片腕マシンガールの紹介:2007年アメリカ,日本映画。女子高生が弟の命と自らの片腕を奪った者たちに復讐する血しぶきたっぷりのスプラッターアクション映画。低予算作品ながらカルト的な人気を博している。これを見るとしばらくは天ぷらも寿司も食べられなくなるかもしれません。
監督:井口昇 出演者:八代みなせ(日向アミ)、亜紗美(杉原ミキ)、川村亮介(日向ユウ)、西原信裕(木村翔)、石川ゆうや(杉原スグル)、島津健太郎(木村龍二)、穂花(木村スミレ)その他
映画「片腕マシンガール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「片腕マシンガール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
片腕マシンガールの予告編 動画
映画「片腕マシンガール」解説
この解説記事には映画「片腕マシンガール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
片腕マシンガールのネタバレあらすじ:起・弟が殺される
日向アミはスポーツが得意な女子高生。けんかで顔にあざをつくったという弟のユウを「意味のない暴力はいけない」という父の教えに基づいて叱る。父が殺人の嫌疑をかけられたために両親は自殺していた。
しかし、ユウのあざはけんかではなく、忍者服部半蔵の血を引くヤクザの息子である木村翔とその子分の生徒たちによるサディスティックないじめによるものだった。ユウと友人の杉原タケシは恐喝されたあげく殺される。警察は二人の墜落死を自殺として処理するが、アミはユウのノートに殺したいやつのリストを発見する。
片腕マシンガールのネタバレあらすじ:承・姉、鬼畜となる
アミはユウのノートに名前のあった生徒の一人に会いにいくが、息子を守ろうとする両親の残忍な暴力に遭う。怒ったユウは生徒と母親を惨殺するが木村翔が首謀者であることをつきとめる。ユウを殺した生徒たちを全員殺すまで鬼であり続けることをアミは誓う。
アミは翔の家に忍び込むが捕まり拘束される。そして翔の父・龍二と母・スミレの拷問を受けて片腕を失う。しかし、痛み止めの注射をしにきたヤクザを殺して逃げる。
片腕マシンガールのネタバレあらすじ:転・鋼鉄の腕
命からがらアミが逃げ込んだのは杉原タケシの両親の経営する自動車修理工場だった。タケシの父スグルは医者の息子で昔は暴走族仲間の手当てをしていた経験を生かしてアミの腕を縫う。母のミキは以前アミを殺人者の子供とののしったことがあったが、ミキとアミは腕相撲をして互いの根性を認め合い、確執を捨ててユウとタケシのかたき討ちのために協力することになる。スグルは、アミのために鋼鉄の腕、腕に装着するマシンガンを造り始める。ミキはアミに格闘技の猛特訓を課す。
翔は自動車修理工場にアミがいることを突き止め、忍者たち(翔の子分の生徒たち)を差し向ける。ミキは腹に負傷し、スグルはようやく完成したマシンガンをアミに渡すが手裏剣によってばらばらにされてしまう。アミはマシンガンで忍者たちを撃ち殺す。
片腕マシンガールの結末:神社での死闘
ミキとアミは捕虜のヤクザを拷問して聞き出した、木村一家のアジトである神社に向かう。二人を迎え撃つのは翔と父親によって組織された、アミに殺された生徒の父母たち。凄惨な戦いが続く。アミはついに木村龍二を殺すが、チェーンソーをもって戦ったミキが木村龍二の武器で足をもがれて死んだ。敵は木村翔とスミレだけになる。翔は三人のいじめられっ子を盾に取り、スミレは胸のドリルブラによる攻撃でアミを窮地に追いやる。しかし、ドリルの動きを止めることに成功したアミは一瞬のすきをついて翔とスミレの顔をチェーンソーではねる。いじめられっ子を解放したアミは弟の元へ行こうと刀を首にあてるが、そこには新たな敵の気配が…。
以上、映画「片腕マシンガール」のあらすじと結末でした。
日本での表現規制を一切無視する為、海外で製作され日本にやってきた逆輸入映画。とりあえずスプラッタ描写が激しく、血も「ピュー」と勢いよく飛び出て清々しい。寿司、天ぷら、忍者、ヤクザなど海外の方がイメージする日本がこれでもかと描かれていて面白い。監督はスカトロAV監督なのでかなり下品な描写があるが、好きな人は好きなジャンル。ピータージャクソン監督の「ブレインデッド」が好きな人は好きそう。