ビリオネア・ボーイズ・クラブの紹介:2018年アメリカ映画。1980年代、ビバリーヒルズ、ロサンゼルスを舞台とした「ビリオネア・ボーイズ・クラブ(BBC)事件」はアメリカで多くの注目を集めました。ビリオネアとは億万長者のことですが、20代の若者たちがうまい投資話をもちかけ、資金に行き詰まり犯罪に手を染めていく事件でした。『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』は若者の栄光と没落を描き、アメリカでも簡単には金持ちになれない、金儲けには努力が必要、資産運用は慎重に、など多くの教訓を与えてくれる映画です。
監督:ジェームズ・コックス 出演:アンセル・エルゴート(ジョー・ハント)、ケヴィン・スペイシー(ロン・レヴィン)、タロン・エガートン(ディーン・カーニー)、エマ・ロバーツ(シドニー・エヴァンズ)、ジェレミー・アーヴァイン(カイル・ビルトモア)、ほか
映画「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ビリオネア・ボーイズ・クラブの予告編 動画
映画「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」解説
この解説記事には映画「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ビリオネア・ボーイズ・クラブのネタバレあらすじ:起.BBCの設立
1983年のロサンゼルス、ディーン(タロン・エガートン)は車を売って金儲けをしていますが、高校時代の同級生ジョー(アンセル・エルゴート)に出会います。ジョーは投資会社勤務ですが、ディーンはジョーをパーティに誘います。ロスの仮装パーティではディーンとジョーはレーガン大統領夫妻に扮して人気を集め、参加者に金の投資について熱く語ります。ディーンとジョーはビジネスを始めることを考えますが、それはBBCという若者向け投資会社と社交クラブでした。ディーンはジョーにロン(ケヴィン・スペイシー)を紹介します。ロンは派手な生活で多くの有名人の知り合いがいます。ジョーもロンを信用し、ロンはBBCに関わることになります。BBCの会合でジョーは顧客のカイルが金市場の下落で5000ドルの損失を出したにもかかわらず、5000ドルの利益が出たと嘘をつきます。その晩のパーティで、ジョーとディーンはロンに会い成功を祝い、ジョーはシドニー(エマ・ロバーツ)という魅力的な女性に出会います。
ビリオネア・ボーイズ・クラブのネタバレあらすじ:承.BBCの大成功
ジョーはロンからアドバイスを受け、BBCへの投資家を集め始めます。BBCのオフィスも開設され年上のロンは若いBBC幹部を指導し、社名を「ビリオネア・ボーイズ・クラブ(億万長者の少年のクラブ)」だと呼び社員を熱狂させます。社員は出資者、投資家を集め、ジョーも金相場が良く、利益をあげます。ジョーの父ライアン(ジャド・ネルソン)は息子のビジネスを心配しますが、ジョーは大丈夫だと言います。ビリオネア・ボーイズ・クラブはエネルギー会社とビジネスを始め、ジョーはエネルギー会社幹部の前で熱弁をふるいます。豪邸を買うビリオネア・ボーイズ・クラブ幹部たち、ジョーはシドニーと交際を始め、彼女も豪邸に暮らします。1983年のビリオネア・ボーイズ・クラブのクリスマスパーティは豪華そのもので、ビリオネア・ボーイズ・クラブの明るい未来を予想させました。
ビリオネア・ボーイズ・クラブのネタバレあらすじ:転.BBCの投資の失敗、詐欺と犯罪
1984年、ジョーは取引先よりロンの口座には金などなく、ビリオネア・ボーイズ・クラブを騙していたという連絡をうけます。その後、ジョーとビリオネア・ボーイズ・クラブはロンが詐欺師であることを理解します。ジョーは怒り狂いますが、シドニーは「少し休暇をとったら?」と心配します。しかし、ジョーは金を返さなければならず、それどころでないといいます。ジョーはロンをみつけますが、ロンは後で話そうといいます。ビリオネア・ボーイズ・クラブ幹部はロンについて脅しや殺人を討議します。ジョーはロンの家にボディガードのティム(ボキーム・ウッドバイン)と訪れます。ジョーとティムはロンを殴って拳銃で脅します。ロンはニューヨークでの新たな詐欺の話を持ちかけますが、ティムを侮辱することを言います。怒りのティムはロンを射殺します。シドニーはジョーを両親に紹介するためレストランで待っています。殺人後、ジョーは遅れて到着しますが、血を見られると退席します。ジョーはティムとロンの死体を埋めます。
ビリオネア・ボーイズ・クラブの結末:さらなる犯罪とジョーのその後
ディーンはジョーと議論し将来を話し合います。ビリオネア・ボーイズ・クラブ幹部はメンバーであるイジーの、ペルシャ系の父の資産に目をつけ、彼を騙して資産を手に入れることを計画します。イジーらビリオネア・ボーイズ・クラブ幹部は父を騙し、ロサンゼルスに連れて行こうとしますが、父は麻薬を吸い倒れてしまいます。ビリオネア・ボーイズ・クラブの幹部は父を箱にいれてロサンゼルスに戻ります。ロスに戻るとイジーの父は息を吹き返し、ディーンと乱闘になりますが、ディーンは彼を絞め殺します。ジョーとディーンは死体を埋めます。ジョーはシドニーに会いに行きますが、シドニーから「もう会いたくない」と言われます。シドニーは「ジョーを駄目にしたのはお前だ」とディーンを蹴飛ばします。ジョーとイジーは偽造文書を作りペルシャ系の父の遺産をだまし取ろうとしますが、ジョーは殺人罪で逮捕されます。ディーンも警察で犯罪を自白します。
映画の最後の字幕で、ジョーに終身刑が言い渡されたこと、ジョーは刑務所でいまだに無罪を主張していることが流れます。
以上『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』のあらすじと結末でした。
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