出して多額の借金を抱えており、返済のために黒田と手を組んで七海に黙って東洋セントラル商事と架空の契約を結び、会社の金を横領していたのです。しかし、七海にこの事実がバレてしまったので、七海を殺して取引に必要なパスワードが書かれた手帳を入手するよう黒田に依頼していたのです。
ゴーストもういちど抱きしめたい の結末
七海は病院で知り合った少女のゴースト(芦田愛菜)から念力で物体を動かす方法を教えてもらい、特訓を経て身に付けました。一方、未春はまんまとジュノからパスワードを手に入れて会社に向かいましたが、先回りに成功した七海によって既にパスワードは変更されており、七海は念力でパソコンに「私の幸せを返して」と打ち込み、この怪奇な現象から七海の存在に気付いた未春は黒田と共にジュノを殺そうと刃物を持って向かいました。その頃、七海は五月の身体を使ってジュノと愛を確かめ合っていましたが、そこに未春と黒田が襲い掛かり、ジュノは五月を逃がすと自分も商店街に逃げ込みました。七海はジュノのピンチを救うと黒田をトラックに撥ねさせて殺し、黒田は闇の世界に引きずり込まれていきました。それでも未春はジュノを殺そうとしましたが七海に阻止され、警察に取り囲まれて自殺を図り、止めようとしたジュノを刺しました。幸いにも一命を取り留めたジュノの前に七海が現れ、いつかまた逢える…愛してると告げると光に包まれて消えていきました。
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