ザ・バンク 堕ちた巨像の紹介:2009年アメリカ,ドイツ,イギリス映画。ヨーロッパ各地とアメリカを舞台に、違法行為に手を染めた国際メガバンクの悪事を、妨害に遭いながらも暴こうとするインターポール捜査官たちの苦闘を描いたクライム・サスペンス作品です。
監督:トム・ティクヴァ 出演者:クライヴ・オーウェン(ルイ・サリンジャー)、ナオミ・ワッツ(エレノア・ホイットマン)、アーミン・ミューラー=スタール(ウィリアム・ウェクスラー)、ウルリク・トムセン(ジョナス・スカルセン)、ブライアン・F・オバーン(コンサルタント)、ベン・ウィショー(ルネ・アンタール)ほか
映画「ザ・バンク 堕ちた巨像」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・バンク 堕ちた巨像」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・バンク堕ちた巨像の予告編 動画
映画「ザ・バンク 堕ちた巨像」解説
この解説記事には映画「ザ・バンク 堕ちた巨像」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・バンク堕ちた巨像のネタバレあらすじ:起
ドイツ・ベルリン。世界第5位の巨大国際メガバンク“IBBC(International Bank of Business and Credit)”が、大金をはたいてミサイル誘導装置を不法に購入しようとしている疑惑を追っていたインターポール捜査官のルイ・サリンジャー(クライヴ・オーウェン)は、同僚と共に情報提供者に極秘裏に接触を図ろうとしましたが、サリンジャーの目の前で情報提供者と同僚が相次いで謎の死を遂げました。
サリンジャーは合同捜査をしているアメリカ刑事局の検事補エレノア・ホイットマン(ナオミ・ワッツ)と合流し、ルクセンブルグのIBBC本部に乗り込んで、ジョナス・スカルセン頭取(ウルリク・トムセン)に面会を求めるも断られ、更にはドイツ警察もIBBC側についており、重要な手掛かりは掴めませんでした。
ザ・バンク堕ちた巨像のネタバレあらすじ:承
サリンジャーとエレノアはイタリア・ミラノに飛び、IBBCがミサイル誘導装置を買うであろうヨーロッパ最大の軍事メーカー“カルビーニ・ディフェンス社”の社長にして次期イタリア首相候補との呼び名も高いアンバート・カルビーニ(ルカ・バルバレスキー)と面会、IBBCが紛争国を借金まみれにして裏で支配する陰謀の情報を得ましたが、その直後、カルビーニは何者かによって暗殺されました。
サリンジャーとエレノアは暗殺者を追うも、取り逃がしてしまい、二人ともイタリアから退去を命じられますが、空港で暗殺者が義足を付けているという情報を掴み、暗殺者が向かったとみられるアメリカ・ニューヨークへ飛びました。
ザ・バンク堕ちた巨像のネタバレあらすじ:転
サリンジャーとエレノアはニューヨーク市警やFBIの協力を得て、特徴的な義足の足跡から暗殺者“コンサルタント”(ブライアン・F・オバーン)を発見、その後を追うとコンサルタントはグッゲンハイム美術館の中に入っていきました。
コンサルタントはスカルセン頭取の側近ウィリアム・ウェクスラー(アーミン・ミューラー=スタール)と接触を図ろうとしていましたが、コンサルタントの口封じのためIBBCから差し向けられたヒットマンが現れて銃撃戦となり、コンサルタントは殺害されてしまいます。
サリンジャーとエレノアは身柄を確保されたウェクスラーに対面し、捜査への協力を要請しました。
ザ・バンク堕ちた巨像の結末
最初は頑なに拒んだウェクスラーも、サリンジャーの説得に折れて捜査への協力を約束しました。ウェクスラーは、政府、多国籍企業、犯罪組織など国際的なあらゆる組織の裏側で暗躍してきたIBBCに対抗するには、もはや司法や行政の枠を超えた決着方法しかないと告げました。
サリンジャーは家族の命が狙われる危険のあるエレノアに一件から手を引くよう命じ、カルビーニの息子たちに真相を明かすと、ウェクスラーと共にトルコ・イスタンブールに飛び、スカルセン頭取自ら直接取引に出向く取引場所に向かいました。
ウェクスラーは殺害され、サリンジャーは最後の手段としてスカルセン頭取に銃を向けますが、スカルセン頭取はカルビーニの息子たちが報復のために雇った殺し屋によって殺害されました。
サリンジャーは一人その場に立ち尽くしました。一方、エレノアのチームは頭取のいなくなったIBBCへの包囲網を着実に固めていました。
以上、映画「ザ・バンク 堕ちた巨像」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する