ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)の紹介:2014年ハンガリー,ドイツ,スウェーデン映画。人間のエゴによって翻弄される犬たちが引き起こした人間への反乱劇を描いたドラマ。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でグランプリを受賞、また犬たちには「パルム・ドッグ賞」が授与されました。
監督:コルネル・ムンドルッツォ 出演:ジョーフィア・プソッタ(リリ)、シャンドール・ジョーテール(ダニエル)、ラースロー・ガールフィ(音楽教師)、リリ・ホルヴァート(エルザ)、ほか
映画「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ホワイトゴッド 少女と犬の狂詩曲の予告編 動画
映画「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」解説
この解説記事には映画「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ホワイトゴッド 少女と犬の狂詩曲のネタバレあらすじ:起
トランペットを愛する少女リリは、両親が離婚したため、母親と雑種犬のハーゲンと暮らしています。母親が海外に赴任する三か月間、父親と住むことになりますが、どうやら父親はハーゲンが気に入らない様子です。雑種犬を飼うと税金を支払うかもしくは犬を保護施設に引き渡さねばならないという法律が施行されたことにより、リリがハーゲンを守るために学校に連れて行きます。オーケストラの練習中にハーゲンが吠え始め、教師が犬を外に出すよう命じたため、リリは練習を放棄してハーゲンを連れて出て行きます。そのことに怒った父が、車で家に戻る途中にハーゲンを路上に捨ててしまいます。
ホワイトゴッド 少女と犬の狂詩曲のネタバレあらすじ:承
ハーゲンは食べ物を求めて肉屋の裏にやって来ます。肉屋に見つかって殺されかけますが、一頭の野犬に導かれて行きついた先は野犬たちが集まる水飲み場でした。ある日車でやってきた捕獲員たちに大半の野犬は捕獲されますが、ハーゲンは逃げおおせます。その間、リリは必死でハーゲンを探し回っていました。ハーゲンはいったんホームレスの男に拾われますが、闘犬のブローカーを経由してある男に買い取られます。ハーゲンを待ち受けていたのは、過酷な訓練の日々でした。
ホワイトゴッド 少女と犬の狂詩曲のネタバレあらすじ:転
調教を施されたハーゲンは闘犬の試合に出されます。初試合で勝利をおさめたハーゲンは騒ぎに乗じて闘犬場から逃走します。そして、水飲み場に帰ってきますが、そこには野犬たちの姿はなく、ハーゲンを水飲み場に連れてきてくれた一頭が住むのみでした。ある日、彼とともに捕獲員に捕まったハーゲンは保護施設に連れていかれ、脚をケガしていることを理由に殺処分予定の檻に入れられます。リリが父親に見守られながら、オーケストラの演奏会に臨もうとしている中、ハーゲンは保護施設で係員に襲いかかり、他の野犬たちを従えて逃走します。
ホワイトゴッド 少女と犬の狂詩曲の結末
町になだれこんだ野犬たちは、次々と人間に襲いかかります。リリが演奏する会場にも野犬たちが乱入してきたため、演奏会は中断し、リリは自転車でハーゲンを探しに行きます。ハーゲンは野犬ブローカー、肉屋、闘犬調教師、とかつて自分を虐げた者たちを次々に殺していきます。そして、リリと再会しても元には戻らないように見えたハーゲンでしたが、リリがトランペットを吹き始めると、かつてそうであったように、聞き入るようにおとなしくなり、他の野犬たちもハーゲンに従い、犬たちの反乱は終わりを告げました。
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