アポロ13の紹介:1995年アメリカ映画。アポロ13号は実話に基づいて1995年に作られた映画。アポロ13号は1970年4月11日に現地時間の13時13分に打ち上げられます。13という数字は不吉な数字として敬遠される事も多く、ジムの妻が「どうして13号なの?」と嫌がりますが、ジムは「12の次だからさ」とサラッと言ってのけ妻の不安を気にも止め無かった。しかし、打ち上げられた「アポロ13号」には次々と困難が降り注ぐ。果たして乗組員3人は無事、地球に帰れるのか?「生存率10%」に望みをかけアポロ13号とヒューストンの帰還作戦が繰り広げられる。
監督:ロン・ハワード 出演:トム・ハンクス、ケヴィン・ベーコン、ゲイリー・シニーズ、ビル・パクストン、エド・ハリスほか
映画「アポロ13」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アポロ13」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「アポロ13」解説
この解説記事には映画「アポロ13」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アポロ13のネタバレあらすじ【運命は動き始める】
アポロ11号にも搭乗していたベテランの宇宙飛行士ジムは、次のフライトに向けて準備をしていた。13号に乗るはずだったクルーのケンが風疹の疑いのため搭乗を断念した事により、その予備チームであったジムが13号に乗る事となる。アポロ11号と12号はすでに月に着陸していた事によって、アポロ13号の打ち上げには政府やマスコミはもちろん、国民たちですら打ち上げには興味がなく、テレビ中継される事もありませんでした。そんな中、アポロ13号は4月11日の現地時間13時13分に打ち上げられた。日にちこそ違ってはいたが、奇しくも13時13分と何かに導かれるような不吉な数字と共にアポロ13号は宇宙へと旅立って行った。
アポロ13のネタバレあらすじ【トラブル発生】
打ち上げこそ順調であったが、発射直後に5個あるうちの一つにエンジントラブルが起きる、トラブルが起きたエンジンは完全に停止したが、他のエンジンには問題が無かった為、司令塔のヒューストンは「ミッション継続に支障はない」と判断し、残った4個のエンジンを長く噴射する事で問題回避しそのまま月へ向かう事となった。月に到着目前の4月13日、ヒューストンからの指令により酸素タンクの撹拌を行う。しかしその直後、大爆発が起き、酸素タンクから急激に酸素が漏れ出した。最初何が起きたのか分からずにパニックに陥るが、船体からガスのようなものが流出しているのを窓から確認、ヒューストンに「気体の様なものが船外に漏れている」と報告する。酸素メーターが急激に減少した為、漏れている気体が酸素である事はすぐに分かった。
アポロ13のネタバレあらすじ【月面着陸断念】
酸素タンクが損傷したことにより重大な状況に陥る、何故ならば酸素は乗組員の生命維持に必要なだけでなく、電力を生成するのにも使用されるからである。酸素の流出を試みるも失敗する、オデッセイの機能を凍結して、月面着陸用の船アクエリアスを救命ボートとしてやむを得ず使う事になった。難を逃れる事に成功した乗組員達だが、危険な状況には変わりが無く、月面着陸を断念し一刻も早く地球に帰る事を優先させるのだった。
アポロ13のネタバレあらすじ【数々の困難】
月を目前に着陸を断念せざるをえなくなったアポロ13号は、地球への帰還も危ぶまれる程危機的状況の中にあった。次に降りかかってきた困難は、電力不足である。電力は乗組員の酸素提供だけでなく、燃料電池のエネルギーでもあったのだ。月着陸用に造られた船ではフルに電力を使っても地球には辿りつけない、電力の消費を減らすため必要最低減の電力とヒューストンとの通信に使うメインコンピューターの電源のみを残し、全ての電力を停止させる。全ての電源を切った事により、船内温度は1~4℃まで下がり寒さとの戦いになる。電力不足の為、月の引力を利用して周回軌道に乗せ地球に帰還させる作戦が実行される。見事、軌道に乗る事に成功したのもつかの間、次の問題がやってくる。それは乗組員が吐き出す二酸化酸素にあった。本来、月着陸用は2人乗り用の船だったため3人分の二酸化酸素を濾過し排出する性能はもっていなかった。二酸化酸素濃度が上がり意識が朦朧とする中、何とか船内にある物でアクエリアスからオデッセイに二酸化酸素を逃がす装置を作り、またもや困難を回避する事に成功する。
アポロ13のネタバレあらすじ【軌道がズレる】
オデッセイからの酸素噴射により、軌道が少しずつズレが生じていた。このままでは地球に帰れなくなる為に軌道修正をおこなう。誘導コンピューターは電力を使ってしまうため使用できない、そこで手動で窓から見える地球を目標に一度だけ噴射を行い見事軌道修正に成功する。しかしまたしても軌道が外れる、原因は月に降り立たずに帰ってきたことだった。月から持ち帰るはずの積荷100㎏分が重量不足していたためである。急遽、不要物を船内に移動させ重心を調整させたが、大気圏進入角度がわずかに浅かった事は乗組員には伏せられた。
アポロ13の結末【大気圏突入】
大気圏に突入するにはどうしても4アンペア足りなかったが、本当ならアポロ13号に乗るはずだった風疹の恐れのあるケンが寝ずに電力の確保の実験を何度も繰り返し試したおかげで、なんとか地球に帰れる電力を確保する事に成功する。ついに大気圏突入の時がやってくる、司令船へと移動し機械船であるオデッセイが切り離された。そこで離れていくオデッセイを乗組員たちは初めて見る事となる、オデッセイの外壁は吹っ飛び内部構造を大きく露出させた無残な船体だった。やがて大気圏突入する、突入時には通信が3分程度途絶えてしまうが、それを過ぎると生存率が無くなる。大気圏に突入するには問題をたくさん抱えていた。3分が過ぎ、4分が過ぎ、誰もが諦めかけていたその時、乗組員たちと交信が繋がる。テレビで見守っていた全ての人たち、そして共に戦ってきたヒューストンのメンバーたちが歓声をあげ、乗組員の帰還を心から喜ぶ。アポロ13号は月への着陸には失敗したが、無事に生還したアポロ13号は後に「輝かしい失敗」と呼ばれるのである。
以上、映画アポロ13のあらすじと結末でした。
「アポロ13」感想・レビュー
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何度見ても良い映画です。特にロケットの打ち上げのシーンは、実際にその場にいるような臨場感を味わえます。特に搭乗メンバーから外されたケンが宇宙に向かって高度を上げていくロケットを見上げる表情にぐっときます。
実話に基づいているだけに、宇宙船がトラブルに見舞われるシーンは緊迫感溢れてドキドキします。 -
大好きな映画の1つです。
船長役のジム ラベル(トム ハンクス)と管制塔責任者のジーン グランツ(エド ハリス)が大好きです。
どのようにすれば3人の宇宙飛行士が帰還出来るか、エンジニアの一人ひとりが、限られた時間のなかで知恵を出し合い、遠く離れた宇宙飛行士3人と管制塔責任者のジーン、多くの エンジニア、この全てのチームワークの素晴らしさ。
まさに、信じる者は救われるではないですが、無事に地球に帰還出来たシーンは胸が震えあがります。
スペース系の中では、一度は絶対に
観て欲しい作品です。
絶望的な危機的状況の中、「3人の宇宙飛行士を地球に帰す」という新たなミッションのため、乗組員と管制センターのメンバーが立ちはだかる様々な苦難を乗り越えていく様子は、自分もその一員になっているかのような気分で見入ってしまいました。ゲイリー・シニーズが大好きで、つい風疹に感染している疑いがあるためと、最後にメンバーから外されたケンに感情移入してみてしまいましたが、乗組員ではなかったが、アポロ13に欠かせないメンバーとなり、大きな働きをしたケンが、地球に帰ってきたアポロ13に「お帰り」と言いマイクを外すシーンが大好きです。