リトルプリンス 星の王子さまと私の紹介:2015年フランス映画。少女は完璧な人生を送るためある街へと越してきた。そして母親による一分一秒も無駄にしない人生設計がスタートする。しかし越してきた矢先邪魔が入る。隣に住む変わり者の老人だった。近隣住民に邪見に扱われる変わり者の男性。しかしそんな存在が少女の人生を大きく変える。それは彼が過去に出会ったある王子との話。有名児童文学「星の王子さま」、その話の後日談を少女を中心に3DCGとモーションストップで描いた作品。
監督:マーク・オズボーン 声の出演:ジェフ・ブリッジス(飛行士)、レイチェル・マクアダムス(お母さん)、ポール・ラッド(王子)、マリオン・コティヤール(バラ)、ライリー・オズボーン(星の王子)、ほか
映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」解説
この解説記事には映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リトルプリンス 星の王子さまと私のネタバレあらすじ:人生設計
母親の考える娘への教育は完璧だった。すべてはいい人生を送るための計画。そのためには遊んでいる暇はない。ある日少女は母親に連れられてある街へと越して来る。そこで学園に入るまでの2か月足らずをみっちり自宅学習で補うのだ。しかしそんな少女と母親の計画はその家の隣に住む風変わりな老人男性により邪魔されてしまう。越してきてすぐその家から飛行機のプロペラが飛んできて家の壁を突き破った。それが少女と老人の出会いとなった。その夜、部屋で学習に励む少女の元に窓から紙飛行機が飛んできた。そこに描かれたのはある男の子の物語だった。
リトルプリンス 星の王子さまと私のネタバレあらすじ:王子
男の子はある小さな星に住む王子。バラと二人で暮らしていた。しかし二人だけの生活は互いの距離を離してしまう。そして王子はバラを残しその星から去ってしまった。そんな内容の紙を少女はゴミ箱へと捨てた。しかし彼女の老人への興味は拭えなかった。少女はある日プロペラが飛び込んできた穴から老人の家へと入っていった。そして暖かく迎えてくれた老人に王子の話を聞かせてもらった。それはかつて老人が飛行士とし世界を飛び回っていたころ体験した話だった。そして老人は今でも王子のことを思っていた。
リトルプリンス 星の王子さまと私のネタバレあらすじ:決心
次第に飛行士と心を通わせていく少女は彼の話にも出てきたキツネの人形を老人から受け取る。それを大事に持ちながら老人と暮らす内母親の計画した人生設計に目を向けなくなっていった。しかしある日飛行士が出した車が原因で警察沙汰となり母親に叱られてしまう。さらにその後老人が救急車で運ばれてしまった。彼は既に弱り切ってきた。少女は決心した。彼の為に王子を探さなくてはならない。少女はキツネと飛行士の書いた王子の物語を手に彼の整備していた飛行機に乗り込んだ。
リトルプリンス 星の王子さまと私のネタバレあらすじ:飛行機
つい先日までボロボロだったその飛行機は今では見違えるほど綺麗になっていた。そしてまるで新品同様に空高く飛び上がった。飛行機は空高く吸い込まれるように飛びすぐにある大きな街が見えてきた。たくさんのビルが立ち並ぶ大人の世界。そのビルの屋上に少女は一つの影を見た。王子の影だ。子供のいないその世界に王子がいるはずはなかった。王子だと思った影は王子とよく似た青年だった。しかし少女には分かった。全て忘れてしまっているが彼はまぎれもなく王子なのだ。
リトルプリンス 星の王子さまと私の結末:再会
少女の間にすぐに邪魔が入った。子供を忌み嫌う大人達が少女を捕まえようとしている。そして飛行機も奪われてしまった。彼女の持っていた物語も取り上げられてしまう。そんな物語を見た青年は自身の持っていた一枚の紙を少女に見せる。それは飛行士の書いた物語の一つだった。青年は思い出そうとしていた、かつて飛行士と心を通わせたことを。少女と青年は大人達から逃げる先でたくさんの捕らわれた星を見つける。そしてその星を開放し二人もまた飛行機で空へと飛びあがる。見つけたのはバラの待つ王子の星。青年は全てを思い出し少女と別れた。朝、少女は母親と病院へと向かった。飛行士に物語をまとめた一冊の本を渡すために。
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