1秒先の彼の紹介:2023年日本映画。何をしても早くなる男と、何をしても遅くなる女の恋愛劇を描いた作品。台湾映画「1秒先の彼女」のリメイクとなります。オリジナルとは男女の立場を入れ替えてました。京都の美しい風景が見事に作品にマッチしています。
監督:山下敦弘 出演:岡田将生
(ハジメ(皇一))、清原果耶(レイカ(長宗我部麗華))、福室莉音(桜子)、片山友希(皇舞)、しみけん(ミツル)、笑福亭笑瓶(笑福亭笑瓶(DJ)/写真屋の店主)、松本妃代(エミリ)、伊勢志摩(小沢)、柊木陽太(ハジメ(幼少期))、加藤柚凪(レイカ(幼少期))、羽野晶紀(皇清美)、加藤雅也(皇平兵衛)、荒川良々(ミクルベ(釈迦牟尼仏憲))、ほか
映画「1秒先の彼」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「1秒先の彼」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「1秒先の彼」解説
この解説記事には映画「1秒先の彼」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
1秒先の彼のネタバレあらすじ:起
郵便局員のハジメ(岡田将生)は、幼い頃から周りよりワンテンポ早く行動してしまい、周りから疎まれることがありました。同僚のエミリ(松本妃代)に告白されて付き合うも、ひと月も経たずに別れてしまいます。同居している妹の舞(片山友希)やその彼氏ミツル(しみけん)にも、見た目は100点だけど中身は0点だからと、からかわれてしまいます。
最近、わざわざ窓口で切手を買って手紙を出しに来る、根暗な大学生レイカ(清原果耶)が来るようになりますが、ハジメは気に留める素振りもありません。ある日、ハジメはストリートミュージシャンの桜子(福室莉音)と出会い、恋をします。父親の病気の治療のため40万足りないと言った桜子のため、七夕の日に開催されるカップルコンテストに出場し、賞金を獲得しようと考えました。
そしてコンテスト当日、朝起きたハジメはバスに乗ります。賞金を獲得出来なかったときのために封筒に40万円を用意しています。その封筒をスリが狙っています…。ふと目を覚ますと、日焼けした状態で布団の中にいました。どうやら周りは月曜日になっていて、ハジメの中で七夕の日である日曜日が抜けていたのです。
1秒先の彼のネタバレあらすじ:承
ハジメは昨日をなくしたと交番に駆け込みます。その後、街の写真館でレイカと映っている見覚えのない写真を見つけ、不思議に思っていると、いつものように郵便局にやってきたレイカが日焼けしていることに気づきます。
写真館の主人に写真の場所を尋ねると、天橋立ではないかと話します。急いで天橋立にある郵便局に行き、私書箱を開けようとしますが、鍵が合わず開きません。もしかしてと思い、家にある何の鍵か分からなかった鍵を使ってみると、私書箱が開きます。中にはレイカからの手紙と写真がたくさん入っていました。ここでハジメはレイカの事を思い出します。
レイカはハジメとは真逆で何をするにも遅く行動してしまいます。そんなレイカのハジメとの出会いは両親が起こした交通事故で、レイカが重傷を負い入院した先でした。隣の病室にいたハジメはレイカを励ましてくれたのです。
そしてレイカが退院の日、ハジメとレイカは私書箱で文通をしようと約束しました。両親を亡くしたレイカは天橋立のある親戚の所に引き取られていき、その後、約束は果たされることはありませんでした。大人になり、偶然ハジメを見かけたレイカは、ハジメが働いている郵便局から私書箱宛に手紙を出し始めます。
1秒先の彼のネタバレあらすじ:転
当然ながらハジメはレイカを覚えていませんでした。レイカはハジメと仲が良くなった桜子が、実は美人局をしているのを目撃、ハジメもその対象だったことを知ります。カップルコンテストの話をしたその日もレイカは二人をこっそりつけていて、話を聞いていました。そして二人が別れたあと、桜子に文句を言いに行きますが、返り討ちにあい、川に突き落とされてしまいます。
翌朝、大学の屋上で寝ていたレイカが目を覚ますと、不思議な現象に気づきます。何とレイカ以外の時間が止まっていたのでした。唯一動いていたバスの運転手ミクルベ(荒川良々)が運転するバスの中で、止まっているハジメを見つけ、ミクルベにお願いして天橋立まで連れて行ってもらいました。
そして天橋立で止まっているハジメと写真を撮り、楽しい時間を過ごします。帰りのバスの中、後部座席からクシャミが聞こえました。そこには止まっている振りをしていたハジメの父親がいたのです。ハジメの父親は、過去にみょうがを買ってくると言ったきり行方不明になっていたのです。
1秒先の彼の結末
バスはハジメの実家に向かい、ハジメの父親は止まっているハジメの母親にみょうがを手に握らせます。レイカはハジメと両親の写真を撮ってあげました。去り際に、ハジメの父親はハジメにパピコを買って帰る約束を思い出し、それをレイカに託します。
ハジメを家に連れて帰ったレイカは、ハジメを布団に寝かせてキスをしようとしますが、思いとどまりました。バスの中でスリに擦られていた40万円をレンジの中に入れて去っていきます。翌日、レイカは昨日を盗まれ騒いでいるハジメがいる郵便局に向かい、いつものように私書箱宛に封筒を出します。
その後、横断歩道を歩いていたレイカはパピコを買うのを思い出し、立ち止まった時に突っ込んできたトラックに轢かれてしまいます。
それから363日が過ぎました。レイカのことを思い出していたハジメは、どうにかしてレイカに会おうと天橋立の郵便局な異動願を出し、そこで働いていました。そこに、ようやく松葉杖をついたレイカがパピコを持って現れます。泣きそうなハジメはレイカに「なんで?」と言いました。
以上、映画「1秒先の彼」のあらすじと結末でした。
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