コンフェッションの紹介:2002年アメリカ映画。1960年代~1980年代にかけて活躍したアメリカのテレビプロデューサー、チャック・バリスの衝撃的な自伝を、ジョージ・クルーニーが初監督作品として映画化したサスペンス・コメディです。駆け出しのテレビ局臨時職員が謎の男と出会い、やがて辣腕プロデューサーとCIA工作員という二つの顔を持つことになるのですが…。
監督:ジョージ・クルーニー 出演者:サム・ロックウェル(チャック・バリス)、ドリュー・バリモア(ペニー・パチーノ)、ジョージ・クルーニー(ジム・バード)、ジュリア・ロバーツ(パトリシア・ワトソン)、ルトガー・ハウアー(キーラー)ほか
映画「コンフェッション」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「コンフェッション」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「コンフェッション」解説
この解説記事には映画「コンフェッション」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
コンフェッションのネタバレあらすじ:起
1955年、テレビ業界に将来性を感じていたチャック・バリス(サム・ロックウェル)はNBCに入社しますが人員削減で解雇されてしまい、1961年にABCの臨時職員として採用されます。少年時代から大の女好きであるチャックは同僚のデビー(マギー・ギレンホール)と関係を持つ一方、デビーのルームメイトであるペニー(ドリュー・バリモア)に心を惹かれるようになっていきました。そんなある日、チャックは今までになかった斬新な視聴者参加型番組のアイデアを思いつき、テレビ局社長に提案するも却下され、失意の日々を送るチャックの前に、ある日ジム・バード(ジョージ・クルーニー)と名乗る謎の人物が接近してきました。
コンフェッションのネタバレあらすじ:承
CIA情報員を名乗るバードは、チャックをCIA秘密工作員としてスカウトし、米国にとって邪魔になる人物を排除する任務に就くよう持ち掛けます。半信半疑ながらも承諾したチャックは工作員になるための訓練を経て、1964年、メキシコシティに飛び、初めての任務となる要人暗殺を遂行します。帰国後、チャックのアイデアが採用されることとなり、初めて手掛けた番組がヒットしたことから表舞台では華々しくテレビプロデューサーとして活躍する傍ら、裏ではバードの指示通りに要人暗殺に手を染めるという二重生活を送っていました。1967年、番組の企画でヘルシンキに飛んだチャックは連絡員のパトリシア(ジュリア・ロバーツ)に惹かれていきます。その一方でチャックは家を買い、ペニーと同棲を始めました。
コンフェッションのネタバレあらすじ:転
1970年、番組の企画を利用してベルリンに飛んだチャックは現地で工作員キーラー(ルトガー・ハウアー)と組み、任務を遂行しますがKGBに拉致されてしまい、何とか解放されるもバードからチャックが手掛ける番組の出演者の中にKGBとの内通者があることを示唆されます。1976年、新たなテレビ番組をスタートさせたチャックでしたが、この頃からチャックの番組は低俗だとして世間からバッシングを受けるようになりました。そんな折、1979年、キーラーは謎の死を遂げます。チャックはペニーとパトリシアとの間で揺れ動いていました。やがてチャックの手掛けたいくつかの番組は低視聴率を理由に打ち切られ、チャックはペニーに浮気の現場を見られてしまい謝罪します。
コンフェッションの結末
バードから内通者を抹殺するよう指示を受けたチャックは工作員の仕事を辞めると伝えますが、バードは内通者がいる限りは命を狙われ続けると警告して何者かに暗殺されます。周りの人間全てが自分の命を狙っているのではないかと疑心暗鬼に陥ったチャックは、パトリシアと会って愛し合った際、パトリシアこそが内通者でキーラーを殺害したもの彼女であることを知ります。チャックはパトリシアに毒入りコーヒーを飲まされそうになりますが、裏をかいてパトリシアを毒殺します。1981年、自分の人生を取り戻そうと決意したチャックはCIAと決別、いままで自分の歩んできた人生の全てを自叙伝として発表、ペニーとの結婚を決意します。そして2002年。老いたチャック(チャック・バリス本人)は自らの自叙伝の映画化のためのインタビューに応じました。
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