フランダースの犬の紹介:1998年アメリカ映画。貧しくも心優しいネロと、大切な親友パトラッシュの二人の悲しい運命を描いた物語。ネロの温かさに周りの人が気付くのが遅すぎたので、最悪の結果を招いてしまった。
監督:ケヴィン・ブロディ 出演:ジェレミー・ジェームズ・キスナー(ネロ)、Michel ジョン・ヴォイト(ミッシェル)、ジャック・ウォーデン(ジェハン)、ブルース・マッギル(ウィリアム)、エイドリアン・ポール(コゼツ)、シェリル・ラッド(アンナ)、ファレン・モネット(アロア)、ほか
映画「フランダースの犬(実写版)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フランダースの犬(実写版)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「フランダースの犬(実写版)」解説
この解説記事には映画「フランダースの犬(実写版)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フランダースの犬のネタバレあらすじ:起
ネロはおじいさんと二人で牛乳配達をしながら貧しい暮らしをしていました。ネロの亡き母は画家を目指していたということもあり、ネロも影響を受けて絵を描くのが好きでした。そんなネロのささやかな夢が地元出身のルーベンスの絵を一目見ることでした。しかしそれは大聖堂にあり、見るのに観覧料が必要だったので貧しいネロには簡単な夢ではありませんでした。
フランダースの犬のネタバレあらすじ:承
そんなある日ネロは傷だらけになった犬を見つけます。彼はパトラッシュと名づけて一緒に暮らすことにしました。二人はすぐに仲良くなり兄弟のようにいつも一緒にいました。やがておじいさんは年を取り、牛乳配達が行けなくなりました。そして牛乳配達はネロとパトラッシュの二人で行くようになりました。ネロには人間の親友が一人いて、風車小屋の一人娘であるアロアでしたがアロアの父が貧しいネロと仲良くするのを良しとしなかったので、いつも一緒にいられた訳ではありませんでした。そんなネロに街で知り合った画家のミシェルに才能を見出され、絵画コンクールに出品することを進められます。そしてネロはそのコンクールに挑戦することを決めます。
フランダースの犬のネタバレあらすじ:転
アロアの父がネロを快く思わないあまり、ネロがせっかく新しい配達先を見つけたのに他の業者に仕事を奪われました。そしてある日アロアの家の納屋が火事になり全焼します。そこでなんとネロに犯人の濡れ衣が着せられます。もちろんネロはやっていません。それでクリスマスを暗い気持ちで迎えようとしていた中さらなる悲劇が襲います。寝たきりだったおじいさんが亡くなったのです。本当はささやかながら三人で楽しく過ごすはずだったクリスマスの前日に、家賃を滞納していたため二人は家を追い出されました。そしてコンクールの結果も惨敗となってしまったのです。
フランダースの犬の結末
家を出た二人は厳しい吹雪の中、パトラッシュは途中で財布を見つけます。それは風車小屋の一家の全財産だったのです。ネロは風車小屋に財布を届けます。そしてそのついでにパトラッシュの面倒を見てあげて欲しいと頼みます。そしてネロが去ったあと、財布が届けられたことを知るとアロアの父は今までネロにしてしまったひどいことを後悔し、ネロを引き取って育てることを決心します。しかしネロはそんなことを知る由もなく一人で大聖堂に向かっていました。パトラッシュもネロを追い、風車小屋から大聖堂まで駆けつけます。そしてひっそりと二人は大聖堂の中に入ります。そしてネロはついに憧れていた絵を目の前にします。ネロは幸せな気持ちでいっぱいになりました。そして絵の中の天使がネロの元にやってきて、二人は天使と共に旅立ったのでした。
「フランダースの犬(実写版)」感想・レビュー
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あまりにも悲しすぎるというので実写版だと奇跡的にネロとパトラッシュは生きていたと聞きましたが、違いましたか?
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実写版フランダースの犬のラストは日本版とアメリカ版で異なり、日本版のラストでは原作同様悲しい結末です。アメリカ公開時はハッピーエンドなラストに差し替えられています。フランダースの犬の原作自体がアメリカで出版されているものはハッピーエンドな内容に改定されてるようです。
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> 奇跡的にネロとパトラッシュは生きていたと聞きましたが、違いましたか?
ハッピーエンドの方の実写版もあります。NZにいた時テレビで見たのですが、英語の字幕があったのでベルギーの作品だったかも?←すみません、よく覚えてない。
確か実の父親がネロを探し当てて
やってきて、亡くなったと思われたネロが奇跡的に息を吹き返したというエンディング。
ネロの母親は仕事先で恋に落ち、でも身分違いで結婚できず、身を引いて村に帰ってネロを産んだ。その後すぐに亡くなったと言う話でした。
この時代に、父親がいない子を産むのは相当大変だったのでは。お母さんも村でいじめられたりしたと思う。
本当に感動する物語で小さい子どもから年配まで幅広く愛される作品だと思います。
ネロとパトラッシュが出会ったことが本当に良かったと思います。
本当はもっと幸せに暮らせるはずだったのにも関わらず色んな人の非難を浴びて結果的に亡くなってしまうのは残念でしたがネロとパトラッシュが一緒に亡くなることが一番の幸せだったのかもしれません。
年齢を重ねるごとに濃くなっていく物語で色んな方にオススメです。